2024/11/25 のログ
リーティア > 少年が口にした料理は自分からすると少し高いかな、というぐらい。
なので駄目とは言うこともなく。

そして自分だけでは悪いと少年の分のエールも注文するお人よし。
もし二杯目を頼まれてもそこは駄目というのだが、一杯ならと。
自分が頼んだ軽食を見てから、少年の料理を見ればとても美味しそうに見えてしまい。

「うん、遠慮なくどうぞ」

少年にそう返してはエールを一口飲んで軽食、サンドイッチに口をつけて一口。
食べなれた味に舌包みを打っていれば、少年も香草焼きにナイフを入れているのが目に入り。
肉を切れば、よく焼けた断面やあふれる肉汁、ソースの香りが美味しいと自己主張しているようであり。
それを美味しそうに口端を汚しながら食べる姿は本当においしそうに見えて。

「え、えっと……一口いいかな?
あ、おねーさんじゃなくてリーティアね」

本当は全部どうぞ、と言いたいがあまりに美味しそうに食べる姿に気になってしまい。
少年の言葉に少し戸惑うも一口とお願いしてしまい。
そこで名前を教えていなかったことを思い出しては名前を告げ。
そして一口下さいというように、あーんと口を開けて。

アルブス > 自分は香草焼きを食べながら、奢った相手はサンドイッチ。
なんだかずいぶん悪い事をしている気になりながらも、食欲には勝てず。

とはいえ全部食べ尽くすのもどうかと向けたなら、名前と共に唇を開けて待つ様子。
いやいやいや、初対面の相手に隙を見せすぎでしょ、とも思いながら、桃色の唇に一瞬気を取られ。

「…っは。あ、っと、はい、いますぐよろこんでー? ……どぞどぞ。
 俺はアルブス、です? えっと、よろしく? リーティア、さん?」

我に返りながらに少々あわてるままに喋るものだから、どうにも妙な言葉選びになってしまいつつ。
ちらりと見える彼女の咥内にちょっとエロティックなものを感じてしまったりしたから、
名乗りもどうにも締まらない。食欲の次は性欲かよ、と、腹の次に言う事聞かないもっと下のほうの部分に心中で悪態をつく。
胃も股間も喋れたならぜんぶお前のやがな、と、つっこみを返してきそうなくらいの無理くり他責思考。

そんなこんなで食事を済ませつつ。宿は無いけど食事が出来ただけでもラッキーと、エールと水も飲みほしてはくちくなった腹を撫でつつ。
さて、皿洗いでも手伝う代わり軒下交渉か、と、思いを馳せて。

リーティア > 時々にお肉は食べたくはなるが基本的には軽いものがメイン。
美味しそうに食べる少年を見れば、偶にはお肉でもよかったかなと思ってしまい。

そんな時に食べるかと勧められると欲には勝てず。
自分からどれだけと切るのも悪いので、少年が良い分でいいというように口を開けて。

「んー…おいしいね、これ。次はこれを頼んでみようかな。
アルブス君ね、よろしく」

少年の言葉使いが少し変になったかな、と思うがあまり気にせず。
一口貰えば、その美味しさに次は頼んでみようと決め。
そして少年の名前を聞けば、同じ冒険者ならばもしかしたら依頼で組む可能性のあるので、よろしくと笑顔を見せ。

そうして食事をしながら話をしたりとしては食べ終わってしまい。
軽食とエールでおなかも膨れていい気分となって。

テーブルに代金を置いては少年に美味しかったねと笑いかけ。
宿について悩んでいるかなど思いもせずにいて。

アルブス > エルフは草しか食べないとかそんな悪口も聞いているが彼女はそうでないのだろう。
あるいは悪口は悪口で噂なだけ、もしくはエルフでもないのかも。

彼女の口元に肉を運び、咀嚼する様子を眺めていればよろしくと言われ、言葉なくこくこくと頷く。
酒を飲んでほんのり色付く頬に唇。目元。隙の多い女神のそんな姿にどぎまぎしつつ。

「あー。あー。えっと、ほんとあざっす。さて、えっと、今夜の寝床はどうしよっかな」

代金をしっかりと二人分、テーブルに置かれる。それを店の主人が回収していくのを見ては、今声をかけて交渉するべきか、それとも彼女を見送るべきかと迷ってしまいながら。

酒場はまだ人もいるが、多くは冒険者だからか明日に備え宿に向かう者も多い。
食事を終えて席を立たず、愛想笑いを浮かべながらに二の腕やら、脇下やらと手を遣る様子。

へへ、と、リーティアに笑いかけながら、どうぞ気にせず部屋へと促すようにし。
自分は宿とは違う方向にと足を向けて。

リーティア > エルフはエルフでもハーフであり、食に拘りはなく。
食べたいものを食べるという姿は人間と変わらずであり。

余り食べないお肉も食べれば美味しいものであり。
エールも飲んでいるので、肉の味もよりおいしく感じてしまい。
肉を食べた後にエールを口にしては幸せそうに笑みを見せ。

「気にしないでいいよ。宿、ここでとれるよ?」

代金を店主が持っていくのを見送れば、あとは部屋に帰って休むだけ。
どうしようかという少年に、ここで取れると口にし。

自分たちのように食事を終えた冒険者は部屋にと戻っていくのを眺め。

そして部屋にと促すように言ってから、どこかに少年が向かおうとするのを見ては宿代もないのだとわかり。
さすがに二部屋分の余裕はなく、少し酔った頭で考え。

変なことしないならいいよ、とその少年を捕まえ宿のほうへと引っ張って行って

アルブス > 軒下交渉も彼女が宿に向かってからにしようと思った矢先。
なぜか細い指が腕を掴まえ、宿の方にと引っ張られていく。
いやいやダメでしょ。変なことするでしょ。オスなんてみんな淫魔の下位互換なのよ。
魔族的な言い回しを内心でもらしながらもほろ酔いハーフエルフに妙に力強く引っ張られていく。
ヤダ強引。男前。言ってる場合か。

「リーティアさん、いやその、違う、最初の警戒具合思い出してー!?」

不躾な手合いを警戒していたのに油断の基準が緩い。とはいえ抵抗するには酔った彼女に無体はできない…と、言い訳しつつにもちろんちょっと期待もしつつ。

でも勝手に一部屋二人で使うのまずいよなーと宿の主人に目を向ければ、なぜかサムズアップで見送られていく。
人を肴に巧そうに酒飲んでんじゃねぇ業務時間だろくそぅ。

善意からなのだろうけれど、困ったなと思いながら、どきどきと心臓跳ねさせながら。
彼女に連れられ、宿の部屋にと向かっていくのだとか。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 冒険者ギルド出張所」からアルブスさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 冒険者ギルド出張所」からリーティアさんが去りました。