2024/11/04 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道「まれびとの道」 個室馬車」にルーベルさんが現れました。
ルーベル > 街道を進む個室馬車。
その中に乗っているのは貴族の魔導士と、もう一人。

上等な魔導具技術を仕込んだ馬車は揺れは少なく、窓も外からは見えないのに中からは外が窺える特殊な造り。

特にどこか目的があるわけではなく、いわば散策にも似た街道道中。
水遊場あたりまで訪れてみてもいいし、適当な街まで行脚してもよい。

目的は場所でなく、新しい技術を仕込んだ馬車の試運転そのものなのだから。
それに、退屈を凌げるものは、今は膝の上で男の手で身体をまさぐられ、細く息を漏らして耳を愉しませている。

お付きの侍女だったか、気紛れに捉まえた平民、冒険者、そんな手合いだったか、捕えた罪人、他種族だったか、何か依頼、陳情のあると言ったものだったか、貴族に擦り寄る手合いのものだったか…。

どうだったかと考えながらに触れる身体は手慰み。
乗り心地を確かめる方に今はまだ意識が向かっていて、膝上の相手のことからは一時、意識がずれていた。

ルーベル > 馬車の外では冒険者や旅人、隊商などが通り過ぎていく。

硝子内側からべちり、と、何か柔らかい肉が押し当てられたような衝撃が伝わるも、元から遮音の魔術も仕込んであり、曇ったようなふうな硝子の窓、その中では何が行われているか分からない。
さらには車輪が回り地面と擦れる音でその不自然さは周囲には伝わらなくて。

ごくごく普通の道中を進む馬車は、野営地の一つで引き返し、王都に向かって戻っていって…。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道「まれびとの道」 個室馬車」からルーベルさんが去りました。