2024/09/21 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 冒険者ギルド出張所」にササリさんが現れました。
ササリ > 炎と土属性の魔術は、派手だ。
いわゆる溶岩属性と呼ばれ、派手に焼けた岩を投げ飛ばすような術が良く知られる。

極端な例で言えば、攻城戦のような状況や、見渡す限りの敵がぞくぞくとやってくる………そんな場所で最も輝く魔術だ。

んで、そんな状況ってあんまりない。


「はーい、新しい依頼を持ってきましたよー。」

本部に集まった依頼を抱えてやってくる魔術師。炎と岩を専門にした、上記派手な魔術のスペシャリスト。
強さに比して活躍の場が少ないので、基本的にお留守番体質の女である。

ササリ > 『魔法も使えるってことだし、占いでも始めたらいいんじゃない?』


冒険者仲間のこの無責任な一言で占い師としてサブキャリアを歩み始めたこの女。
ジプシーっぽい衣装がいいよ、怪しげな衣装がいいよ、ちょっとミステリアスな方がいいよ、というアドバイスの数々を受け入れた結果、化け物のような肌の露出になってしまった女。

特にそれを生かすこともなく、客のいない占い師を続けている。
もちろん稼ぎはないので、冒険者ギルドからちょっとだけお使いをいただいたりして働くこともあるのだけれども。


「何かこう、洞窟を埋め立てるとか、塔を更地にするとか、そういう依頼こっちには来てませんー?」

物騒な依頼探しをする。まあ、無いのだけれど。

ササリ > 「そうかぁー。また一週間くらい占いで稼がないとなー。」

一応占いの勉強も始めている。開業してから始めるのもまた自由。この世界は自由で満ちている。
時々知り合いが来ては、雑談がてら占いをしてお金を恵んでくれているというのが実情であるが。

「そういえばー、ここ最近治安がよくないみたいだけれど、そっちは大丈夫ー?」

出張所の受付と軽く話す。
ある意味、戦闘になったら周囲に多大な地形変化を巻き起こす彼女は切りたくないカードではあるのだが、それでも戦闘力はある。
いざ、凶悪な敵が出てきたときは出番が無いわけでもない。

危険な生物が近くにいるという噂があれば、その準備もしなければならないのだ。

ササリ > 「……んふふ、はぁい。呼ばれたらいつでもいくからねー。」

手をひらひらと振って、微笑む。前髪を長く伸ばして見えない瞳は、ミステリアス感を演出して。
いざ呼び出されれば、The 固定砲台として周囲を灰燼と化すのだ。
……だからなかなか呼ばれないのだが。


「……んーっ……、占いの準備をしますかぁー。」

ふわあ、とあくびをしながら伸びを一つ。視線は集めれども、全く気にする素振りも無く。
平民地区に建てられた彼女の小さな小屋へと戻るのだ。

ササリの占い小屋、好評営業中。
当たるか当たらないかは、貴方の行動次第………。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 冒険者ギルド出張所」からササリさんが去りました。