2024/07/25 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道「まれびとの道」」にエリビオさんが現れました。
エリビオ > 草原が茜色に染まる時刻。
乗り合い馬車で移動する市民も少なく、遠くモンスターや害獣が屯する様も見える開けた通り道で。

「ふぅ……きっつ」

身の丈より大きな包みを背に抱える黒髪の少年はあがりからぬ脚を引きずるように王都を目指していた。
疲労の色濃い隈ある目は前方を見て、まだ朧にしか浮かばぬ王都の姿にため息を零した。

「あと、ちょっと。頑張れ。頑張れ」

自分に言い聞かせるように独り言をつぶやきながら縺れそうな足を前に前に進める。

エリビオ > 「つい……た」

王都の門を潜って内壁に入ったところで崩れ落ちるように腰を下ろし。
ほんの少しだけ休憩してから帰路についた。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道「まれびとの道」」からエリビオさんが去りました。