2024/06/29 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道「まれびとの道」」にジェイクさんが現れました。
ジェイク > 王都から離れる事、数刻。近隣の村落に通じる街道。
普段から人の往来が多い道を遮るように柵が設けられ、
脇には幾つかの天幕が建てられて、簡易的な陣営の趣きを為していた。
街路に立ち、通行する馬車や通行人を差し止め、積み荷や身分の検査を行なっているのは王都の兵士達。
曰く、最近、山賊や盗賊の類が出没するために検問を敷いているという名目であるが、
実際は隊商からは通行税をせしめ、見目の良い女がいれば取り調べの名を借りて、
天幕でしっぽりとお楽しみという兵士達の憂さ晴らしと私腹を肥やすための手段に他ならなかった。

「――――よし。次の奴、こっちに来い。」

でっぷりと肥った商人から受け取った賄賂を懐に入れて、隊商の馬車を通せば、
列をなしている次の順番待ちの通行人に近寄るように告げるのは一人の兵士。
何よりも厄介なのは、彼らが紛れもない王国兵士であり、市井の民が逆らえない事だ。
そして、その事を理解している兵士達は、国の為ではなく利己的に民を食い物にしている最低最悪な屑揃いであった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道「まれびとの道」」からジェイクさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 草原」にエレイさんが現れました。
エレイ > ──まだ日の高い時間帯。
爽やかな風の吹く街道脇の草原を、馬に騎乗しゆっくりと進む金髪の男が一人。
日差しに眩しげに目を細めつつ、くわわ、と、一度でかい欠伸を漏らし。

「ンー……さ、今日ものんびり昼寝タイムとしゃれこみますかねぇ……──ンン?」

目元を擦りつつ、街道から程々に距離のある、いつも昼寝に利用している辺りまで辿り着けば、
ぽつんと一人立つ人影に気づいてぱちくりと瞬きし。
自分以外にこんなところまでやってきている者がいるなど珍しい、なんて考えながら、
馬を歩かせ緩やかにそのそばまで近づくと、へらりと笑みを浮かべながらその相手を見下ろし声をかけてみる。

「──やあやあコンニチハッ。お一人ですかねぇ?」

エレイ > 声をかけられた相手がどう答え、その後どういうやり取りがあったかは当人たちだけの知るところで──
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 草原」からエレイさんが去りました。