2024/01/21 のログ
アウローラ > 「ふぅむ、偶然というと結構運がいいのかね?
 博打みたいなコトになるなら、わたしには難しいねぇ…。
 お、それは嬉しい申し出だ。是非お願いするよ、タマモ」

顎に指をあてながら唇を尖らせてむぅーんと考え込む仕草から、ぱっと表情が明るくなる
言質で一人で右往左往するよりも、案内人がいてくれたほうが大いに助かるというもの
宿も見つけなくてはいけないし、作品を売れる場所も探したいところ
しばらくは王都を拠点にして、この国のことを知っていけたらと思っている
提案に対して笑顔で頷き、食べやすい温度になったマシュマロを頬張る姿を見る
外見だけ見れば若い娘同士が月明かりの下で野営をしているところだが
流石にこんな時間に通りかかる者もいないようだ

「それじゃ、明日の夜明けから出発しよっかな」

ナップサックを開けて、厚手の丸めた布を拡げる
地面につもり雪を除雪したところに茣蓙を敷き、布を敷いて簡易寝床を作り上げた
杖を手にくるりと周囲に円を描き、外界から不可視の状態にする結界魔法を貼る
攻撃魔法は一切使えない分、便利で防衛に優れる魔法は覚えているようだ

「ちょっと狭いけど、タマモも寝るなら入るといい」

食べ終わったらあとは明日に備えて休む時間
残念ながら一人旅なので、寝床は一人分しかないのである
同衾してもいいと誘いつつ、どうするかは彼女に任せた

タマモ > 「あー…そうじゃのぅ、自慢ではないが、運は強いと自負しておる。
ゆえに、勝負事が苦手であれば、難しいじゃろうなぁ。
うむ、細かく隅々まで、はさすがに覚えておらんが、大雑把な案内なら任せるが良い」

とは言え、人と人との関わり合いは、運の一言では難しいもの。
大体は力押し、なのだが、それを少女に…は、言っている通り、難しいだろう。

案内に関しては、どうやら任されたらしい。
自信満々にどんっと胸を打つのだが、その言葉はどこか頼りない。
変に正直に言うのは、良い時と悪い時があるものなのだ…わざとだが。

さて、もしゃりもしゃり、美味しくマシュマロを頂き、ずずず、とお茶を流し込む。
小腹が空いてもいたのだから、ちょうどいい塩梅だった。
後は、これからどうするか、だが…

「ふむ…夜明けから…ゆっくりでも、良いのではないかのぅ?」

その言葉から、朝早くを想像したのか、えー?みたいな表情。
ゆっくりのんびりを提案しながらも、何やら準備を行う少女を何だろう、と見遣る。
魔法とかは良く分からないが、休める場所を作ったらしい。
周囲からは見えない…らしいが、それも見た目は分からない。
ただ、何となく、安全になったのだと、それだけは直感で理解した。

「おや、妾も良いんじゃろうか?
お主が良いと言うならば、遠慮はせんが…のぅ?」

寝床は一人分、まぁ、その幅を見れば、それはなんとなしに分かる。
一緒に寝る…それを考えると、こう、色々と浮かべてしまうのは、己の性分だろう。

アウローラ > 「折角なら朝からゆっくりいろんな所回りたいからね。
 夜明けに出発すれば、いい塩梅で王都につくと思うし?
 朝起きるの苦手なら起こすから心配は無用だよ」

えー、みたいな表情を見てふっふ、と笑う
どうせ夜明けに起きても支度してるうちに陽が昇ってからの出発になりそうだ
旅生活をしてると、野営をした翌日は大抵明るくなったら即行動、が基本の娘である
あとなんとなく彼女は寝起きが悪そうな気配がする
勘だ
結界魔法の中は焚き木を消したとしてもほんのりと温かい
ごそごそと寝床の中に入れば、一応端に詰めておく
なんとか二人ひっつけば寝られるだろうというところ
巻いているスカーフマフラーを枕代わりにして、よっこいせぇとやや年寄りくさい声をかけて完全に横になった

「狭いけど気にしないんならどーぞ。
 …………。でも明日は早起きだからね、抱き枕以上のことはなしだよ」

なんとなく、何らかの気配を察知したので釘を刺した
ほれ、と掛け毛布を軽く上げて隣のスペースを指す
来てくれるのなら薄手である毛布をかけて、自分よりは多少小柄な少女の体をぎゅっと抱きしめるだろう
そのまま健やかな寝息が聞こえてくる筈
寝入りの達人である
何かあるのか、それともなかったのかは、夜明けに知る事になるだろう

タマモ > 「………お、おぉ、そうなのか。
むむむ…そう考えれば、確かに夜明け…うぐぅ」

うん、起きてから、どれだけで王都に到着か、なんて考えはなかった。
だからなのか、計算された予定を聞けば、そんな反応を示してしまう。
それを考えると、遊んだりしては間に合わない、また早起きして移動は…面倒だ。
寝起きが悪い、と言うのもあれば、唸ってしまうのは仕方なし、か。

寝床に入り、端に詰める少女を見れば、確かにギリギリ二人分、か。
空いたスペースへと、よいせ、と腰をまず下ろすのは、なんとも似た者同士と言うところか。

そうして、寝床に横になるのだが、何かしようかどうしようか、そう迷ったところで…掛かる声。
狭いのは気にしないから無問題、早起きだから…となれば、余計な事をするのも、と考えてしまう。
ここは仕方無い、はふん、と溜息を一つ、吐いたりはするのだが。

「ならば、到着して余裕が出来たら、抱き枕以上の事は、良いんじゃろうか?」

とか、そんな事を聞いてみるが、その答えが、どう出るのやら。
楽しみが後になるだけ、ならば、ここは一つ我慢をしよう。
そんな考えを浮かべる訳だが、実際にどうなるのかは、少女次第だ。

遊ぶ時は遊ぶ、寝る時は寝る、その辺りは慣れたもの。
まぁ、寝転がれば抱き付いてくる、そんな温もりも悪くはない。
諦めがなんとか付けられれば、そのまま、少女に続いて眠りに付くのだろう。

アウローラ > 「んへぇ、ふかふかだぁ…」

隣にきた少女を抱き枕に、ふわふわの玉子色の髪に顔を埋めて耳をツンツンとしてみたり
嫌がるならやめるけれど、二人分の体温があればすぐに温まりそう
重ねられた問いには、ふ、と笑って「余裕が出来たらね」と狐耳の傍で囁くように告げる

何事もなく夜明けになれば目を覚ましたハーフエルフが毛布をはぎ取って景気よく鍋を叩いて起こしたり
簡易的な朝食を作って食べたりしながら、王都へと出発する頃にはくっきりとした青空が広がっていただろう──

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道「まれびとの道」」からアウローラさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道「まれびとの道」」からタマモさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 冒険者ギルド出張所」にノーマさんが現れました。
ノーマ >  
「えーっと、こんでこれでこーなって、こーでー」

女は受付に済ませてきた依頼の報告をする。
だいぶ雑にも聞こえるが、一応必要なことは話しているし出張所ということもあって大目に見られている。
そういう気楽さもあって割と此処に出没することがあった。

「……さて、と」

報告は終わったので、あとはどうしようか、という顔。
ひとまずは少しくつろいで……王都に戻るか、それとも新たな依頼を探そうか。

「ま、とりあえずは休むかね」

軽く依頼を眺めてから、座り込む。
ぽつぽつ人はいるし、何か起きるかもしれないし、なにもないかもしれない。
のんびりとあたりをみやった。

ノーマ >  
「んー…」

特に、何事もなし
では今日は帰るか、と決めて。
王都に戻っていった

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 冒険者ギルド出張所」からノーマさんが去りました。