2023/12/10 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道「まれびとの道」」にジェイクさんが現れました。
■ジェイク > 王都から離れる事、数刻。近隣の村落に通じる街道。
普段から人の往来が多い道を遮るように柵が設けられ、
脇には幾つかの天幕が建てられて、簡易的な陣営の趣きを為していた。
街路に立ち、通行する馬車や通行人を差し止め、積み荷や身分の検査を行なっているのは王都の兵士達。
曰く、最近、山賊や盗賊の類が出没するために検問を敷いているという名目であるが、
実際は隊商からは通行税をせしめ、見目の良い女がいれば取り調べの名を借りて、
天幕でしっぽりとお楽しみという兵士達の憂さ晴らしと私腹を肥やすための手段に他ならなかった。
「――――よし。次の奴、こっちに来い。」
でっぷりと肥った商人から受け取った賄賂を懐に入れて、隊商の馬車を通せば、
列をなしている次の順番待ちの通行人に近寄るように告げるのは一人の兵士。
何よりも厄介なのは、彼らが紛れもない王国兵士であり、市井の民が逆らえない事だ。
そして、その事を理解している兵士達は、国の為ではなく利己的に民を食い物にしている最低最悪な屑揃いであった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道「まれびとの道」」からジェイクさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 冒険者ギルド出張所」にバランガさんが現れました。
■バランガ > 街道に設置されたギルドの出張所は相応に賑わいを見せていた
大部分は冒険者であり、報告をして新たな依頼を見つければ出ていく者が多く、出張所に長居するのは依頼者側であることが多い
かくいうこの男も、荷物を王都へと運ぶための運搬護衛の依頼を出しているところだった
「ま、夜までにゃあ誰ぞ捕まるやろ」
王都に戻らず、ここを拠点に周辺を探索する冒険者は多いが、だからといって王都やダイラス等の他都市に向かう者が居ないわけではない
特に王都行きならば割合すぐに捕まるだろうと目算を立てていた
報酬はそこそこ、ただし受付には可能な限り女冒険者を割り当てるように賄賂も渡してある
あとは、都合のいいそんな女が現れるのを待つばかりで―――――
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 冒険者ギルド出張所」からバランガさんが去りました。