2023/10/17 のログ
■リサ > 「一人よりも安全だからね。そうそう、その辺りに気を付けるといいかも。
やっぱりあこがれるよね、英雄になりたいって思ったりしない?
本当にそれが一番大事だよ」
少年の笑顔と言葉には本当に無欲なのだと思い。
そして偶然か故意かは判らないが胸に視線が向くと恥ずかしくて。
「そういう事。リッカなら大丈夫だって私は思ってる。
うん、いい仕事も。例えば報酬が良かったりするのがあるかな」
同じ採取でも報酬が多いのとかもあるのだという事を首を傾げた少年に説明し。
同じ依頼主の依頼を何度も受けたり、ギルドに貢献してるとあったりすると、持ちつ持たれつな事を口にして。
「私はあれは無理だったから。リッカの頭ぐらいの石でも壁に穴が開くからね。
ふふ、成功するのを祈ってるね」
きっとそういう依頼も一定数は残っているのですぐに機会があると思い。
料理が届くといただきます、ナイフで切り分け口に運び、その味に舌包みを打っては美味しいねと笑って。
■リッカ > 「ちゃんとみんなで行動……。近所の子供でも一人で遊ぶなーいわれてましたしねえ。大人のお仕事でも大事やあ。
んー……。かっこええんはむっちゃかっこええですけど……。でも英雄さんってみんな死んでる……。
えへへ。じゃあ、これからも1番がんばりますっ」
冒険者の酒場なんかで吟遊詩人が弾き語っているのをきくと、なんか……英雄ってみんな死んでる……というのが子供の素直な感想なのだった。
故意では決してなくって。お姉さんのお胸みたろーっていう故意ではなくって。自然とひかれるから。お顔とお顔きっちり向き合ってる分、余計にちょっと下に向く視線は目立ってしまう。
「えへへ。じゃあリサさんがそう思ってくれたの破らへんように、しっかりしますねっ
……おおー……大人もたまにこう、誤魔化しでごめんねーみたいなんするんですねえ」
家族でたまにあるような、ちゃんと謝ってないけどこの行動で謝ってる、みたいなことがあると……あんまり大人はちゃんとしないこともあると、目を丸くして知る。
でもそれはやっぱり持ちつ持たれつ。そういうのが構造なんだなあって、知らなかったこといっぱい知れて。腕組んでうんうん……。
「えへへ。男の子は力持ちっ!がんばりますっ!
宝石の原石とか見つかったらええなあ」
二人で料理をいただきます。小さな口におおもり切り分けて、柔らかほっぺたがもごもごなるような元気晩ごはん。
ぽわわ、と幸せそうに。美味しいですっと冒険者の場らしからぬアットホーム。
■リサ > 「一人だと報酬は独り占めだけど危険があると危ないんだよ。
それに冒険者が帰ってこないとギルドも困るからね。
死なない英雄もたくさんいるんだけどね……やっぱり吟遊詩人の歌はそんなのが多いかも。
うん、応援してるよ」
吟遊詩人の歌はやはり盛り上がりを重視するのもあり、死んだ英雄の話が多い。
だけども生きている英雄も居るからと説明し。
顔と顔を合わせている分、視線が動けばよくわかり、そういうのが気になると仕事なのだと見てしまって。
「私もリッカが大怪我とかして欲しくないから約束ね。
時々ね?でもそんなのはない方がいいんだけど」
如何しても依頼を受けて欲しいからそういうのもあると少し困った顔になり。
それでも大事にならないのはお互いに理があるから、そういうのはこれからもっと知れるかなと口にして。
「うん、元気でいいね。
宝石の原石は……場所次第かも」
大森に切り分けて食べる姿はまさに元気いっぱい。
幸せそうに美味しそうに食べる姿は本当に微笑ましく。
めったにないアットホームな食事にすっかりと気を抜いて食べていき。
「うん、今日はいい日だよ。リッカに出会えたし」
そう言っては、ありがとうと微笑んで。
■リッカ > 「むむ。一人でなんでもできるわけちゃうからなあ……。ええ人と組めるようおいのりおいのり……。
確かに危なすぎるってなると冒険者減ってまうなあ。
え。英雄さんってなんかこう、戦って死んだり恨まれて死んだりでじゃんじゃん死ぬやないんですか……ないんですね……。
僕は元気なほうで知られていきますっ」
ドラマチックに巨悪を打ち破って相打ちになったり、いきなり急転直下で儚く散ったり。なんやこの人ら死んでばっかりやん……なんて影響されやすい子供は思っていたのだった。
生きている人たちがいるということをしって、ちょっと男の子として頑張ろうって瞳がキラキラ。
たぶん食後には、お布団にお顔おしつけて足をバタバタするんだろう。なんで見ちゃうんだろう。でもきれい。
「ぅ……。そう言われてしまうと、その。照れるし嬉しいし、やっぱり怪我はせんようにします。
リサさんもいっぱい気をつけてくださいねっ」
先輩だって冒険者。いろんなことがきっとあるから。
だから、あなたも気をつけてって。子供の口からあんまり心配する語彙は多く出ないけど。
「なんかええの取れたら、今度会ったとき見せますからねっ」
まるで子供の宝探し。自然はたまに気まぐれだから、何か見つかるかも知れない。
大盛りもごもご。ちょっとお行儀悪く。でも元気いっぱい。
すごくすごく、あったかいお夕飯。
「僕も、リサさんとあえてむっちゃ嬉しいですよっ。優しいお姉さんに、いっぱい教えてもらって
……ふふぅ。冒険者仲間でーきたっ」
ありがとうございますっ。へにゃああと、とけちゃうような笑顔。
■リサ > 「一人で出来る事なんて限られてるよ。いい人に出会える時は出会えるから。
減っちゃうと困る人も多いからね。
ちゃんと生きて頑張った英雄もそれなりにいるから、全員死んでる訳じゃないよ。
元気で知られる…うん、それも良いと思うよ」
英雄譚と言えば巨大な敵と共に、などが多いが生き残り更に偉業を残した英雄も居たりする。
ただそういう英雄は吟遊詩人は余り歌にしないので知らないのは仕方ないと。
瞳をキラキタとさせる少年が英雄になれるかは判らない、一流の冒険者にはなれると思っていて。
食事を終えて別れた後はきっと羞恥に悶えるのは確定であり。
「ハイペースで仕事を受けてると怪我をしない心配になるから、本当にね。
私は出来そうな依頼をだから大丈夫だよ、それに丈夫だから」
とある理由で普通より丈夫な身体。
それでも心配して貰えるのは嬉しく、気を付けると微笑んでみせて。
「楽しみにしてるね。時々に綺麗なのが採れるときもあるって聞くから」
本当に運になるのだが採掘の依頼で宝石を見つけた話はある。
なのでその時は楽しみにしていると少年に笑いかけ。
元気よく食べる姿は本当に見ていて良い物、冒険者ゆえに行儀などは気にせずに元気があって良いと見て。
普段は一人の食事が多いので、こういうのも良いと思いながら料理を口に運び。
「そういって貰えると嬉しいよ。
他にも知りたいことがあったら教えてあげるから。
そうだね、仲間が増えたね」
蕩けるような笑みを浮かべられると胸が少し弾み。
頬の赤みが増したのを隠すようにうつむいて恥ずかしそうにしてしまって。
■リッカ > 「僕火おこすん苦手なんですよね……そっからかーって呆れられるやつですけど。ええ人と組めたらいっぱい楽しいなあ。
じゃあこんど詩人さんに生きてる人きいたりしよ……歌わへん時間ならお話してくれるやろしっ。
えへへ。あいつ元気なやつやでーって知られるんええなー」
色々と独り立ちには早かった子の、いろんな世界フィルタをお姉さんが剥がしてくれる。こういうのも大人になるのにとっても大事。
英雄になれるかはきっとこの先の運命次第。さしあたっては、胸ちらちらはどう説明しようか、説明はしないほうがいいのか。それが子供にはわからない。
「リサさんは丈夫さん……。みならって頑張るぞう。出来ることを。」
少し珍しい匂い。とても濃い幻想の匂い。挨拶をしたのは、もしかしたらその縁かもしれない。
微笑みには、微笑みを。幻想よりもあったかい現実。
「はい!価値なくても綺麗なんってありますしね」
実家に居たときも、ただの石だけれどきれいな石だよと言われたこともあり。英雄になりたいかっていう問にも、多分はそうなりたいっていう願望が有る。
一人で王都にでて、誰かと食事をするのは本当に久しぶりで。だからわんぱくにいっぱいたべて。食べる以上の喜びがそこにあって。
「はい!僕も言える人にあえてうれしいっ。
知りたいこと……いっぱいあるかもしれへんから、ちょっと整理が必要かもですねぇ。
はいっ。増えて嬉しいです……」
少しうつむくリサさんを、首を傾げながらちょっとのぞこうとして。じー。金色瞳がじー。
■リサ > 「火を起こすのは結構難しいよ。呆れてても怒ってないなら良いと思うよ。
リッカならきっといい人と組めるよ。
そうね、歌っていない時なら聞かせてくれると思うから。
もしかするともう知られてるかもね」
こうしているだけで少年の為になっているとは思わずに話していき。
この先、少年がどうなっていくかは冒険者を続けていけば判るのだが、
今悩んでいることを説明されるとそれはそれで困ることであり。
「これでも本当に丈夫だからね。
出来ない事まで手を伸ばすより、出来ることを頑張る方がいいよ。
出来ないことは先の目標にもできるんだから」
本当に素直な少年を見ては騙されないかと心配になり。
折角出会えた縁、見かけたときには気を配ろうと思ってしまって。
「そういう綺麗なのは記念品になるよね。
私は価値だけが大事じゃないと思ってるから」
綺麗な石は例え価値がなくとも、それはそれで記念には良い物と口にし、
もし少年の口から英雄になりたいと聞けば少しでも手伝ってあげようかなと思え。
目の前でわんぱくに食べる姿は本当に見ていて気持ちよく、これだけでも一緒に食べてよかったと思えて。
普段でも美味しいと思える食事がよりおいしく思るほどであり。
「慌てなくていいから整理が付いたらでいいよ。明日も楽しみだね」
そう言いはするがやはり恥ずかしさも起きれば顔を直視できず。
覗き込まれると真っ赤に近い顔を見られる事となり。
「そ、そうだ。明日は一緒に依頼を受けるんだし早めに休んだ方が良いかも」
赤くなった顔を覗き込む金色の瞳に気が付くとどきりとし。
慌てたように顔を上げると赤くなり、少し慌てったようにそう言っては先ほどの少年の笑みに見惚れたようになっていたのを誤魔化すようにそう言って。
■リッカ > 「おおー。大人の人でもあれは難しかったんやなあ……安心。ふふふ。リサさんと会えたみたいに、ええ人と組めるようになりますようにっ。
もう『元気なチビ』でしられてたりしたら……ちょっと恥ずかしいけど嬉しいですねっ」
ただの役割をはたすためだけのその場限りの仲間ではない。立場も性別もちがってもきっちりお話できること。子供には本当に大事で。胸がずっとワクワクする。
ワクワクすることでも、二人共ちょっと困っていることは同じで、それはきっと自分の布団にもっていくべきで。もっていけ。
「たまにすごい人いますもんねえ。リサさんもそういう色々があるかもやし。僕かてチビやのに力持ちとか、普通やないですしね。
先の目標……。……それはホンマに考えたことなかったなぁ。おおー……。」
子供がちゃんと、目標を意識する。夢へつながるかもしれなく……騙される掬われる足になるかもしれないけれど。
けどこうして話したことがきっとストッパーになってくれる。
「ですよねっ。見つけた思い出も、綺麗って感動もどっちも大事。
お値段だけじゃないですよねっ」
過去の自分を肯定されて、ちょっと照れくさげに笑顔。
未来の自分も、そういう石や思い出がいっぱいできればいいなって、冒険者というには少しピュアで。
でも、だからこうして色んなお話をしてもらえて。美味しいご飯が食べられて。全部食べきったのがもったいなく思えちゃう。
「はい。整理がついたら、色々お話聞いてくださいねっ」
「……わ、わおう」
瞳がまじわって、まっかっかなお顔をみて。今日はもうお休みした方がいい。それはそうだ。今日はもう遅い。
……でも、きれいなお顔はちゃんとおぼえておかないと。お部屋にはいってからは見られないから。
「はいっ!ほんなら今日は寝ましょっか!
……むっちゃたのしかった!!」
このあと、食事代は自分が払うの言い合いにきっとなるのだろう……。
■リサ > 【継続いたします】
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 冒険者ギルド出張所」からリサさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 冒険者ギルド出張所」からリッカさんが去りました。