2023/09/25 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 冒険者ギルド出張所」にグライドさんが現れました。
グライド > 「―――おーい! 医療班寄越せ!」

(ギルドの外から、響かせた其の声に、職員が慌てて飛び出して来る
背に担いだ冒険者の男を、程なくして運ばれて来た担架に預ければ
己は、流石に少々骨が折れた様、其の場で一息を零した

何が在ったのかと問いかける職員に、緩く首を横に振る
男の顔色自体は悪く、見れば、其の両脚に力が入って居ない
骨が折れて居るのか、或いは、外れて居るのか。)

「森の中で遭難してやがったのさ。 どうも、崖から落ちたっぽいな。
崖の下で倒れてたから、取り合えず水だけ飲ませて拾って来たのさ。」

(幸いな事は、己が見つけて遣れた事。 不幸な事は、己しか居なかった事。
森から此処までは其れなりの距離が在る、道中馬車が通らなかったのも不運か
ギルドの場所まで、道の無い平地を真っ直ぐに移動する羽目になったのも原因だろうが、兎も角
流石に良い行軍になったと、疲労感漂う両腕を交互に回した。

今日は別の依頼を受けて居た訳だが、流石にもうお開きだ
今日中に、と指定されて居る訳では無いから、また明日に改めればいい
後の事は職員に任せ、己は手を振り、ギルドの中へと足を踏み入れれば
最早惰性でエールを注文して、被って居た、頭全てを覆う兜を脱いだ

汗だく。 只でさえ重い全身鎧。
快適性を保つ手間が加えられて居るとは言えど、体熱迄抑えられる訳では無い
一杯飲んだら、早々に水でも浴びるか、なぞと思いながら、暫しの休憩)。

グライド > (外から室内へと、運ばれて行く男
医務室は簡易では在るがギルドに存在するから、其処だろう
まぁ、無事で済めば良いと思うが、其ればかりは運次第か
幾ら戦場で屍ばかり多くを見て居るとて、こう言う時に、何も思わぬ訳ではない。)

「―――……まぁ、しぶとく頑張りな…。」

(冒険者であるならば。
呟いて、届いたエールを景気良く喉に流し込む。
暫くすれば、空になった器の横に小銭を置いて、水を浴びる為に部屋へと戻る
金属鎧の、独特な音が、階段上へと消えて行った――)。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 冒険者ギルド出張所」からグライドさんが去りました。