2023/08/21 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 冒険者ギルド出張所」にグライドさんが現れました。
グライド > (冒険者ギルド前を、数人の男が移動して居る
担いで居るのは、先日討伐依頼が下された猪
此処まで巨大では、凡そ魔獣と称しても差し支えないだろう其れは
既に息絶えており、只の屍では在るが

ギルド正面では無く、裏手の解体場へ先んじて運び込めば
作業していた解体人たちが、猪を見上げて若干嫌な声を漏らした
このクソ暑い中で、手間が掛かりそうな大物が運び込まれて来たのだから
まぁ、気持ちは判らなくも無いが。)

「――――……いや、せめて其処は顔に出してくれるなよ、こっちも仕事なんだからよう。」

(先頭、一番重さが掛かる所を抱えて居た巨躯の盾兵
思わずそんな事を言い放ちながら、担いでいた猪を
他の連中と声を併せて、漸く其の場に降ろした

何人かは、疲れ切って座り込んだりして居る中で、軽く肩を回す程度
残りの連中を尻目に、先んじてギルドの正門へと向かえば
報告だけしておくぜと、ひらひら連中に声を残しながら、室内へと足を踏み入れた)。

グライド > 「よう、例の猪運んで来たぜ。
解体場の方で見て貰ってるから、確認してくれ。
取り合えずまぁ、問題になる程の怪我人は居ねぇ筈だ。」

(依頼を受けた連中の名前はギルド側で把握している筈
終わった、と言う事だけ伝えて、確認さえして貰えば
後は各々が報告を入れに来た所で報酬は貰えるだろう

声を聴いた職員が、慌ただしく奥から掛けて来て、裏手に向かった
依頼内容の獣と同じ個体であるか、本当に死んで居るか
その他諸々の確認までには、流石にもう少し時間が掛かるだろう
ギルドの隅、椅子には腰掛けずに、襤褸の布切れを貰いながら、鎧を拭く
まぁ、其れなりには、獣の血跡が残るが、この位なら上等か。)

「―――…なぁ、後で宿借りるぜ? 流石に汗は流してぇからよう。」

(其れと――盾と、鎧の置き場も必要だ。
重さ的に、そう易々と持ち運べるものではない、が、用心に越した事は無い
此処から真っすぐ王都に戻れば、普段の宿に帰る事も出来ると言えば出来る、が
其処まで急ぐ必要も、理由も、今の所は存在しなかった)。

グライド > (用意される部屋の鍵
鎧をある程度拭き終えれば、血に濡れた布切れを屑籠に放り込んで
鍵を受け取れば其の儘、部屋の在る階へと向かって登って行く

途中、従業員に、飯の用意だけ頼むと言伝を送れば
朝方から駆けずり回って居た疲れをいやすべく、扉の向こうへと消えて行き――)

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 冒険者ギルド出張所」からグライドさんが去りました。