2024/09/27 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にジーゴさんが現れました。
ジーゴ > 夏の間は外の暑さもあって、混み合っていた水遊場もやや空き始める。
少し涼しくなってからも水遊場自体は温水で、空調も効いているから年中稼働中。
バイトとしても少し空いているくらいの方が楽でいいというものだ。
直射日光にさらされることがない、暇な時は掃除くらいしかすることがない、といういう理由で少年自体も気に入っているバイトである。
毎回、ピチピチの水着を履かされることだけは気に食わないけれど。

「くっそきたなくね???」
少年の眼前に広がっているのは謎の粘液の山だ。
誰かのイタズラなのか、それとも何かの暴走なのか
とにかくプールサイドに溢れているそれを前に、デッキブラシを手にした少年は声を漏らす。

お客様が転んだりしたら大事だから、
とにかく人がいない間に掃除を進めておくしかない。
絶望顔のまま、掃除を始める。

ジーゴ > (お約束中)
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にモルガナさんが現れました。
モルガナ > 鍛錬を兼ねて、とも思ったが人も少なく、少し離れた場所の小規模プールに手部位鍛錬をしようと足を運べば、
様子がどこかおかしい。

人はいない。いるのはミレー族。丁稚だろうか。

「……あれは……。」

確か知り合いの男が冒険に連れていると噂に聞いていたミレー族。
どれほどのものかと思えば、耳を隠す術も知らぬのだろうか、やけに痩せている。

(これのどこに興味を引いたのかしら)

不意に興味も沸く。たまには”獣姦”も悪くないだろうかと思い唇を緩めて。

「ねえそこの貴方」

近づいて、背後から声をかける。

「これはどういうことかしら。利用したいと思ったのだけれど、貴方がこれをやったの?」

難癖である。理由などどうでもいいが、ミレー族を好きにするなら大義名分は一応必要だろうと

ジーゴ > もちろん排水設備は備えているし、プールサイドの脇にある排水溝に流してしまえればいいのだけれど、これだけたくさんの量の粘液があると
なかなかそうもいかない。
デッキブラシで何度も何度も床を擦って、少しずつ粘液の量が減った、
そう思った頃には全身汗だく。
湿度が高く、温水プール特有の生ぬるいような室温である。
なけなしの白いシャツがますます体に張り付いて鬱陶しい。

「なんすか?」
突然話しかけられた少年は怪訝な顔。狼の両耳が大きくピコンと立っている。デッキブラシを両手で持って掃除していたのを一度止めて。

「オレ、バイトで、そうじ」
自分がやったわけがないことは見ればわかるだろう、と顔に書いてある。

「まだおわんないんで、ここ使えない…です」
ギリギリなんとか語尾に丁寧語をつけた。
再度掃除を始めようと、相手の方を向き直るのをやめて、デッキブラシを両手で取る。

モルガナ > 返ってくる反応は思ったより学がない。
なんというか、生き延びて知恵をつけた類の”獣”とは言い難い。

ただの奴隷の類か。
ただ、身なりも体つきも貧相だが顔は良い。

「貴族の私が使いたい時に使えないのに、責任を取れないと?
 雇われ者なのに? 随分と不躾ですわねぇ。」

……口にしておいてなんだが、随分と悪徳貴族な物言いで笑えて来る。

「貴方。罰として私の相手をなさいな。
 たまには獣相手に愉しむのも悪くないでしょう。

 ……断るなら、貴族の私があることないこと言ったとして、
 ここの経営者がどちらを信じるか、分かっておいででしょう?」

露骨に不機嫌にもなるだろうか。反応を確かめながら。

ジーゴ > 「も、もうしわけありません」
うっかりしていた。
ここ最近、安全な仕事から帰って綺麗なタオルケットにくるまって自分の寝床で寝る生活に慣れきっていた。
世の中、ミレーの言葉が通じる相手の方が少ないのだ。
状況を察知した獣は分かりやすく青ざめる。

ただ、そこからの行動は早い。
相手に数歩近づいて足元に跪く。
手にしていたデッキブラシはその場に置きっぱなし。
半裸になるのが嫌だからと来ていた白いシャツも脱ぎ捨てるとその場におざなりに置かれる。


「ジーゴともうします。ご奉仕させていただけますか?」
ローションの海の中、跪いて貴族を見上げる少年の顔はもうさっきまでの素ではなく、訓練された娼のものだ。
止めなければ、彼の目線の先、貴族の鼠蹊部にキスを落とし始めるだろう。

モルガナ > 「……へえ……」

あの男が目をかけているのだからもっと牙を剥いてくるかと思えば、ふたを開けば存外に躾けられている。
それにこの作法は町娼の類だろうか。

貴族との対比もきちんと弁えている辺り気持ちが良い。
普段捕らえて備品にしているミレー族達など、大半がここまで仕上がらない。

鼠径部にキスを落とせば、上機嫌に頭を撫でて。

「いいでしょう。きちんと尽くす作法が出来ている者は無碍にはしませんわ。
 今日の仕事は一日私に奉仕なさい。

 給金も私が、そうですわね。ここでの一日の5倍払いましょう。」

部屋に行きますわよ、と、貴方を連れて、行く前に
そこでシャワーを浴びてきなさいと告げる。

それから、従業員に命じて”獣”の為に衣類を用意させる。
それを着させると従業員にオーナーへミナスジェイラスの者が
今日一日この”獣”を預かると伝えよと言えば、貴方を連れて貴族が利用する一等級の客室へ向かう。

「そこのベッドに服を脱いで横たわりなさいな」

もはや敵意や圧力はない。だが、絡みつくような視線と共に微笑んで、
知り合いの男に似た”獲物を見る視線”で貴方を見る。

ジーゴ > ごばい、ってなんだろ…
相手が最近面倒を見てもらっている男の知り合いとはもちろん知らず、
汗に塗れてもなおふわふわの毛を撫でられている間、
少年は「5倍」が何かをわからないなりに考えている。
増えるってことかなとぼんやり自分を納得させる。
とにかく、相手を怒らせないことが彼なりの処世術だ。

「わかりました」
シャワーを浴びて、少し手こずるも粘液を落として、
全身を綺麗に洗う。獣の匂いを発しがちな首筋などは特に念入りに。
そして、なんだかよくわからないままに服を着させられる。
”獣”って言われるのには慣れているけれど、少しだけ表情は曇る。
連れて行かれた部屋は部屋の前の絨毯でさえふわふわで、居心地が悪い。

「脱ぐの!?」
着させられた服をすぐに脱ぐことになってびっくりした気持ちはそのまま口からこぼれ落ちる。
でも相手の意に沿わない行動をしてまた雲行きが怪しくなっては困る。
ボタンをするりするりと外して、一糸纏わぬ格好になると躊躇いながらベッドに横たわった。

成長途中の体はすべすべで、幼さが残る。まだまだ縦にも横にも大きくなりそうだ。
なぜ、自分が貴族を前にしてベッドに横たわっているのか、貴族の視線が怖すぎて、体も心もキュッと縮こまっている。もちろん性器も。

モルガナ > 「奉仕をするのでしょう? であれば、すぐに汚れてしまうでしょうに」

それが素なのだろう、思わず口にした言葉に不敬を感じるが気には留めない。
少し活きが良いぐらいが丁度いい。

「今日の賃金はここに置いておきますわよ」

 服を脱ぐ間、数枚の金貨を見せて”五倍”の意味を視覚で伝えつつ手近なテーブルに革袋を置く。
 それから脱げば、こちらもビキニを目の前で脱ぎ落し、傷痕を帯びた裸身を獣の目の前に惜しげもなく晒して。

「あら、奉仕するのではなくて……? 随分と怯えているようだけれど……。
 まあ、取って食べるのだし、仕方ありませんわね……?」

 縮こまった獣の足に触れて、指でなぞり上げ、そのまますくみ上った幼い性器に触れる。
 そのまま身を寄せて、覆い被さるように見下して、目を細めると、唇を奪うように重ねて来る。
 さて、己の体に獣が興奮するのか楽しみではあるが。

「触ってみなさいな……? 多少の不敬、ええと、無礼な働きは大目に見ましてよ……?」

ひとまず言葉は選んでみる。己の物言いがどうにも理解出来ていない様子が伺えて。

ジーゴ > おかね…いっぱいだ…!
机の上に置かれた金貨に一瞬、獣の特徴が大きい少年の目がきらめいて、
思わず息をのむ。
実際には5倍どころではなく。ここのバイトの50倍くらいだ。
一方で、多すぎるお金にまた少し緊張してしまう。

「あ、ご奉仕させていただきます」
体を触って、舐めてご奉仕することには慣れているけれど、
体を触られることにはそこまで慣れていない。
こちらがご奉仕するはずなのに、覆い被さられて身動きもあまり取れない。キスだって、なされるがままになる。

「んぁ…」
性器は簡単に弄ばれて、キスの合間に間抜けな声を漏らす。
性器は徐々に頭をもたげて、赤みが増していく。
簡単に変えてもらった言葉に促されると、相手の腹に手の甲を擦り付けてそのまま脇腹から胸まで何度も撫で上げる。
キスはどんどん激しくなって、貪るように相手の咥内に獣特有のザラついた舌を差し入れようとする。
奉仕しようと思っているのに、性器を弄ばれるたびに、小さな声を漏らしてしまうばかりだ。

モルガナ > 縮みあがるだけかと思えば存外反応は良い。
しかし、金貨数枚はもしかして賃金として多すぎただろうかと。
であれば、ミレー族とはいえ、ここのオーナーは上前をはねている可能性がある。

性器を手のひらで弄び、擦り、縮みあがっていたものが鎌首をもたげて来る。
先走りも出て来るならそれを塗り広げるように性器に指が絡みつき、根元から先端まで扱き始める。

差し入れようと舌先が唇に触れれば、こちらから舌を伸ばして絡め取り、
唾液が滴るほどに呼吸を荒げながら粘膜を絡め合わせて来る。

「もっと乱暴に触っても良いですわよ……。
 感情が昂ったら抑えられない性分ではなくて……?」

 舌先の感触からミレー族の中でも獣の特性が強いように思える。
 殊更に”獣姦”は幾度も行っているが故の経験。

 しかし、触っては来るが、発情や興奮している様子はあるだろうかと顔を覗き込む。

「……もし、私を犯しても良い、と言われたらどうします……?」

 などと、挑発になるか分からないがそんなことを告げて。

ジーゴ > それ以上ダメ、とばかりに顔を左右に振った。
年齢の割にこういう経験に慣れきってしまっている獣でも、
物理的な刺激には簡単に反応してしまって、はしたなくもガチガチ。
先走りが鈴口からこぼれ落ちて、それは全体に塗り広げられる。
にちゃにちゃと音がして、思わず腰を動かしてしまいそうになる。

自分のことを奉仕する側の奴隷だと自覚しているからこそ、
声も上げずに快感に耐えている。
唾液の交換の様相を強めるキスの合間も与えられ続ける性器への刺激。
感じすぎているくらい快感が体の中を駆け巡っているのは、
小刻みに震える体、荒い呼吸から簡単にわかるだろう。

「奴隷がご主人様、犯すのは…だ…だめ…」
それでも続くのは、健気な言葉だ。
自分がご奉仕することには慣れていても、慣れていない絶え間ない手淫には耐えきれない。
言葉の端に甘い声が混じり、体は腰回りを中心に小さく跳ねては
相手の体を触っていた手は男娼らしからず、止まってしまっている。

モルガナ > 裏筋に軽く、痛みがなく刺激を与えるように爪を当ててなぞり上げる。
腰の動きを抑えている。良い躾が出来ている獣だと感心もするがさて飼い主は普段どうしているのか。

「今日は許します。声をあげなさい。自分の欲望に従いなさい。
 それができませんか? では、そうなるように転がしてしまいましょうか……♡」

そう言うと、手がすっかり漲ってしまった性器から離れると、少し身を離し、屈む。
目の前で、貴族があろうことか、獣のいきり立った性器をその豊かな胸でだぷりと挟み込む。
どちらが奉仕しているか分からない状況、姿勢。
これなら従順な獣も声をあげるだろうかとニヤニヤ嗤いながら。

「ふふ……♡ 先ほどのプールの粘液でも使うべきかと思いましたが、
 貴方の先走りがどんどん出てきて私の胸の中に溜まっていってますわよ……?」

獣を、否、眠る雄の衝動を誘うように目の前で唇を舐めながら、ぐぢゅりと性器を圧迫する。
男娼ではあろうが、性器の挿入には慣れていないのかと考えもする。

もしくは、挿入される側かとも考えながら。

貴族の家ではミレー族は備品として扱われる。
その際には時に獣性も磨くように躾けていく。

敵陣に踊り込ませるには必要な感性ゆえに、それを引きずり出そうと
雄の雁首を乳肉が擦り上げて更に責め立てて来る。

ジーゴ > 「んぁ…やばい!むり!むりって!!イっちゃう…んぁ…ッ!」
許されたことがわかると、少し素の言葉が出始める。
低俗な言葉だが、貴族にも切羽詰まっている様子は十分に伝わるだろう。
少しだけ感情を露わにし始めたことも。
刺激の種類がわかって、裏筋をなぞり上げられた時だって、耐えられないかと思ったのに
突然胸にその性器を沿わせられると、ふるふると首を振った。

幼さを売りにした男娼の生活が長すぎて、オスらしさみたいなものは
まだ身につけられていない獣でも、興奮してふーふーと
喧嘩をしている猫みたいな声を上げ始める。
これがもっとエスカレートしたらじきに獣の唸り声を上げ始めるだろう、
というくらい、胸での刺激は扇情的で
興奮した体はどんどん赤みが増して熱くなっていくことは肌越しに簡単に伝わってしまうだろう。

無意識に動く腰はまるで女の体内で動かすときのように、胸の谷間に雄を擦り付ける。

「ゔぅ…やばい、イキそう。きもちい…やばッ」
もうはちきれんばかりにガチガチの性器。
大きさはまだ成人には劣るが、硬さは十分なもの。
擦り付けるだけでは堪えきれずゴリゴリと胸に押し当て始める。

モルガナ > 少年として求められている。それもミレー族として、どう扱ってもいい獣としてであれば
尚のことも昂ぶりもするが、あくまで穢す相手として。

「無理という割には熱を帯びていますね……?
 ふふ、腰が動き始めましたね……。いいですよ……、思うように動いてみなさいな……?」

囁く。貴族でありながら威圧的ではなく、体を買うに法外な値段を払う。
……なんだか友人と振舞いが似ている気もするだろうか。

腰を揺り動かして押し当ててくれば、顔を屈めて胸の角度を変え、頑張って突き出せば
貴族の口の中に入り亀頭が舐めしゃぶられる。
長い舌が触れて、頑張って腰を振れば、獣の衝動を剥き出しにするほどにより深い快楽が脳を焼く。

「ほら、出しなさい。私の顔にかけてごらんなさいな……♡
 頭を掴み、獣の子種を貴族の顔に浴びせかけてごらんなさいな……♡」

煽り立てるような物言いを優しく説き伏せるように囁いて抵抗を削いでいき、射精を受け止めようと。

ジーゴ > 「だめ!だめ…イっ…ちゃうから!!!」
荒い呼吸、肩が動くような呼吸の合間に悲鳴のような声を上げる。
獣と呼ばれる割に性器が口の中に招き入れられたのは驚いた。
暖かくて湿っていて、背筋を抜けるような快感。
何度も達しそうで、体を硬くして耐えているけれど。

「もうむり!!イク…イッ!!!」
奴隷らしく、許しが出るまでは耐えていたのに、
煽られるような言葉に思わず体が動いた。
顔に浴びせろと言われたのに、貴族の女の後頭部に手を回して
まるで相手が奴隷かのように、喉奥に性器を押し込む。
まだ成長途中の世紀でも相手の喉奥、苦しいところくらいには届くだろうか。
身動きは許さず、そのまま喉奥に白濁を流し込む。
余韻で何度か喉奥にペニスを叩き込んで快感にひたってしまう。
その間自分の快楽を優先して相手には呼吸も許さないばかりで。

モルガナ > よもや貴族が所望するのが”獣姦”だと思いもしないだろうか。
湿り気が粘り気に、温かいどころか絡みついて裏筋を絞り、雁首を舐め上げ、
鈴口を舌先が嬲って獣の枷を剥がしにかかる。

獣如きが理性などと笑わせると貴族は戯れに煽り立てて
その果てに奴隷は無理と己の使命から逸脱していく。

まして命令を無視して後頭部を掴んで喉奥へ押し込む暴挙。
それに驚いたり振り払うどころか、

「んぶうううううううううううう♡」

喉奥にしっかりと届くまでに隆起したそれを捻じ込まれてくぐもった声をあげて
射精を喉奥に浴びせかけられる。
その竿に、貴族が”呑み込んでいる”感触が伝わってくるだろうか。

貴族が、艶めかしい肢体の女が、奴隷の子種を抗うどころか躊躇なく呑み込んでいく。
その最中、鼻で呼吸をして、自ら顔を傾けて喉奥で余韻に浸る獣の竿を扱いて更に過剰に煽り立てる。

もはや、奴隷だ奉仕だなどと言っていられないだろうかと思いながら、
やがて射精が落ち着けば、顔をあげて、口を大きく開いて見せる。

口いっぱいに溜め込んだ獣の子種。それを、目の前で口を閉じ、喉を鳴らして飲み干してみせて、
再び開いた口の中には、何もなく。

「ごちそうさまでした……♡」

唇をつりあげながら、舌舐め擦りをして見せて、竿を再び握り締めながら
目の前の”雄”と再び唇を重ねて粘膜を貪りあおうと。

ジーゴ > ごちそうさまでした??
目の前の貴族が自分の獣性を求めているなんて気が付いてはいないけれど、
興奮しやすい少年は、自分を一晩買った貴族の咥内に白濁を浴びせて
それもしっかり飲み込ませてからようやく自分がしでかしたことに気がつく。
射精の許しは得たが、咥内にそれを流し込み、ましてやそれを飲み込ませる許可は得ていない。

一際青ざめると、いやいやと体をよじった。
覆い被さられていて身動きは取れないながらも拒否しているのは伝わるだろう。キスも拒絶して顔を背けようとする。
奴隷が、一晩のとはいえご主人様の命令に背いて、口内射精したのだ。
彼の中の常識ではこの後、折檻されてもおかしくないような事態。

「ごめんなさい…もうしわけございません…」
なんとか紡いだ謝罪の言葉を言う間も体がさっきまでとは違う理由でガタガタと震える。

モルガナ > 一方貴族、とは言う一方で女騎士。
気骨のある者は好ましく思う。
獣とて牙が抜ければそれまで。備品を従順に躾ける術は弁えているが
従順になり過ぎれば役に立ちがたい。

そう言う意味では、この知り合いがお気に入りの獣は中々な牙を隠し持っていた。
というのに、おそらくは、知り合いが出会う前に余程要らぬ躾を受けていたのだろう。

剥き出しにしていた獣性は鳴りを潜め、女を貪る資格を与えても拒絶をみせる。

「仕方ありませんわね」

そう言うや、手近なテーブルに手を伸ばし、引き出しを開くと小瓶を取り出し蓋を指で弾き飛ばす。
それを口に含むと、ジーゴの顎を掴んで無理矢理顔をこちらに向かせ、
強引に唇を奪いながら頭を掴み、抑え込み、豊かな胸で体を圧し潰す。

媚薬。それも享楽に明け暮れる貴族でさえ前後不覚となるほどの強力なもの。
それを常備しているからここのオーナーは覚えが良い。

さて、これを飲ませてどう動くか。