2024/03/03 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にオウルさんが現れました。
オウル > 「……何やってんだろ、俺……。」

ここはル・リエーの水遊場。
日が高い時間帯でも外は寒く、そんな寒さから逃げるように、室内水遊場は中々の賑わいである。
その賑わいの中で少年は一人でプールサイドに腰をかけて、足先だけを水につけて、水の感触を温かさを楽しんでいる。

なぜこんなところで水と戯れているかというと、だ。
『ギルド』で受けた依頼が急遽キャンセルとなり、お詫び?ではないが、今日しか使えないル・リエーの水遊場のチケットをもらったからである。

それも1枚だけ。

2枚もあれば学院のバカっプルに売り飛ばすとか、酒場であぶく銭を持て余している奴らに転売を仕掛けるのだが、するには1枚足りず、1枚でも買い取ってくれる伝手はあるが、安く買いたたかれるとあって、まあなら自分で使うか!と、今に至るのであった。

水着?自前はないこともないが学院用の水着で、それを外で着用するのはいまいち気が引けるので、レンタルで半ズボンみたいなゆるいタイプの水着を借りて、こうして足先だけを水につけて外と寒さを尻目に水の遊びと。

んー………これの何が面白いのか。
周囲の花畑のような色とりどりの水着を着用した美人を眺めるのは確かに楽しくはあるが、これにお金を払うのは信じられないと、一人ぼーっと時間を過ごしていた。

なんだかそうしているだけで本当に1日が終わりそうで、水着もレンタルをしたし、もったいないと慌ててプールに飛び込めば、泳がずに水に浮くだけの水遊びを楽しむのだった。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」からオウルさんが去りました。