2023/10/29 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にラファルさんが現れました。
ラファル > [お約束待機]
ラファル > [リスケの為、一度退室します]
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からラファルさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にラファルさんが現れました。
ラファル > [お約束待機]
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にプリシアさんが現れました。
プリシア > 「そう、なのかな…?
……うん、わかったの」

彼女の考えは賛同の出来るものだったのだけれども。
流石にお尻から滑るのは普通の滑り台に近いものはあっても、頭から滑るのは危険なんじゃないかなと考えてしまっていた。
実際に滑ってみれば本当にちょっと危ないかもしれない、というのはあるのだけれど、今は彼女の言葉を素直に聞き入れる事にして。
手招きをする彼女にコクンと頷いてから、濡れた足元に気を付けて歩み寄る。

「えっと…うん、こっち?」

滑り台の横幅を気にする撚りも、先に座っている前の辺りを叩いてみせる彼女。
一択に為った選択肢に云われる通りに前へとちょこんと座ってみせれば、後ろから抱き締められる。
隣に座っていたら彼女の居ない反対側を気にしないといけないのだけれど、確かに此れなら安心出来るのかもしれない。
抱き締める彼女の腕に、自分もキュッと両手で…例える為らば安全バーを掴む様にして、其の身を預ける。

「わ…わ、わっ…」

そうして始まるのは、流れる水に因って起きる普通の滑り台以上の滑り降りてゆく時の加速。
最初の内はまだ大丈夫そうだったのだけれども、中盤辺りからは腕を掴む力がギュッと強まっているのを感じる事だろう。
尤も、そうはいっても掴む力は見た目通り、下手をすれば其れよりも少し弱めの力なのだが。
其れでも、矢張り彼女の腕の中に居る事の安心感が在るのだろうか、そう怖がっている様な雰囲気は感じ取れず、少しは流れる景色を見ている余裕は在るみたいだ。

ラファル > 「楽しく遊ぶ!これだいじ!」

 寧ろ、それだけしかないというのはここだけの話だ、ラファルは何かを考えているのか。
 何も考えていないのか、トゥルネソルの中で一番よく判らないと言って良い娘だ、性格、性質、全てが野生に振られている。
 つまるところ、野良ドラゴンと、ほとんど変わらないと言って良い娘だ。
 それでも、姉の娘……姪、血族として、年長さんとして、何かをしよう、としているのは、成長、なのだとおもう。
 他の子達よりも、幼いとしても。

「そそ、ほら、ぎゅー。」

 ぎゅ、とプリシアの小さな体を後ろから抱きしめる。
 120センチに125センチ、殆ど誤差の様な大きさではあるけれど、それでもラファルの方が大きいから、きゅ、と抱きしめる。
 自分の腕にしがみ付く小さな手のひらに、うんうんと頷いてから、良し、と滑り始める。
 つるつるに磨かれた石に、水が流れる事によってつるーんと、滑り落ちていく。
 加速していく速度は、ラファルにとっては、止まっているようなものだけど、小さな小さな可愛い子にとってはそうでは無い様だ。
 だいじょうぶ、と安心させるように囁いて。

 右に、左に、そして、加速、直ぐに水面が見えてきて、着水。
 プールにしっかりと溜められている水に、ラファルが足を延ばして着水すれば、プリシアには衝撃は殆ど行くまい。
 そのかわり、ばしゃぁ、と大きく水が跳ねて、二人の体に、ざばり、と掛かっていく。
 時間にして、一分程度の、ちょっとしたスリルな滑り台。

「プリちゃん、如何?楽しかった?」

 こういうスリル系なのは、ラファルは好きなのだけど。
 彼女は如何だろうか、とちょこり、と顔を覗き込んでみる。

プリシア > 滑る前からちょっとドキドキしてしまうのは、此の高さから滑り降りるとのちょっとした恐怖心からか、此れから起きる事の期待や興奮からなのか。
楽しく遊ぶ事が大事、其れは強く賛同する意見なのでもう1度頷いてみせる。

こうした場では、離さないでね?なんて言葉の1つも出てきそうな感じではあるも。
彼女がそんな事をする訳がない、との強い信頼からかそうした言葉は出てこない。
後ろから抱き締められ、安心し切っているのはそうも強張っていない身体が伝えている事だろう。

只、そうはあっても矢張り絶対に大丈夫とはいかない様で。
少しずつ増してゆく加速に加え、撚り加速を実感させる直線に、其の速度から左右に振られる曲がり道。
特に曲がっているタイミングでは、ついギュッと少しばかり強めに彼女の腕を掴んでしまっていたし、最後の着水時にはビクッと吃驚もしてしまっていた。

滑り落ちて来る事を想定しての少し深めの着水地点のプール。
そうではあっても頭迄浸かってしまう程の深さではないのだからそんな危険も無いのだけれども。
此処迄に滑り降りて来る流れも在ってか、彼女の腕から離れた両手は今度は彼女を確りと抱き締める様にされた状態で。

「え、っとね…ちょっと怖かった、かもだけど。
あのね、ラファルおねーちゃんと一緒で、楽しかったの」

抱き付いた侭に彼女を上目遣いに見上げ、ニコッと彼女へと笑って見せるのだ。
抱き付いている事で少しばかり怖かったのもあっただろうし。
だけど、揺れる翼や尻尾は確かに楽しくも在ったのだと彼女へと伝わっている事だろう。

ラファル > プールの水は、暖かく、暫く浸かっていても問題は無いのだけども。
 他の理由があり、直ぐに移動する必要があった。

「プリちゃん、次の人が来るから、あっちいこ?」

 そう、此処は公共の場所であり、二人だけの遊び場ではない。
 その証拠に、次の場所からは、シロナがヒャッハーとか言いながら、頭から滑り台に滑り込む。
 なんか、魚雷のように落ちてくるのが見えるし、このままいたら衝突事故待ったなしだ。
 多分プリシアちゃんは大丈夫でも、シロナの方がダメージが大きくなるだろうし。
 そんな衝突事故起こすような姉は、全員で折檻は間違いない。

 なので、ラファルは、ひょい、とプリシアちゃんを横抱きに抱きあげて、とっとと退避。
 少ししたら、顔面から着水してもんどりうつお馬鹿な子が見れるだろう。

「楽しかったら、良かった。
 それなら、もう一回滑り台やる?それとも、別の奴にする?」

 プールは広くて、流れるプールも在ったはずだ。
 ボートを借りて、其の上でぷかぷか遊覧しても良し、流れに身を任せて流されるも良し。
 逆に流れに逆らい泳ぐも良し、迷惑にならない程度に。

 楽しかったのは良かった、と、嬉しそうな翼と尻尾の揺れ具合に、よしよし、と頭を撫でて見せる。
 

プリシア > 滑り降りたドキドキ感が収まる迄、ジッとして…ともいかない様で。
彼女の言葉に2人で滑って来た滑り台を見上げれば、次に滑って来る様子が見て取れた。
流石に此の侭で居れば衝突してしまうのは理解が出来て、彼女に抱き上げられる侭に其の場を退避する。

プールを出た後に、見事なダイブを決めつつも着地失敗の例えを見せてくれる姉の姿が見えるのだが。
大丈夫そうなのを確かめればホッとし乍も、此処を滑る時は絶対に頭からはいけないと理解するのだった。

「あ、あのね、すべり台も面白いなって、思うんだけど…
流れるプールで、一緒に遊んでみたいなって、そう思うの」

楽しかった、其れは間違いのない事なのだけど。
スリルを交えたものを続けてやろうとの覚悟は持てないみたいで。
でも其れを如何伝えたら良いのか浮かばず、誘ってくれる彼女に気を遣う様にそう伝えてみせるのだ。
其の辺りの気の遣い過ぎは中々に直せそうもないみたいか。

さて、次は流れるプールとは解っているのだけれども。
自分が何度かしていたのは浮き輪で浮いた侭に流される事だけだった。
其れ以外の遊び方を彼女が教えてくれるのなら、喜んで其の意見に乗っかるだろう。

ラファル > 之でも、シロナも人竜の一体だ、人間よりもはるかな頑丈さがあるので、顔が痛ーいと軽く言う程度の状態だ。
 まあ、問題は無いので、全く気にしない。気にしても仕方が無いのだ。

 それで、プリシアがほっとした後に、ラファルを見て、質問を確認して問いかけてくる様子を見守っていて。

「流れるプールか―……!じゃあ、それにしよっか。
 プリちゃんは、ボートに乗る?浮き輪でぷかぷかする?
 それぞれ浮き輪で、ぷかぷか競争とかも、面白いかも?」

 一緒に遊ぶなら、一緒に流れるよりも、競争してみる方が良いのかなぁ、と。
 浮き輪で、ぷかぷかしながら、流されながらも、有る一点迄流される速さを比べるのも良いかなぁ、と。
 自分でぱちゃぱぱちゃしても良いし、人の流れに沿って流されていくのも良いし。
 他には、流されながら、別の遊び。
 しりとりしながら流されても良いし、遊ぼうと思えば、いろいろ遊べそうだ。
 どれが良いかなぁ、と、うんうん唸りながら、それでも、ちゃんと貸し場に移動する。
 浮き輪と、ボートと、両方見ながら決めるのも良いかな。

「あー。ボールを使って、遊んでみるのも良いかも。」

 浮き輪と、ボールで、と。
 うんうん、と色々な物を持っている貸し場を眺めて、如何しよっか?と。

プリシア > 彼女が人竜として見ている様に、自分は人として見ている感が強い。
そうした小さな違いが心配をするか如何かの判断と為っているのだろう。
屹度、此の先も其の考え方は変わらないのだろうが。

そうしていた後に、彼女が返す答えを聞いて少しばかり考え込む。
浮き輪以外の考え方が無かったので、幾つか出た案に迷っているのだ。
然し、遊具を確かめ乍あれこれと考えるもポロッと出た最後の意見。
ボートとかも在ったけど、動いた後にゆっくりとするのも良いかな、と考えは決まり。

「えっとね、それじゃあ、これで良いの。
こっちも良いけど、その後で…で良いのかな…?」

先ず指差したのは浮き輪とボール、其れからボートと伝え乍に指し示して。
1つではなくて2つに為ったけど大丈夫かな、との感じの表情を浮かべて聞いてみる。
別に其れ以外でも其の場で浮かんだ遊び方でも良いのだから、其れに拘る必要もないのだけれども。
そうした考え迄は浮かばなかった様だ。

ラファル > その辺りの感覚は―――まあ、個人個人だろう。
 リス、ラファル、竜胆、シロナ、クロナ、プリシア、フィリ、ルミス、リーナにオルテンシア。
 誰が、どの様に考えているのか、それぞれ違い、その違いが、楽しい家族になるのだと思っている。
 彼女は、彼女の考えて、良いのだと、そういう事が言いたいだけだが、うまく言えなくて。

「お。
 えーと、浮き輪と、ボールだね……じゃあ!」

 それなら、と。
 ぷかぷか浮きながら、お互いボールを人に宛てないように、ラファルと、プリシアで、投げっこしよう。
 上にポーンと投げれば、人に当たらずに相手に投げられるはずだし。
 それで、揺られながら、移動とかどうだろう。
 他にも、少し荒っぽいのなら、ボールを持って、おにごっこでタッチしたら、ボールが相手に渡して、の追いかけっこ。
 ゴールの時に、ボールを持っていたら勝ち、とか。

 こんなのはどうかな?とプリシアに提案してみた。
 他に何か、面白いものあるかなぁと、思考は続く。

プリシア > 今は言葉で伝えられなくて理解が出来なくても、屹度将来的には理解出来る様に為るのだろう。
だから、今は此の侭でも十分だと、そう思う。

取り敢えずで示してはみたものの、実は此れには難しい点が存在していた。
プリシアは普通に浮き輪を使い浮かび乍では、両手でボールを投げる事が出来ない。
片手投げでは上手い事、狙って投げる事が難しいのだ。
尤も、座る様にして浮き輪に乗れば出来るのだから遣り方次第とも為るのだろう。
そうした事実は、やってから気付く事なのだから後で考える事と為るのだろうか。
後は別の案としては、自分1人では流されるしか出来ないが、彼女が居れば流れに逆らって泳いで貰う事も出来る、等もある。

「プリシアは、それで良いの。
でもね、ラファルおねーちゃんと遊べるなら、どんんな事でも良いから。
プリシアも、良いなって思ったらいうし、ラファルおねーちゃんも、何かあったら、おねがいするの」

意外と遊んでいる途中でも浮かぶ事があるのかもしれない。
だから今は其れで良いのだと思考を続ける彼女に伝え、どの浮き輪とボールにしようか?とキュッと手を握って答えを求める様に彼女を見上げるのだった。
彼女からもどれを選ぶかの質問が出たのなら、可愛らしい柄の描かれたものを選ぶだろう。

ラファル > 「プリちゃんは、これが良いんだね。」

 可愛らしい浮き輪を選んだので、ラファルはどうしようかなーと。
 どれも同じに見えるので、無難な形の浮き輪にしてみた、どれも同じならいいよね、と。
 ただ、プリシアが、浮き輪に乗りながらボールを投げられないというのは、知らないとなると教えようがない。
 実際に遊び始めてから、判れば伝えればいいのだろう。

「そだね、一緒に遊びながら、進化すればいーのだ!」

 そう、遊びながら、これをこうすれば、と言うひらめきもあるはずだ。
 プリシアの声にうんうんと頷いて、ばばーんと、全裸の幼女、胸を張る。
 ボールは、プリシアの浮き輪と同じような感じのボールにして見せる。
 浮き輪を膨らませてから、プールの方へと。

「じゃあ、此処に浮き輪を置いて、すわろ。」

 流れるプールに浮き輪を浮かせて、先にどーぞ、とプリシアに浮き輪に座る様に。
 ちょっと大きめの奴だから、座って浮くことができる筈。

プリシア > 「うん、これ、かわいいの」

嬉しそうに選んだ浮き輪を抱く様にして持ち乍、彼女が選ぶのを待っていて。
彼女も選び終わったのなら、後はプールへと向かうだけに。
先の事は先の事、其の時に考えるのだから今はまだ。

「遊びながら…えっと、進化するの。
……するの?」

彼女の云った意味の進化では多分考えていない。
そう思わせる様な、小さく首を傾げる仕草をしながら答えるも。
ボールも決めてプールへと向かう時にはもう気にしてはいない様で。
浮き輪とボールを持ってプールへと到着、彼女からの言葉を聞けば。

「えっと、浮き輪を置いて…こう?」

云われた通りに浮き輪をプールに浮かせて、其の上に座ろうとはするのだけれども。
彼女と違い半竜化の侭である為か、お尻から伸びた尻尾がちょっとだけ邪魔をする。
其れでも何とか浮き輪の下に尻尾を通し、ちょこんと座る事に成功した。
背中の翼も在って水の中に滑り落ちる事は無い、との利点はあるのだから良しとしよう。
普段と違う浮き輪の上に座る形であるからか、少しばかり嬉しそうにパタパタと彼女へと手を振ってみせる。

ラファル > 「うむうむ、プリちゃんは、可愛いの大好きだし、似合うよね!」

 なんか白い髪の褐色―――シロナが激しく同意してる、自分所で遊べとか思わなくもないが、同意してる。
 プリシアちゃんは、可愛いの権化だ。宇宙一可愛い。そうおもう。
 プールの前で浮き輪を浮かべて見せて。

「進化、するよ……!」

 遊びが。
 主語がない、ラファルが言う意味は、遊びは進化し続ける、なのだけども。
 さて、主語の無いラファルの言葉に、プリシアは、如何捉えるのだろう。
 ふと見たら、もう、気に成ってない模様、ならいっか、と流れをスパーンと忘れるのが、ラファルだった。

「そそそ、其の上に載って……!」

 浮き輪の上に座る彼女、元々、浮き輪は腰に通してと言うやり方と、横に座って乗るやり方がある。
 今回の浮き輪は大きめの物だから、座る事が出来るタイプ。
 どんぶらこーと流されていくプリシアちゃん、やっほぅー、と手を振りお見送り。
 と、そんな事はしない。
 ラファルも同じ大きさの浮き輪をぽーい。と投げて、プリシアちゃんの近くへ。
 ボールを持った状態でとあーっとジャンプ。
 人の頭をと飛び越して、ラファルが選んだ浮き輪に着地。
 そのままバランスを取りながらストーンと座れば、ぶい、と。

「この状態なら、投げられるよね!」

 両手が使えるなら、と、はい、と、軽く放物線を描いてボールをプリシアちゃんの方へ。

プリシア > 【中断にて、失礼致します】
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からラファルさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からプリシアさんが去りました。