2023/08/17 のログ
プリシア > 「……?」

自分を見詰める彼女の金色の瞳を見詰め返して。
其の反応と肩を掴む行動に、不思議そうに小首を傾げる。
そうした後の、自分に言い聞かせる様な言葉にもう少しだけ考える様な仕草を見せれば。

「あ、あのね、ラファルおねーちゃん。
その…えっとね、プリシア…遊びたい、の」

そんな彼女がこう云ってくれているのだから、彼女にはちゃんと答えないといけない、そう思って。
両手の指先を合わせてモジモジさせた侭、ポツポツと小さな声で正直にそう答えた。
気にさせてしまったのを少しばかり反省しているのか、尻尾をシュンとプールサイドの床に垂らす。

普通に考えれば我が儘を云わない方が良いのかもしれない。
だが、我慢ばかりをするのも良い事ではない。
性格的なものなのか、其の点はもう少し臨機応変に出来る様に為るべきではあるだろうか。

ラファル > プリシアの言葉を聞いて、ラファルはにっこりと笑った。
 満面の笑みで、にっこり笑って、うんうん、と、頷いて見せる。

「それで良いんだよ、プリちゃん。
 ちゃんと、自分の意見を言わないとだめだよ?
 何も言えないままでいちゃダメなの。
 良い子ってのは、ちゃんと、自分の意見も持って、それを言う事が出来る子だよ!」

 よしよし、プリシアの頭を撫でる幼女。
 はた目から見れば、全裸の幼女が水着の幼女の頭を撫でるとかそんな不思議な状態となっている。
 ラファルは、視線をクルリと回して。

「うーん、滑り台が良いかな?
 流れるプールが良いかな。」

 遊ぶ方向に切り替えて、さて、何で遊ぼっか?と
 ボートもあるんだ、と、色々置いてあるものを眺めて首を傾ぐ。

プリシア > 笑顔でそう彼女が答えてくれたから、ちょっと安心したかの様に、ニコッと小さく笑顔を浮かべてみせて。

「うん、わかったの、ラファルおねーちゃん。
プリシア、ちゃんと、したいことを云うよ?」

頭を撫でられて、気持ち良さそうに撫でる手に頭を寄せ乍。
機嫌を直した様で、垂れていた尻尾が揺れ始める。
少しだけ年上に見える全裸の幼女に撫でられる、年下であろう水着姿の半竜の幼女。
確かに、周りから見れば不思議なものが見れたといった感じだろうか。

そして彼女が挙げる2つの候補を聞けば、其れ等が在るだろう場所へと目を向けて。
遠目からどんな感じのものだろうと眺めてみる。
滑り台は高さ次第であれば恐くなさそうと判断出来て、流れるプールは大人も泳いでいる様な深さだからちょっと考えてしまう。
でも、ラファルが教えてくれた置いてあるボートや補助具を見れば、ラファルが付いてくれれば大丈夫かなと思えるもので。

「……プリシア、どっちも、してみたいの」

興味は在るし、何か在りそうでも信頼する彼女が居る。
だから、彼女を見上げ乍今度は素直に答えてみせるのだった。

ラファル > 「うんうん、それで良いんだよ、プリちゃん。
 したい事、すべき事、ちゃんと言葉にしないと伝わらないし。
 何も言わないいい子ちゃんは、辛くなって、大変だから、ね。」

 可愛らしい彼女、頭を撫でれば嬉しそうに、頭を擦りつけてくれる。
 尻尾も可愛らしく揺れて、背中の翼もパタパタしている。
 プリシアちゃんの頭を撫で終わり、ちゃんと伝える事は伝えきって。
 
「うーん、じゃあ、プリちゃん。
 先に滑り台を遊んでから、流れるプールにしてみればいいんじゃないかな?」

 まずは、と考えてみると、流れるプールに少しばかりの不安を感じているような気がした。
 それならば、先に、不安の無く楽しそうな方を遊んでから。
 次に、ちょっと不安のある流れるプールにしてみようか、と伝えてみる事に。
 いこっか、と、手を差し出した。
 二人で楽しく、水の流れるウォータースライダーで、遊んでみようか、と。

プリシア > 彼女の言葉はちょっと難しかったけれども、云いたい事は何と無くだけど解ったから。
笑顔を浮かべた侭、コクンと小さく頷いて応える。

「えっと、すべり台を遊んでから、流れるプールで遊ぶ…わかったの。
ラファルおねーちゃんと、一緒なの」

普通の滑り台は遊んだ事もあるのだけれども、此処に在る流れる水と共に滑り降りる遊具の経験は無い。
実際に滑ってみると又違った気分も味わえるのだろうが、其れは経験をしてみて解る事。
今は兎も角誘ってくれた彼女に付いて行く為、プールの水に浸していた足を上げて立ち上がると。
差し出された手を取って、そんな彼女へと身を寄せる。

移動する先でも、目立つ2人なのだから注目も受けるかもしれないが。
そうされる事には少しばかり慣れているので、そうは気にする事も無いだろう。
尚、其の注目を受けているのは実の処は全裸のラファルなのだが、半竜姿の自分が注目を浴びていると思ってしまっていたりして。
何かしらのタイミングで其れに気付かない限り、此の場所は全裸でも大丈夫な場所なのだという誤認をしてしまうのかもしれない。

ラファル > 「うん!プリちゃん、いっしょにあそぼ!
 たのしみ、だね!」

 折角、こういう所に来たんだから、遊ぶ事に関しては全力で楽しむべきである。
 他の皆も遊んで居るんだし、其処に一緒に交じって、遊ぶのは、最&高だと思うのだ。
 一緒に遊んで、楽しんで、笑いたいのだ。
 立ち上がる彼女に、にっこり笑って、手を握って歩き始める。

 ラファルは、自分の裸を見ている人の視線には理解しているのだけど、ラファル自体はそれを気にしない。
 見たければ見れば良い、そう言う意味では、ラファルもプリシアと同じように慣れている。
 そして、可愛そうなことに、ラファルは、全裸が基本なのでそれを指摘しないのだ。
 指摘の仕様ががない、のだけども。

リス > 「プリシアー!水着はちゃんと着てないと、駄目よー」

遠くで、見守っていたリス。
ちゃんとそこで常識に関しては注意しておくのである。
一応これでも、プリシアの母親なので。
自分の娘が全裸で徘徊するような子には育ってほしくない。
ラファルに関してはもう、諦めてるので、言わないのであった。

プリシア > 「うん、ラファルおねーちゃん、楽しみなの」

手を引かれ乍、共に歩く彼女の言葉に頷き答え。
先ず向かう先の滑り台へと向かって歩く。
彼女と一緒に向かうプリシアの姿は、誰が見ても嬉しそうに見えるだろう。
其の仕草から、表情から、雰囲気から、其れこそ彼女から感じられる全て撚り漂っているのだから。

「わかってるの、おかーさん。
プリシア、ちゃんと、水着を着るの」

着衣を嫌うラファルと違い、プリシアはそうした事を嫌がったりはしない。
だから、下手にそうした事を勧めない限りは確りと水着を着付けはするだろう。
母であるリスへとブンブンと大きく手を振り乍そう言葉を返す。

今迄はこうした場所に来ても、浅い場所で遊んでばかりいた訳で。
向かう滑った先が普通のプールに成っている様な作りの遊泳場所は初めてだ。
滑るだけとは解っていても、念の為にか寄り添うラファルの言葉を待って。

ラファル > 流石に、ラファルも自分が嫌な事は他人には勧めない性格なので、水着を着る着ないに関しては、何も言わない。
 ぶんぶんと、姉に―――プリシアからすれば母親であるリスの言葉に返答を返すさまを眺める。
 リスはなぜ、チェアで見ているか――それは、泳げないから、ではなくて。
 もっと別の理由がある。ただ単に子供がいっぱいいるから、見守らないといけないというだけだ。
 プリシアの姉達も別の場所で泳いでいるし、全員の監視はちょっと難しいだろうが、それをしているのだ。
 時折シロナやクロナが悪戯して、それを注意しているようでもある。

「んにゃ?」

 言葉を待っている様子のプリシア、此方を見ていることに気が付いたラファルは頚をことんと傾げる。
 どしたん?と言う様子でプリシアの瞳を見下ろして、それでも足はウォータースライダーへ到着する。
 其処は、滑り台のようになっているけれど、水がざばばば、と流れている。

「流しそうめんみたいだね。」

 いうに事欠いての感想が、其れだった。
 そんな風に言いながら、滑ろっか、とウォータースライダーの入り口に腰を掛ける。
 おいでおいで、と一緒に滑ろうと、プリシアに手招き。

プリシア > 他の家族達も居る、其れは当然だし、何をしているのか気になっているのもあるのだが。
其れ撚りも今は、一緒に居るラファルと遊ぶと決めている。
只1人、離れて座っている母も気にしているのだが…
今一緒の彼女と遊び終えた後に誘ってみようとか、そう思っているのだった。

「……あ、あのね、ラファルおねーちゃん。
プリシア、初めてだから…そのね、すべり台だけど、ちゃんと合ってるのかなって」

遠目に見ていても滑り台とは認識出来ても、普通の滑り台との違いも解る訳で。
ラファルと一緒に足元に水の流れるウォータースライダーの傍迄到着すれば、ついジッと其れを眺めてしまっていた。
眺めている処で声が掛かると、其れへと彼女へと眼を交互に向け乍、そうした説明を伝えるのだ。

流しそうめんみたいだと、そう感想を伝えてくる彼女に。
水の流れ始める足元から、少しばかり遠くに見える、其の終わりと為るプールへと確かめる様に視線を移せば。
其の途中、先に滑って行っている人を目で追ってから、申し訳程度に小さく頷いてみせる。

そうした言葉の遣り取りを終えた後、入り口に腰を掛けて手招きをする彼女。
そんな彼女の元へと恐る恐る歩み寄り、横幅が在るの為らば其の隣へと。
そうでないの為らば、少し迷って彼女の前か後ろなのか、彼女が示す場所へとちょこんと座り込むつもりで。

ラファル > 「あは、だいじょーぶ。
 どんな遊び方だって、良いんだ、だって、遊びだもん!」

 何かを探るようなプリシア、そんな彼女に、にっかーと満面の笑顔で笑って見せる。
 遊び方なんて、幾つでも作ればいいのだ、間違いなんてないんだと笑って。
 頭から滑っても良いんだし、お尻から滑っても良いんだし、と。

 ウォータースライダーを戸惑う事はナインだよ、と、眺める彼女に、かむかむ、と手招きを繰り返す。
 気にすることはない、楽しみたい様に楽しめばいいのだ、と。

「此処においで、抱っこしてあげる。」

 自分の前に来るようにぱちゃぱちゃ、と水を叩いて見せる。
 プリシアが自分の前に座れば、きゅ、と抱きしめる。
 安全バーとかシートベルトの代わりなのか、固定してから。
 流れる水に身をゆだねるように、滑り始める。
 水で滑りやすくなっている滑り台を、徐々に、徐々に、加速して、滑っていく。
 短そうに思える滑り台もそれなりに長く、どんどんどんどん加速して、二人の体は弾丸のように滑り落ちる。

プリシア > 【本日は此れにて中断致します】
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からプリシアさんが去りました。
ラファル > 【中断します】
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からラファルさんが去りました。