2025/03/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にキールさんが現れました。
■キール > 夕暮れの貧民地区。
その一角からは賑々しく何かが砕ける破砕音が響きわたる。
其れは男が勝手に決めているなわばりの中でオイタをする流れ者共が住み着いた場所へのカチコミの始まりの合図。
頑丈な木の扉は男の太い足やがっちりとした腰が生む力によって蝶番が壊れ、室内に吹き飛び、テーブルで賭け事に興じていた男達を撒きこみ、破砕音や効果が散らばる音に混じり柔らかなものが潰れた音が加わる。
室内に足を踏み入れた男は手慣れたように中に居る男達をぶちのめし足の骨や膝を砕き、時には殴りかかってきた従妹の頭を握り、棍棒代わりに使い男を倒そうと群がってくるチンピラたちを打ちのめしていく。
時間はさほどたたずにその賑やかな音は収まり代わりに響くのはくぐもったうめき声のみ。
そんなめき声が響く荒れた室内に立つものは巨躯の男のみ。
制裁が十分であれば、指導料代わりにチンピラたちの溜め込んだ金を懐に入れながら階段を上り始める。
元は宿だったのか一階のエントランスの生活エリアと、二階の個室兼攫って着た女子供を捕らえる部屋になっていたとの話通り、空ければ誇示や誘拐された女たちがおり、男は興味が湧かない相手であればそのまま逃がしつつ、いい女でもいないものかと扉を次々に蹴り開けていく。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からキールさんが去りました。