2025/03/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にアルティナさんが現れました。
アルティナ > 貧民地区の外れに位置する孤児院
元々は併設されていた修道院が運営していたのだけれど、先代の院長が亡くなってからは、他の教会の司祭が院長を務めている。
とはいえ、その院長がここに顔を出したことなど一度もないのだけれど。

「うーん………今月のぎりぎりですね……」

院長室とは名ばかりの執務室
その古びた机で帳簿に向かい合っているのは、まだ少女と言って差し支えのないシスター
幼さの残る顔に皺を寄せて、難しい表情を浮かべ。
手元には何度も計算したらしい痕跡が散乱している。
教会本部から送られてくるはずの予算が滞りがちなのは、日常茶飯事
それでも、これまでは送れられてこないということはなかったのだけれど……。
賑やかな子どもたちの声を聴きながら、溜息をひとつ。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にランドルさんが現れました。
ランドル > そんな孤児院に訪れたのは一人の男性。
そう派手でもないが地味過ぎる訳でもない、身軽な恰好で片腕に箱を抱えやって来る。
この貧民地区へのちょっとした依頼のついでと、荷物の運搬を片手間で頼まれたのだ。
別に中身には興味もないものの、それなりの重量を感じられるか。
片手間で軽く一杯引っ掛ける程度の小遣い稼ぎが出来るんだ、断る理由もない。
ちなみにメインの方の依頼は終えた後であり、後の時間はフリーだ。

この辺りで孤児院なんてそう数はない、迷う理由もなければ早々に到着し。
箱を抱えたまま扉の前に立ち、コンコンと軽くノック。

ランドル > 暫し待つも反応はない。
とはいっても孤児院内からは何かしらの気配は感じられるのだから、誰かしらは居るのだろうが…

荷物を勝手に置いてしまっては怪しまれるだろうし、声を張り上げるのも何だか気が引ける。
ついでにと頼まれたが、確か急ぎとかではなかったはずだ。

少し考えた結果、結論は…一旦出直す。
今は無理だし余り遅らせてはマズイだろうし、また近い内に来るとしよう。
軽く肩を竦ませると、孤児院を後にするのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からランドルさんが去りました。
ご案内:「」にアルティナさんが現れました。