2025/03/09 のログ
■ホロウ > ピリリッと肌が、というか身体が痺れる。
そろそろ戻る時間が来たようだ。
ふわっと現れた幽霊は
ふわっと消えてしまうのだ。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からホロウさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にジーゴさんが現れました。
■ジーゴ > 寒さには強いはずの体が震える。
足早に家路を辿るつもりだった体は全然思ったように動かなくて
普段であれば勝手知ったる庭で、簡単に抜けられる貧民街が永遠に続いているように感じる。
どんどん遅くなっていた歩はとうとう止まって、朽ちかけている石造りの塀に手をついた。
世界が回っているかのように感じで、自力で立っていること自体が難しい。
両手で塀に体重を預けてなんとか立っている状態だ。
体の不快感に呼吸は荒く、思わず目も閉じた。
■ジーゴ > 「はきそ…」
クスリもやっていなければ、酒も飲んでいない。
飯だって食ってないのに、なんでこんなに気持ちが悪いのか…
体の中がぐちゃぐちゃになるような感覚と手の震え。
こんなに寒いのに体は脂汗をかいて、額から顔、首筋まで流れ落ちる。
「ゔぇ…ゔゔぇ…」
苦しさを誤魔化すかのように塀に爪を立てた。
吐くものがない胃からは胃液が逆流してそのまま地面に嫌な水音を立てて流れ落ちる。
吐いたことで何かが良くなるわけでもなくただ、喉が焼かれる不快感が加わって。
■ジーゴ > 「あーーーくそッ」
そのまま地面にへたり込んだ。
世界は回り続けていて、一度座り込んでしまうともう立ち上がれなさそうだったのに。
自分の吐瀉物を緩慢な動きで避けて、塀に背を預けようとしたけれど
シャツ一枚越しに感じる石づくりの塀の冷たさに余計に震えるだけだとすぐにわかって
立てた膝の間に渡した両腕に額を乗せて、世界がぐるぐると回るのに耐える