2025/02/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にホロウさんが現れました。
ホロウ > 姿が見えない身体というのはとても便利である。
こうして普段なら入り込めない貧民地区にもお忍びで入り込める。

――…それも安全にである。
平民地区だと稀に、富裕地区だとかなりの確率で、
幽霊に対して結界に近しい防備がされているのだが、
残念(ラッキー)な事に貧民地区では稀の稀。

なのでこうして人間のふりをして地面を歩いてみたり、
通りすがりの人間に珍獣でも見るような視線を送ったり、
何なら脛を蹴って逃げることもできる。

普通なら貴族がそんな場所に行くな!と言われるのだろう。
でも、幽霊である自分には関係ない、関係ないのであった。
さて、なんぞ面白いものでもないだろうか?
面白いことでも起きていないだろうか?

足音もなく、気配もなく、幽霊の少年は貧民地区を歩く。
ただ霊感が強いもの、魔力が強いもの、その手の職業の人間には、
青白く不安定な人間?が歩いているように見えるだろう。