2025/01/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にラッツィオさんが現れました。
■ラッツィオ > 市井の者たちが訪れるには勇気の要りそうな、ガラの悪く騒々しい声の響く貧民地区の酒場。
小悪党と呼ばれても仕方のない外見の男女に混じり、男は酒を傾けていた。
知己というわけではない、たまたま店に入って飲んでいたら意気投合してしまったのだった。
男とて物騒な仕事を生業としており、小悪党とは話の分かる部分もあるがゆえに。
「――そんだけ相手を酷ェ目に遭わせておいて、自分は女も買えねぇビビりなのかよ。
お前の度胸はどうなってんだ、面白いヤツだな」
男女のなかでも年若い青年に話題が移り、彼の及び腰なエピソードが披露される。
曰く、報酬が銀貨1枚足りなかったから巨漢の戦士をボコボコにしたと。
そこへ隣から鋭い横槍が突き刺さる。
曰く、こんなにイキっているくせにこいつは女を知らないのだと。
その場にいた一同は大盛りあがりで笑い、青年といえばバツが悪そうに悪態をついた。