2025/01/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にアキアスさんが現れました。
アキアス > 貧民地区の中でも、入り組んだ路地。
酒場や娼館などもありはすれど、平民地区の表通りやまして富裕地区などのそことは比べ物にならないほどの荒れようで。

建物の影や路地裏、酷い時には周囲に人が居ても構わず売春などが行われており。
むしろそれならばまだましな方で合意の伴わない行為なども茶飯事である場所。

そんな場所の場末の酒場から安酒で気持ちよく酔って出てきたばかりの男。
其処らで春を売る女たちの声を受けながら歩いていれば、
酔ってふらつく足取りと、誰かの進路が重なって。

「お、っと、っと、危ねぇ、っ」

足早にそこから離れようとする相手の進路上、男も避けようとするからか、その視界を覆うように巨躯で塞ぐことになる。
そこから無理にでも体を逃せばどうにでもなるのかもしれないが、酔ってふらつくからかそうする様子はなく。
ともすればぶつかってしまうかもしれないけれど――……

相手によっては退屈を凌げるかもと、内心ほくそ笑みながら、相手の対応を赤ら顔で見やる。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にアイリースさんが現れました。
アイリース > 貧民地区のとある一角に用があって踏み込んだアイリースは、途中明らかにガラの悪い男に絡まれ、逃げるために入り込まないようにと言われていた路地に入ってしまった。
感じた事のない不穏な気配に脅えつつ、人目を気にしてどうにか出れないかと路地裏を彷徨う。
時折不躾な視線が向けられている気がして、それから逃れるように足早に移動するが、どんどん奥に言っているような気がしてどんどん不安が大きくなっていく。

そんな時、ふと誰かにぶつかりそうになって避けようとするが、相手も避けようとしたのか道を塞がれてしまう。それに反応しきれず、思わずぶつかってしまう。

「す、すみません」

脅えが混じりながらも謝罪してからちゃんと相手を見なければ謝罪にならないのではと、育ちの良さを感じられる判断をするがしてから後悔した。
かつて自分の身に起きた悲劇。
この身を初めて暴いた男が目の前にいた。
血の気が引き、体が震える。
すぐさま立ち去るべきだというのに、足が震えてうまく動いてくれない。

アキアス > どん、と、思い切りぶつかる相手。
碧眼でじろりと見やった相手は記憶の中にある容姿をしていた。
酒精の回った頭がぐるりと記憶を掬い、思い出すのは淫靡な光景。
いつだったか、仲間内で囲い込み複数で貪った若々しくも実った肢体。……記憶よりも感触を思い出すほどの。

「ぃよう。アイリース。……お見限りじゃねぇか。ちょうどいい、付き合えよ」

彼女の慌てよう。他にもこの女を狙って追い掛け回す男がいそうなふうではある、と。そんなところは思考のめぐりが良く。
相手も男のことを思い出したのだろう。それでも逃げ出さないのは、足がすくんでしまっているからか。

なれなれしく、彼女の腰元に腕を伸ばす。
首尾よく捕まえてしまえば、そのまま己の塒にと、攫ってしまうつもりで。

アキアス > 【部屋移動いたします】
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からアキアスさんが去りました。
アイリース > 【部屋移動いたします】
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からアイリースさんが去りました。