2024/09/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にオウルさんが現れました。
オウル > 欠伸をぐっと噛みしめながら少年は貧民地区を歩く。
今夜も【ギルド】で一仕事の後なのだが、この頃【飴玉】配りの仕事も【お届け物】の仕事もなく、ただギルド併設の酒場で給仕をする1日が続いていた。

何故かとマスターに近しい先輩諸氏や受付の人間に聞いても、「今はおとなしくていろ」の一言で一蹴され、ここの所毎日痛くなるほどに首をかしげている。

――…おかげで財布が非常に軽く、帰り際に平民地区の通りで狩りでもしようかと思うところ。

冒険者ギルドに顔を出して仕事を探すのもありか。
あるいは今の仕事の技術を生かして何処かで真っ当に働くか、学院での生活がおろそかにならない程度に何とかしようと、諸々考え事をしながら歩いている為非常に隙だらけで。

口の中も今夜は寂しい。
試験薬も特にあるわけではなく、さて今夜はどうしようか、何をしようか、早々に貧民地区を抜けようか、まあ歩きながら考えよう。


たどり着く先は平民地区の宿……ではなくてどこぞの図書館だろう。
あの図書館で今宵も一夜過ごすことになりそうで。
少年は夜の闇の中へと消えていくのであった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からオウルさんが去りました。