2024/09/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にオウルさんが現れました。
オウル > 欠伸を繰り返しながら眠たげに眼をこすり歩く少年。
朝早くから『ギルド』に呼び出され、酒場で給仕のバイトをさせられて、その帰り道である。

仕事中でも外さない意匠こらした眼帯、裸眼の左目をこすった際に少しズレていたのを指でつまんで位置を直しつつ、こんな時間に開放されてもやることがないと、今にも雨が降り出しそうな貧民地区の路地を平民地区に向けて歩く。

肉ゼロの賄スープと黒パンはもらったので空腹ではない。
無賃で働かされたので報酬がないので財布も軽い。
加えてここは貧民地区で財布が重そうな人間もなし。

さて、どうしようか?

眉間に皺をくっきりと浮かべ、難しそうな表情になりながら、少しぬかるんだ道を進む、点在する水たまりを時々よけながらだ。

「あー…誰かのところに遊びに行く、とか、冒険者ギルドで仕事を探すってのもありだなー………。」

雨上がり、今にもまた雨が降りそうな、人気のない路地に独り言がむなしく響き渡る。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にイェフィムさんが現れました。
イェフィム > (そんな少年の行く先、曲がり角をひょっこり出てくる少女が一人。
 こちらも義両親の気まぐれに付き合わされて、
 夜通し戦ってきた帰り道。正直身体は疲れ切っていた。
 どこかに宿をとることも考えつつ歩いてきて…)

「わっ…。」

(少年にぶつかりそうになって慌てて避ける。
 その少年の風貌に見覚えがある、確か「逃げ兎のオウル」と呼んだか。
 そんな彼を見詰めてまさか面倒ごとじゃなかろうなと思ったが…。
 偏見はいけないと頭を振ってから)

「失礼、少しぼーっとしていたようだ。」

(まずぶつかりそうになったことへの謝謝罪をした)

オウル > ひとまず平民地区へ行こう。
平民地区の安宿に空きがないかの確認をして、あれば少し無理してでも借りて拠点を確保、それからあまった金で軽く食事をして、それから……と、頭の中でこれからの予定を考えていれば、当然人の気配に気が付く事なんてできない。

「……あっっとー!?」

眼帯はしているが万全な筈の視界に不意に映る人影。
意識を考え事から戻した時には、その人影と接触間際で――…交通事故、と、なりそうだったが幸い相手が避けてくれたので、ぶつかる事はないが、無理に回避しようとして、こけた。

足元がぬかるんでさえいなければ、もう少し周囲に意識を向けていれば、こんな事にならないだけの身体能力があっても、不安定な足元にはかなわず。

べちゃ

と音を立てて、尻もちはついた。
これは恥ずかしい、生きてはいられない。

「……や、こちらも、うん、考え事してたから。
 失礼じゃないけど、……まあ、うん……。」

尻もちをついた状態で、見上げるのはぶつかりそうになった相手の貌、なんという優男……こんな場所に何の用だ?と、じぃと半ば睨みつけるような視線を向けながら、適当な返答を返した。

イェフィム > (あ。声に出すより先に少年のお尻が地面とこんにちは。
 身軽そうに見えるとて、足元が不安定な泥濘の中、
 さすがにいきなりぶつかりそうになった少女を避けるのは難しかったようで…)

「あ……。」

(男にしては高い声が小さく漏れた。
 そして尻もちをついている少年にそっと手を差し伸べる。
 睨みつけられるような視線を向けられることも少ないわけじゃなく、
 何でもないことのように受け止めながら)

「すまないな。少し考え事をしていた。弁償させてくれ。」

(さすがに泥まみれになったその姿でいられるわけは無いだろう。
 着替えを持っているのか分からないのもあり、
 少女はとりあえず着替えを手に入れることを提案する。
 …相手に男と思われていることは気づいていないのだろうか、
 気づいていても特に気にすることはないかもしれないが)

オウル > あ、ああ、魔獣の皮を鞣した革のズボンであり、尻もちをついたのは水たまりでなくても、昨晩の雨でどろどろになった地面に含んだ水が染み渡る――…じわじわーっと、じわじわと。
それを表にださないだけ自分は偉い、ほんとそう思う。

しかし、優男とぶつかりそうになるし、それもかわし切れずに尻もちをついたのは冒険者の端くれとして【ギルド】の人間として恥ずかしい。

「弁償は……まあ、はい……。」

手を差し伸べられて、少々声までイケメンか?というくらいに耳に心地よい少しばかり高い声で言葉を紡ぎだす相手に対して、歯切れの悪い言葉で返答をすれば差し出された手に手を重ねて、(思いっきり引っ張って巻き込んでやろうか?)と思いながらも、素直にその手を借りて立ち上がり。

「いや、弁償は、してもらうんだけど、貧民地区だぞ?
 こんなところでボーっとしてると、兄さんよわっちく見えるから直ぐにカモにされちまうよ?」

自分も考え事をしていた事を棚にあげ、重ねている手とは逆の手でそれとなく自分のズボンの尻を触って、濡れ具合を確認…するまでもなく、手にはぐちゃとした嫌な感触。

思わず、相手に向ける表情もその濡れた気持ち悪さに、うへぇっと露骨に嫌な表情を浮かべてしまうのだった。

イェフィム > (差し伸べた手に少年の手が重ねられれば、よいしょ、とその手を引いて立ち上がらせようとするだろう。
 少年が悪いことを考えているなんてつゆ知らず、少女は自分に泥が付くのも厭わずに、
 手で払える部分はその白く細い手で払ってしまおうとして)

「ははっ、弱っちく見えるとはご挨拶だな。
 これでもこのあたりを担当させてもらってる騎士やってるし、
 万が一カモにされたらそれは俺が実際に弱かったから仕方ないってことになるだろ。」

(一瞬ぽかんとした表情を浮かべたが、
 すぐに愉快そうにからからと笑う。
 少年がお尻を気にしているのを見れば、
 とりあえずマントを貸し与えて周りからそんなお尻が見えない様にしておこうかと。
 もちろんそれを少年が嫌がるなら無理強いはしないが)

オウル > 騎士、騎士と自称……でもないのだろう、身のこなしと立ち上がる際に引いてくれた力は確かに相手が騎士だということを納得させるだけの力はあり、その部分は否定する理由もない。

それに身のこなしどころか、自分が汚れるのも構わず相手を気遣う仕草も相手が騎士である事の裏付けのように思える。
流石にマントを貸してくれた時には大丈夫だと首を小さく左右に振ってお断りと、流石にねぇ男相手に此処までしてもらってもそんなに嬉しくない。

「……あー…………。」

それ以上に、思い出した。
こいつは【ギルド】でも要注意人物の一人。
特にここらで『飴玉』を配る際には気を付けるべき人物。
優男、名前は…確か……イェ……イェ何とか。

名前はうろ覚えであるが、顔立ちや銀色の髪は特徴的で手配書の似顔絵?的なアレにやたら格好よく書かれていたので覚えていた。

これは顔をハッキリと覚えられる前に正直逃げたい。
が、弁償をしてもらうまで言ってしまったので、ここで逃げの一手を打つと不自然に思われてしまう。

愉快そうに笑いやがって、こちらは泣きたい、と、顔にはださずに、取り繕うような笑顔を浮かべてみせると、ひとまず。

「えっとー…んで、……弁償に関しては、金でもくれるの?
 で、も…あれか、アンタの知ってる店とかの方が、何かと都合がいいかい?」

前者がいい!金で解決してくれ!と祈りを邪なる神に捧げ願いながら、かく、と軽く小首をかしげて、目の前の騎士様に問うのだ。

イェフィム > (騎士服の上からでは真っ平に見える胸。
 そして細い腰に手足、確かに弱いと評されるに不足は無いだろう。
 マントを差し出して断られれば、再び自分がそれを羽織った)

「イェフィム。」

(少年にまだ名乗っていなかったことを思い出して、
 そう名乗る。
 目の前の彼が非合法なことをしているであろうことも視野に入れたうえで、
 でも目の前でそれを行っていないので捕まえようとはしない。
 これは老若男女関係なく、自分のやり方である)

「イェフィム・ティル・ルクスだよ。
 そちらは……オウルで間違っていないかな。」

(そんな少年の祈りや願いと裏腹に、
 少女はサラリと笑いながら首を傾げて見せる)

「俺は今は仕事上がりなもんでね。
 悪いが時間外労働はしない主義なんだ、理由もなく捕まえるかよ。面倒くさい。」

(少年が顔に浮かべる笑顔に対して、こちらは心から笑っている。
 実際に誰かが絡まれていたらブチブチ文句を言いつつ助けたりはするが、
 面倒くさい、という言葉も嘘じゃないのだろう。
 軽く肩を竦めて見せた)

「それじゃあ俺も知ってる店に行くか…。
 丁度ここから近いんだ。」

(うん、と小さく頷いて見せる。
 少年にとっては有難迷惑かもしれないが)

オウル > そうそう、イェフィム。
そう都合よく(都合悪く)遭遇するとは思わなかったし、自分としては騎士ってだけで鳥肌モノ、近づいてくる前に脱兎が如く二つ名を発揮して逃げるつもりでいた、そんな自分を今は恨みたい、名前まで憶えられてるし?

「………イェフィムさんね。
 オウル、うん、まあ名前を覚えてもらっていて光栄だけど、アレか、その言い方だと、冒険者の顔で覚えられてるわけじゃなさそう、だなー……。」

溜息しか出ない。
取り繕うような笑みしかできない。
帰りたい、【ギルド】に逃げ込みたい。
……が、騎士様曰く捕まえるつもりはないらしい。

「…あーそうなるよねぇ?
 自分で言っておきながらそうなるよねぇ?
 いいや、もう、男とデートなんて酔狂な真似したくないけど!さっさと弁償してもらって、さよならバイバイしよ?」

嫌悪は見えない、が、不満げな顔はバッチリと。
眉間のしわは先ほどから消えることがないし、眼帯の下でも裸眼でも、じーっと不満げな視線を騎士様に注ぎ、それから大きなため息を吐き出すのだった。

これが!美人とだったら!どんなに嬉しいか。
男!そのうえ嫌いな騎士!最悪の組み合わせでは…?
途中で逃げるつもりはない、ので、嫌がらせついでにがっつり金を使わせてやるつもりである

イェフィム > (どうやらすっかり相手には嫌われてしまったようだ。
 こりゃ困ったなぁと苦笑を浮かべつつも、ん-、と小さく顎に手を添えて声を漏らす)

「さんはつけなくてもいいんだけどな、俺、あんまり育ちがいい方じゃなくてね。
 うーん、と、まぁそうだな。
 冒険者としても名前くらいは聞いているけど、それ以上に…って感じ。」

(それだけに信頼されてる運び屋なんだろうと認識していた。
 この王都、騎士だろうと貴族だろうと、名前を伏せて運び屋を雇うなんてよくあること。
 おそらく義両親も使ったことがあるんだろうな、なんて少し遠い目をして)

「…あー、別に俺は…、まぁいいや。
 とりあえず行くか、今回アンタは被害者なんだから、
 俺の方はそのつもりでいるし……っ…。」

(不満げな表情がばっちり目に入り、男とはっきり声に出されれば、
 やっぱり勘違いされてる…と自分の胸に手を当てた。
 ちっぱいはコンプレックスです。
 ふ、と少し遠い目をして笑いつつ、じゃあ行こうか、と歩き出す。

 そこからものの5分もかからない場所、路地裏経由した先にその店はあった。
 こぢんまりしているが仕立てるものは貧民地区では上等なもの。
 ただ、此処で空気読まない奴がいた。
 その店主が)

「いらっしゃいま……ああ、お嬢、お久しぶりです。」

(と、明らかに少女に向かって言ってのけた)

オウル > 嫌いも嫌い大嫌い。
地位と金で好き放題やる貴族に+して武力を持つ騎士。
下級から上級まで差があるのも知っているが、須らく嫌い。
――…ほんっと嫌いッ

あとこの知ってます的な態度よ。
あまり深く言い返すと墓穴を掘りそうなので、相手が知ってると思われる範疇以上は自分について語るのを止める。
相手は自分の名前をしって顔を知ってる、で深く考えるのをやめた。

あーその時分はショック受けてますみたいな、胸に手をあてて考えるを行動にだす仕草も厭味ったらしい、この、この!

なので自分の中で相手に使わせるべき金額を加算していくと、言われるがままに騎士様の後をついて歩く。
5分もせずに自分の知らぬ店にたどり着く【ギルド】絡んでいないお店なのだろう。


お嬢様?
お嬢様??

お店に入って早速、鼻で笑って見せた。
店主の言葉はあれだ貧民地区ジョークなのだろうね。
ただ久しぶりというところから騎士様なじみの店なのだろう。

「………初めて来る店の店員を笑う趣味はないけどさ。
 お嬢様だってさ!いくらイェフィムさんが優男でも、ねぇ?」

くっ喉を鳴らすようにして笑いかけたが、失礼すぎるとそれは飲み込み、少し後ろの位置に立っていたが相手の隣へと並び立つと顔を見上げて、少々厭味ったらしく、底意地の悪そうな表情を浮かべてから、からかうような言葉を口にした。

ないわー、ないですわー……。
顔立ちは確かにいい、ふるまいも許そう、でも、なぁ。
胸板はごりっぱですしどうみても、ねぇ……。

イェフィム > (苦笑いを浮かべたまま、少しだけ少年との間に距離を持って歩く。
 嫌われるのも慣れているとは思うけれど、
 此処まで表に出されるのは何というか…なんというかである。

 あくまでも業務的なもので知っているだけなので、
 少年の人となりを知らぬから今の態度なわけで、

 さすさす。胸を擦る。真っ平である。
 ……傷ついて何かいない。無駄にきりっとした顔に戻った。

 魔獣をはじめ、魔道具をも扱っているその店では、
 貧民地区ではゼロ一つ違う値札が付いていたりする。
 だが、店に一歩足を踏み入れた際、店主の言葉にはため息一つ)

「…その呼び方はやめてくれよ、お嬢様なんて柄じゃないんだから。」

(お嬢様呼びは否定しつつも、女であることは否定しない。
 店主は厭味ったらしい少年に向けてきょとんとした表情を浮かべ、
 「なんだ知らないのか?。」
 と、情報に煩い貧民地区でそれを知らない人がいるのかと言わんばかりに首を傾げている)

「……いや、えっと…。」

(男装こそしていても、嘘をつくのが上手くない少女は、
 少年の問いかけに困ったように苦笑を浮かべるばかりで)

オウル > 知らない、知らない?はい、この店は知らなかったです。
なので知らないのか?と問われると、肯定するように縦に頷く、【ギルド】が絡んでいるお店であれば知らないわけがないが、それ以外は生活圏に絡んでなければ知らない。

それにここの品ぞろえはパっと見ただけでも、自分が知る店の品ぞろえより桁1つ高いだろうと想像つく、だからそんな高級な品ぞろえのお店など記憶にないし、知らない。

「えっと、なんなの?
 流石に美人女騎士にカリなんて作れたら、間違いなく金でなく身体で責任とれっていうし?
 幾らここ最近飢えてるとは言っても優男を襲おうなんて思わないから、安心して金使ってよ。」

浮かべる苦笑まで様になってるなちくしょーなんて顔に出さない、やっぱり相手の容姿や振る舞いを褒める言葉を飲み込みながら、へらっと少しだけ砕けた笑みを口元に浮かべると、高さ的に非常に触れやすい騎士様の尻でも仕方なく鷲掴みにしてやろうと、手をそーっと伸ばす。

財布を頂くときと同じように、前触れもなく唐突に伸ばして、触れること叶えば衣装の上から思いっきり鷲掴みする、咎められればごまかすように肩をすくめるつもりである。

イェフィム > (店主は若干あきれた姿すら見せた。
 「まぁ、この格好じゃあ、そう思っても仕方ないかもしれないけどな…。」
 そう眉尻を下げてこちらも苦笑である。

 実際に、ギルドに絡んでいる程度の冒険者ではやってこない店だろう。
 高級だから鼻にかけるつもりはなくとも、そうなっちゃったかな、と少女は思いつつ)

「……いや、あの、ははは。」

(少年の言葉に苦笑を浮かべたまま、「この子に合う服一式見繕って。」と、店主に告げる。
 店主が店の奥に消えると同時、少女のお尻に少年の手が忍び寄ってきた。
 その手がわし、とお尻を鷲掴みにすれば、それは男性ではありえない柔らかさをもって少年の手を迎え入れて…)

「ひっ…!?ちょ、な、何してっ…ッ!?」

(胸と同じく貧相なお尻だが、
 それでもその柔らかさは男ではありえないもの。
 それを掴まれた少女はの顔は、騎士ではなく少女のものに戻って、慌てた様子で諫めてきて)

オウル > ……ん?

掌にしっかりと返ってくる肉感は男ではあり得ない弾力。
具体的には引き締まった筋肉質の尻肉ではなく、柔らかさと特有の肉感のある程よく引き締まった理想的な尻肉で。
ぐに、むに、ぐに、むに、と、確認の為に四回ほど諫められても気にせずに小さな手と細い指と総動員して揉む。

――…うん、流石に、わかる。

「……服は要らないから、身体での支払いに変えない?」

柔らかさのある騎士様のお尻から手を離さぬまま提案を。
へらっとした軽薄に浮かべる笑みに露骨に下心あります!見たいな色合いをのせ、眼帯下の瞳も裸眼の瞳もにまっと細めて、改めて優男もとい優美人の顔を見つめるのだった。

いま、その騎士様の顔は間違いなく女…ではなくて、優男ではなく、そこはかとなく可憐さの感じる表情で、ごくっ、と小さく生唾さえ飲んで見せた。

「うん、大丈夫大丈夫。
 ここ最近してなかったけど、やさしくするからたぶん。」

店主が店の奥に消えている、今が、チャンスと言わんばかりに言葉を矢継ぎ早に畳みかけて、それはもう期待の眼差しを――…だって、要注意人物を堕としたら、【ギルド】の貢献度も上がるし?チャンスでしかないのでは…?

イェフィム > (ぐに、むに、ぐに、むに。
 小さな掌と言えど、柔らかいお尻を何度も確認するように揉みしだかれ、
 少女の身体はそのたびに、ひく、ひく、ひく、ひく、と小さく震える。
 ぶるり、と震える少女の身体、下腹部がジワリと熱くなっていく…)

「へぇっ…!?」

(へらっとした少年の笑み、でも明らかに下心ありきなそれ。
 間近から向けられるその表情に、金色の瞳はまん丸く見開かれた。
 さっきまで男と騎士と嫌っていた目線ではなく、明らかに情欲交じりになってきた目。
 その目に少女の下腹部は無意識にじわりと蜜を滲ませ始めていた…)

「……っや、そ、そりゃ、いい、けど…でもッ…。
 んっ……んっ、……っぁ……ッ……。」

(その間も少年の手が動いていれば、少女の腰もヒクンヒクンと動く。
 その時点でよくわかるだろう、乗り気だと)

オウル > 久々の欲望のはけ口をゲット、更に手配の人物という事で【ギルド】への貢献度もゲット、ついでに替えの服もゲットできるとか、win-win-winという奴では?何て思えば笑みがした心まみれにもなろう。

それによくよく見れば騎士様は大変おいしそうな顔立ちをしていて、掌にも指先にも程々良い肉付きの感触が返ってくるとなれば、ね?

もう少し、もうちょっと、足りない、足りない、と、ぐにぐに、むにむに、と、店主が戻ってこようが構わず強く騎士様のお尻に指が食い込むくらいに揉み続けながら、見上げているその可憐な顔を彩る金色の瞳が丸くなって、驚く顔ながらも腰が疼くような動きを見せていることに、浮かべている底意地の悪い笑みを更に歪め、唇の隅を大きく持ち上げてにんまりと笑って。

「いいんだ?騎士様でも性欲には敵わない?
 ……じゃあ、お詫びの服を受け取ったら、安心して着替えれる場所まで案内してくれる?」

言葉はどうとでもとれるものを返し、騎士様が望む場所へと、誘うような物言いをすれば、その言葉の終わりにはもうひとつ意地悪を付け加えようか「……それとも、ここのトイレでも借りちゃう?」なんて、ね。

まっ裏を返さなくても流石にぐしょぐしょのズボンを着替える場所は欲しいわけで、更衣室、みたいな場所もあるにはあるだろうけども。

イェフィム > (少年の思惑が分かっているのかいないのか、
 少女はふ…、と小さく熱っぽい吐息を吐き出しながら、
 その小さな背中に腕を回して、肩口に顔を埋める。

 むにむにむに…、とお尻を撫でまわされて、
 やがて少女の体はビクンッ、と大きく震えて、
 ズボンの股間部分はじゅわりとシミを広げていく。

 いつの間にか店主が戻ってきていて、
 その様子に一瞬目を見開いたものの、
 「ヤるなら商品は汚さないでくれよ。」とだけ述べた。
 あとは新聞でも広げてみて見ぬふりである。

 唇の端を持ち上げる少年の笑顔。
 それにまたゾクリと、虐げられるような快感を感じて)

「そ、そういうわけじゃ…ッ、……っ、ん…。」

(店主が持ってきた服一式、今の少年が着ているそれに可能な限り似た、
 それでも品質は明らかに良い物、魔獣の皮やシルクを使ったシャツなどを重ねておかれているカウンターへ向かう。
 そこで金貨の詰まった小袋を差し出して…)

「……奥、借りる。」

(それだけ告げると、店主はその小袋を受け取って、小さな更衣室を指さす。
 誰がやってくるかもわからない店の中、少女の性癖は知っているとばかりに。
 それを確認すれば、少女はくい、と少年の手を引いて更衣室へと歩いて行くだろう)

オウル > 気が付けば自分の肩口には騎士様が顔を埋めている。
何かを耐えてナニかを堪えて、あまつさえ喜ぶ姿に見える。
だけども、それを咎めるような素振りもせず、ただただ騎士様のお尻の肉を揉んで擦って楽しんでいる――感度も良好か。

「ダメだよ?この程度で濡らしちゃ、欲求不満がバレバレだし」と、囁く言葉は自然と騎士様の耳元に。

それから店主が戻ると騎士様が支払いに行くので一度だけ身体が離れるが、その後は騎士様にエスコートされて、お店の奥の部屋へと誘われていく。

当然ついていく、当たり前。
こんな美味しいデザートを前に我慢する理由もない。

少年は笑う。
くくくっ、と喉を鳴らして、とても、とても愉快そうに。
ただ惜しむべきは【試供品】しかなく、それようの飴玉がない事だ。

それでも存分に騎士様を遊べそうだと少年はウキウキで騎士の少女とともに更衣室へと消えていくのであった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からオウルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からイェフィムさんが去りました。