2024/06/23 のログ
■イェフィム > (すーすーするスカートの中。
いたたまれない気持ちで俯くも、
男たちはニヤニヤ、ゲラゲラと下卑た視線と笑い声をあげる)
「っ……ぅう…。」
(よりにもよって…。
そう思わされる、目の前にやってきた男に唇をかみしめる。
久しぶり、と言われれば、周りも知り合いかと声を上げる。
けれども、大多数の男たちは早く脱げ、と囃し立てているようだ。
そんな声に、気丈な少女も思わず小さくなって)
「………ッ、み、見るな……ッ…。」
(とろり、と蜜が両足を伝って足首にまで滴っていく。
それを目ざとく見つけた男たちは、見られて感じてんだろ、と笑う。
それでも少女はなんとか言葉を絞り出すが、
周りの男たちはなんだ、犯すのか、やれ、やれ、と、声を上げていた)
■ヴァン > 理由はともあれ、この状況が彼女の本意でないことは理解できた。
とん、と椅子から下りると共に声を張り上げた。
「首謀者は誰だ。貴族の娘と知りつつこの狼藉なら、平民以下は皆縛り首だぞ。一度ならともかく、この酒場では……二度目だな?
知らないでは済まされん……一分間やる。この酒場から失せろ。店員もだ。一刻は戻ってくるな」
前回は治安を守る側が率先して仲間だったからだろう、なんだこいつといった空気が流れたのも一瞬だった。
男は流れるように腰の刀を抜くと、ぴっと振る。光を吸い込むような黒い刀身が掲げられた。
どうやらこの男、暴力の行使を躊躇わないらしい。
「そこの長椅子にでも座っておいてくれ」
万が一刃傷沙汰になっても被害が及ばない場所に向かうよう少女に告げ、観衆たちを見遣る。
簡単な武装をしている者達もいるが、どう振る舞うべきか迷っているようだった。
■イェフィム > (すん…、と小さく涙を啜る音が響く。
その音をかき消すように張り上げられた声に、
少女はおろか、周りで囃し立てていた男たちも言葉を無くした)
「………、ち、父と母、が…。」
(うまく言葉が出てこなかったが、なんとか絞り出した。
その言葉に触発されたように、
周りの男たちはブーブーとブーイングをし出したが…。
店員すらもはじき出す男の言葉に何も言えなくなり、
店員の手引きで店からわやわやと立ち去っていく。
くそ、だの、まだ本番までいってねぇだろ、だの、
不服そうな声がぶちぶちと呟かれていたが…。
有無を言わさない様子に、言葉通り、1分後には店内はがらんと静まり返る)
「………ん。」
(きゅ、と、手に持ったままのパンティを所在なさげにポケットに突っ込みながら、
少女はするりと長椅子に腰を下ろした。
武具を持っていた男たちも、非常に不服そうな顔をしてはいたが、
一旦店の外に移動していったようだった)
■ヴァン > 「……実の娘に何かしてるってのは本当だったか」
少女が吐き出した言葉からある程度を察した。この催しも彼女の親が関わっているのだろう。
観衆たちは貴族に対する不敬を恐れながらも、当の貴族からお赦しが出ているから騒いでいたのか。
乱入してきた他の貴族――平民のようななりをしているが振る舞いから明らかだ――でお楽しみを邪魔されたといったところ。
武器の存在は威圧には効果的だ。もし己の武器に手をかけようとした者がいたら、その手首から先を切り取っていただろう。
蜘蛛の子を散らすように人々は去っていく。扉や裏口、窓からも吸い出されるようにして消えていった。
建物の周囲から人気が消えたことを確認して、ふぅと息をつく。
「騎士様が貧民たちのためにサーカスをしてた、って訳じゃなさそうだな。
気分は? 魔法や薬品で何かされたりは……?」
肩掛け鞄からゴーグルを取り出すと装着し、少女を見る。鑑定魔法と同じことができるよう設えた装備のようだ。
彼女の呪いによるものなのか、他の要因かぐらいはわかるだろうか。
■イェフィム > 「…実の娘じゃ…ないから…。」
(悪評が広がっていることは知っているし、
おそらくは義父も義母も知っていることだろう。
それでも好き勝手しているのだ、それが楽しいから。
趣味が悪いのだ、どうしようもないほどに。
ぎゅ、と身体を抱きしめるようにして、
もぞもぞと身じろぎながら、少女は男の顔を見上げる。
決して仲が良いとは言えない相手、それでも助けたのは騎士としてか…)
「……っ、魔術…みたいなものが…。」
(男を魅了するようにして、スカートの裾が僅かに持ち上げられる。
熱を持った腹部を抱えるようにして顔を俯かせると、
ふ、と熱っぽい吐息を言葉と一緒に吐き出した)
■ヴァン > 「……政略結婚などのために子供の意思を無視して何かを教える、ってのはまだわかる。
養女だからといって……」
言葉を飲み込んだ。これ以上の非道を見たことがないとは言えない。
なにより、他の家族の問題にあまり踏み込むべきではない。
魔術、という言葉を反芻すると隣に座った。目を細める。
「……なんだこれ。吸精種の欠乏症に似ている……?」
装置の故障かとゴーグルの奥で不審そうに眉を顰めたが、何か思い至ったのか鞄を再び漁って小瓶を取り出した。
中には白い錠剤がじゃらじゃらと詰まっている。一粒取り出すと少女に手渡し、口に含むように伝えた。
「症状の緩和剤だ。噛まずに飴のように舐めてくれ。材料は聞くな。少し気怠くなるかもしれんが、半刻も経てば治る」
男が渡したのはサキュバスが食事にありつけない時の非常食。
発情状態は収まるだろうが、思考が元に戻るには少し時間がかかりそうだ。
■イェフィム > 「……。」
(言葉が出てこなくなる。
自分だけの命のためじゃないからこそ、
そして呪いの影響もあって、逆らうことはできなかった。
世の中の極悪非道は多種多様にわたるだろう。
それもあって、少女自身は唇をかみしめて耐えるばかりだった)
「呪い…と言ってしまえば…簡単ですかね…。」
(ドレスに阻まれて見えないが、
ゴーグル越しには薄らぼんやりと腹部に紋様が見えるだろうか。
発情というか、まぁ実際に見られることによって昂らされた身体を抱えたまま、少女は錠剤を受け取り)
「……………ありがとう。」
(はむ、とそれを口に含むと、噛みそうになるのを堪えて舌の上で転がす。
思考はぼんやりとしたままだったが、それでも身体のほてりは先ほどよりマシになってくるだろう)
「……なんで、助けたの。」
(純粋な疑問だ。
面白がって見下げる騎士こそ多くとも、
助けてくれる騎士はあまり触れ合ったことは無かった)
■ヴァン > 「呪い……ね。もう一つ要るか?」
腹部の紋様をみとめ、声にならない呻きをあげた。淫紋というやつだろうか。
体調が普段通りになってきているか確認するように、もう一錠少女に手渡した。
質問にはにやりと笑って見せた。
「助けた――助けた、ね。
さて……君も知っていると思うが、俺は善人じゃない。輪姦から助けた分と、薬品の代金をいただこう。
体中精液塗れになって引き裂かれた服で家に帰るよりは、一本分の方がいいだろう?
もちろん断ってもいいが……その時は君を拘束して、ここに置いてけぼりにする」
ゴーグルをあげると、手を伸ばして肩をぽんぽん、と叩いた。うまい話などない、とでも言いたげに。
男の言葉がどこまで本当かはわからない。
「媚薬や酒……それこそ呪いで前後不覚になっている所を襲っても面白くないだろう?
屈辱に歪みながら奉仕する顔を見るのが好きでね……口でしてもらおうか」
ぐい、と肩に添えていた手を押して、男の股座の上に少女の顔が倒れ込むようにする。
そのまま少女の太腿に手を伸ばし、滑るようになぞりはじめた。
少女は言われるままにするか、それとも何か交渉を続けるだろうか。
■イェフィム > 「………副作用とか後遺症とか無いだろうな。」
(受け取った錠剤、小さな口でコロコロと転がしながら、
じとりと相手を見やった)
「………まぁ、そういう結果になることも想定しないわけじゃないさ。
……ふん、アンタも出ていった奴らに負けず劣らず変態だってことはわかった。」
(肩を叩く手が重たく感じる。
続いた言葉にはじとりと金の瞳を細めて、
長椅子から立ち上がって続く指示を待った。
本気か冗談か、そんなものはどうだっていいのだ。
錠剤を受け取った以上、少女には答えは一つしか残されていない)
「…趣味悪い。」
(ち、と舌打ちを一つ零した後、男の手の動きのままに、股間の前に跪く。
太腿をなぞられれば、ぬちゃ…と濡れた感触が男の手に伝わるだろう。
下着を脱ぎ捨てた割れ目からは、とめどなく蜜があふれ出していた)
「……ん。」
(そして小さく呻くと、男の股間のジッパーを口で下ろしていく)
■ヴァン > 「ない筈だ。淫魔から借金のカタに取り立てたやつだから」
想定していた、という言葉には少し驚いたように口を動かす。
力で抵抗してくるとはあまり思っていなかったが、口八丁でこの場から逃れようとしないのは意外だった。
「あんまり褒めるなよ、照れるだろ」
趣味が悪いとの悪態には擽ったさそうに笑った。この男に皮肉は通じなさそうだ。
少女が口を動かした後、男が手を使って己自身をまろび出した。少し膨らんでいるものの、完全な勃起にはほど遠い。
口をつけようかという頃に手で制した。そのまま男が座っている隣――先程まで少女が座っていた位置を右手でとんとんと叩く。
「こうやって君の顔を真っ正面から見下ろすのも悪くないが……隣に座ってくれるかな。
靴の先で君のを弄るよりは、手でやりたい。あぁ、それと……勝負をしようじゃないか。どちらが先にイくか。
俺は射精したら、君は……自己申告かな。君が勝てばそれで終わり、この錠剤の残りもあげよう」
この流れで少女が断るとは思っていない。
まだ跪いている少女に対し、子供にするように頭を撫でた後、頬を指先で軽くなぞった。
■イェフィム > 「………完全に信じるわけにはいかないけど、ま、一旦は…。」
(手足がしびれる感じもしない、…手を握り、解き、そう呟く)
「…褒めてない。」
(はっきりとそう言いつつ、ジジジ、とジッパーを下ろし、
まろび出た男自身を前にぺろりとそれを舐め上げようとした。
が、それを制されて、長椅子をとんとんと叩かれれば訝し気に眉を寄せる。
そんなことして男に何の得があるのだとばかりに)
「……たった今、口でしろと言われたばかりだと思ったんだがな。
まぁいいさ、どういう形だろうと結果は変わらないか…。
……勝手にしろ。」
(正直、先にイったら、というのは少女にとって不利なことだろう。
幾多の男の視線に犯された身体が錠剤によって鎮められても、
余裕のある男の様子に勝てるかと思った。
それでも男の言うことを無碍にできないのは助けられたからか。
ゆっくりと男の肉棒を擦り始め乍ら、自分も足を開いた)
■ヴァン > 「あぁ、だからこうやって……君はうつ伏せ気味になって口で俺のを。俺は手で君のを弄る。
まぁ、横から咥えることはあまりないか……?」
少女を隣に座らせ、己の方にゆっくりと身体を動かすように手で支える。
少女は顔を男の股間に埋め、左の尻から腰が長椅子にくっつき、右側は少し浮き上がる格好になる。
少女から与えられる刺激に、陰茎はむくむくと太さと硬さを取り戻していく。
体格相応の大きさなので少女が咥えきれないということはない。
だが、少女と同年代からそれより少し下の世代かと勘違いするぐらいに硬く、熱い。
男は少女の尻の方から秘所へと手を伸ばす。陰唇付近を指先でなぞり、滑りがまだじゅうぶん残っているかを確かめる。
指の腹で楕円を描くようになぞり、少しづつ少しづつ中指を沈めていく。
発情状態から回復した少女を呪いではなく、男の手だけで戻そうとしている。
溢れる蜜を指に塗し、リズミカルに前後させる。二人しかいない店内に水音が響いた。
「さっきの錠剤で落ち着いたと思ったんだが、足りなかったかな。
ま……自己申告だから、いい勝負になるんじゃないか」
仮に少女がイったとしても否定すれば済む話だとばかりに伝えるのは男の余裕の表れだろうか。
腕を動かして指先がGスポットに向かうようにすると、とんとんとノックするように押していく。
■イェフィム > 「…………そうかい、ならいい。」
(そっと男の股間に顔を寄せ、身体を曲げる。
下半身を僅かに持ち上げながら、
ん、と小さく声を漏らしながら肉棒に口をつけた。
次第に硬さを持ち始める肉棒。
けれども、そう簡単にいくまいと思いながらちゅくちゅくと舌を這わせる)
「んっ、あ、あっ…。」
(するり、と指先が陰唇をなぞり、ぬちぬち、と男の指先を濡らす。
そのまま指先が柔らかい膣肉に埋まり、
くちゅん、くちゅん、と抜き差しを繰り返しつつ、
Gスポットをノックするように動くならば、
くねりくねりと腰が揺らぐ)
「ふ、ふ…んっ、ちゅ、んむ。」
(ぺろ、くちゅ、ぬちゅ、ぬりゅ。
男の肉棒をずりゅ、と喉の奥まで咥えこみ、
音を立てながら舐め、しゃぶり続ける)
■ヴァン > 「んっ…………」
少女の顔の動きを眺めながら、小さく鼻にかかった声をあげた。
快楽を感じているのだろうが、どこかわざとらしさも感じさせる。
息を漏らしながら、男自身は力強く反り、やがて先端が天井を向いた。
「ふぅ……さすがに、手馴れているな。いいぞ……」
指先は襞をかきわけ、少女の上で男は己の右腕を捻り、敏感な場所を探る。
腰が動いたのを目敏く見咎めては、ちゅくちゅくと音を立てながら執拗にGスポットを苛む。
男の左手は少女の髪を梳くように撫でていたが、ふっと離れた。
「よ、っと…………」
ごとり。男の左側、少女からすれば頭の上の方から音がした。
掌大の黒い直方体が置かれている。微かな音をたてているが、何かはわからない。
少なくとも少女の体調を操るものではなさそうだ。
■イェフィム > 「んぅ……ん。
っふ、はぁ……んちゅ…。」
(どことなくわざとらしさを感じさせる男の声に、
悔しいやら、情けないやらで、
それでも辞め時はわからず、じゅる、と音を立ててそれを啜った)
「……んぐ、う。
っひ、う……!!!う、うぁ、ぁ、ら…。」
(じゅくじゅくと音を立てて敏感な部位を探る指先に、
自然と腰は揺らいで蜜を滲ませていく。
キュンキュンと指を締め付けながら、ぱたぱた、と愛液を垂らして)
「っひ、ぁ、ぁ、ぁ……♡」
(感じたくないと思っているのだろうが、
それに準じる男の指先ではない。
ごとり、と頭上からした音。
何かはわからぬそれに、ぶるり、と背筋を震わせた)
■ヴァン > 鼻先が陰毛に触れるくらいに飲み込まれると自然と腰がうき、先端が喉奥をついた。
男の呼吸が深く変わっている。少しづつではあるが余裕がなくなってきているようだ。
「そろそろイキそうか? なら我慢せずイっちまえよ」
言葉とは裏腹に鈴口からは先走りが滲みだし、特有の塩気を感じさせる。
ひくひくと男根が動くのは射精感を堪えているのだろうか。
腕の捻りは固定され、ようやく見つけた弱い場所を攻めたてていく。
指先への締め付けを捉え、それが絶えないように。
ともすれば激しく指を動かしてしまいそうになるが、男は一定のリズムを崩さない。
「ザーメンどこに欲しいんだ? 口か? それとも……」
口数がやや増えてきた。話すことで気を紛らわせているのだろう。
頭上の黒い直方体は何もしない。ただそこにあるだけだが、どこか存在感を感じさせる。
それを置いた左手は再び少女の髪を撫でた後、そのまま指先でうなじや耳のそばを擽った。
■イェフィム > (ごりゅ、と喉の奥を突く肉棒に、ふ、ふ、と何度も細切れの吐息を吐き出す。
頭を上下させ、必死にそれを刺激しながらも、
柔らかい膣肉を押し開き刺激され、ぶるぶる、と腰を震わせた)
「あ、あ、あ、…イ、…く……ッ…!!!!」
(じゅっぽじゅっぽ、となんともいえぬ味を感じながら口を動かす。
そしてそんな、イきそうなのを堪えているのかと思いながら、
ごりごりと弱い部分を押し開かれながら目じりに涙を滲ませる。
そしてやがて、絶頂が近づいた頃…)
「ん、ん、………ふうっ…。」
(ぶる、ぶるる、と腰を震わせながら甘い絶頂に達したのだろう。
そして、ゆるりと足を開き、更に奥に指を招く様に内壁をヒクつかせて)
「……おく、に…。」
(蕩けたような声で呟く)
■ヴァン > 男は一度達したら賢者になる――落ち着くというが、女は達した後もその波はしばらく続く。
「イッたか……? 聞き間違いか……?」
少女の自己申告がなければ男の勝ちではない。少女が紡いだ言葉を確認するように身体を曲げ、顔を見ようとした。
その間も、達していたとしても構わずに秘所へ絶やさずに刺激を送り込んでいく。再度少女が告げるまでその動きは続いた。
「よし……いい子だ」
身体を少し持ち上げると、男は椅子から立ち上がる。
少女を長椅子に横たわらせたまま、男は脚側へと歩く。己が動いた方が楽だと思ったのだろう。
ズボンのボタンを外して下着ごと膝までずり下ろすと、長椅子の奥に左膝を押し付けた。
亀頭を秘裂に押し付けた後、細い腰を両手で掴み――ぐ、と男根を押し込んだ。
「だいぶしゃぶるのが上手かったからな……すぐ出ちまいそうだ」
早漏じゃないと言い訳めいた言葉と共に、腰を動かし始める。指では届かない最奥へと肉棒が襞をかきわけ、とんとキスをする。
しっかりと腰を掴んでいるからか、動きはずれることなく続いていった。
■イェフィム > (ひく、ひく…、と、小刻みに身体が震える)
「……い、イった、イったから…ッ。」
(ぐちゅぐちゅ!!!
激しく追い立てるような刺激に、少女は涙を滲ませながらひいひいと声を荒げる)
「っぁああああ!!!!」
(ギシリ、と音を立てて長椅子に押し倒されて、
肉棒がぐちゅりと押し込まれてくれば、
少女はガクガクと身体をのけぞらせて喘ぐ)
「っひ、ひ、ひ、いぁぁぁぁ、ぁ、ぁんっ…!!!」
(ガリリ、と長椅子に爪を立てる。
指では届かなかった場所にまで届く感触。
ぶるぶる、と震えながら、感覚の狭い絶頂に達していく)
■ヴァン > 男根の中でも少し柔らかい亀頭が襞を押すように奥へと突き進み、戻る時にはカリが襞を起こしていく。
男は自分勝手な振る舞いを少女にしていたが、相手も快楽をしっかり得られるように身体を動かしているのは伝わるだろう。
「そういや……っ、こっちには、挨拶して……なかった、な」
荒い息をつきながら、右手を腰から離した。
まだ僅かにぬめりが残っている中指と親指をこすり合わせた後、親指で男根が攻めている所の上をくい、と押した。
抽迭の際にあふれる蜜を親指に塗りたくり、クリトリスを擦り上げる。
まだ包皮に包まれているか、もう剥けているかはわからない。男は腰を振りながら、陰核に親指先を押し付ける。
一転して不規則な動きになり、少女を苛む刺激も変わってくる。
「……ん、……っ、よし、一番奥に出してやる。零すなよ……」
男の腰が少女の尻肉を打つ音が酒場に響き渡る。ぶるりと男が震えた。
■イェフィム > 「っひ、い、うううっ…!!!」
(ごりゅん。
猛り立ったモノが奥まで貫き、そしてカリが中を抉りながら引き抜かれていく。
荒げられた吐息がひいひいと繰り返されるものの、それでも腰が無意識に揺れる)
「は?…ひ、ひゃんっ!!!
あ、あ、あ、やめ、それは…ッ、きゃうっ!!!」
(こりゅ、こりゅ、すりゅ、と、クリトリスを擦り上げられれば、
少女は先ほどまでよりも高い声を上げて見悶え始める。
剥けていなかったそれを擦り上げられる、寒いような、痺れる快感に涙が零れる)
「ん、あ、あ、あ、あ、あ……ぁぁああ。
イ、く、イく、イく、イっちゃう、あぁぁあああああああああ!!!」
(キュンキュン、と敏感な部位を弄られ気持ちよさからのけ反り、
きゅううう、と男の肉棒を締め付けながらプシッ、と愛液を噴き出した)
■ヴァン > 「んっ…………は、……は、ぁ……」
少女が潮をふき、一層の締め付けをした際に男もまた腰を押し付けて大きく身体を震わせた。
男根がゼリーのような濃く粘つく白濁をどくどくと吐き出していく。
自身が少女の膣内で跳ねるたびに、マーキングをするように溜まったものを押し出すように放った。
一段落すると深く息をつき、ずるりと逸物を抜いた。吐精したにも関わらずまだ勃起は続いている。
のろのろと身体を動かして少女の口許にそれを寄せると、己の所属を示すように首から提げられた聖印を見せて告げる。
「イェフィム。君の助けになるといったらどうする? 手始めにあの小瓶を渡そう。
受け入れるなら、綺麗にしてくれ。助けが要らないなら……それでも構わないが」
男はまだ名乗っていない。少女の名前を呼んだのもこれが初めてだ。
小瓶の中にある錠剤は少女にとって便利なことは確かだろう。重ねるように男は言葉を紡いだ。
「無償の善意など、君は信用できんだろ? だから――取引だ。
君の側についた方が利益が大きそうだからね」
断ったならば親の側に向かうことを匂わせる。強制はしないのが男のスタンスだった。
■イェフィム > 「んくぅ……ぅ、ぅっ…っぁ…。」
(ぷし、ぷしっ、と、潮を噴いて、木目を色濃く汚していく。
どびゅどびゅ、と奥深くに、吐き出された精液が熱くて、心地よい。
ふーふー、と大きく息を吐き出し、涙がぽろり、一筋零れた)
「……っは、ぁ、ぁ…。」
(にゅち、と口元にあてがわれたそれに、ふ、と熱っぽい吐息が当たる。
うとうとし始めた少女の耳に、男の言葉が降り注いでくる)
「………、ふ、はは…、
アンタ、変わりもんだね…。
別に、いーけど……。」
(錠剤をもらえばしばらくは、しばらくは正常に生きていけるだろう。
それこそ普通の少女として)
「………ん。」
(今回はそれでよしとしてやろうじゃないかと。
そうとでも言いたげな様子で、ぺろ、と肉棒に舌を這わせる。
…その日、また更に男を受け入れることになったかは、二人のみぞ知ることになる)
■ヴァン > 「賢明な判断だ。取引成立だな……錠剤のあてはあるから、安定して渡せる」
男は利己的な悪党のようだが、嘘をつくようには見えなかった。
これまでも何かしら調査をして、その上でこの場所に来たのだろう。
精と蜜に塗れた剛直が舌先で洗われた後、びゅっ、と鈴口から残っていたものが飛び出し、少女の唇や頬を汚した。
小さく呻いて、唇の端が歪んだ男の顔がうとうとし始めた少女の瞳に映った。
――おそらく、悪魔はこんな風に微笑むのだろう。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からイェフィムさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からヴァンさんが去りました。