2024/05/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にラッツィオさんが現れました。
ラッツィオ > 「――ッたく、なにも全力でぶっ叩かなくてもいいじゃねえか。嫌われちまったなァ」

貧民地区の一角を、左頬をうっすら赤く腫らした男が歩いていた。
ぶたれたばかりの頬はじんじんと熱を持っている。
ただの人間より頑丈な亜人とはいえ、頬を張られれば痛いのだ。
頬を掻く手に残っているのは、酒場で出会った美女の尻の感触。
期待したほど軟派ではなかった美女に、大きく振りかぶった平手を食らったのだ。

そうまで見事にフラれては降参せざるを得ず、尻代として多めに積んだ銀貨を残し、店を後にして路地をふらついてた。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からラッツィオさんが去りました。