2024/03/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にゼオンさんが現れました。
■ゼオン > たまに兄貴分から届く”お願い”の手紙。
それを隠された場所は毎回違い、毎回別の手段で場所の情報が届く。
「っけぇー……。誰だよったく、くっそが」
だが今日は事情が違った。廃墟となった建物に仕込まれていたはずの手紙。
それを包む油紙だけが地面に落ちていて、忌々し気にそれを踏みつける。
「出し抜きやがったの誰だクソがよ。見つけたらタダじゃおかねえぞ……。」
アニキも自分も万能ではない。巧妙に隠してはいるが、それでも偶然ということはある。
そうでなくても、中には前金も添えられていて。
己の顔に泥を塗った奴をどうしてくれようか、いら立ちが収まらず。
「……へぇー。落ち着け俺。俺はクール。超クール。俺はチンピラじゃねえ。もっとイケてる。
ダセえ真似はしねえ。」
そう自分に言い聞かせながら手近な壁を殴り壊し、さて、どうすれば冷静になれるかと考えて。
「……一発ヌけば冷静になれるんじゃね?」
男が一人で処理をするはずもなく、そう考えればニヤニヤ笑って”ヌく穴”を探し始めて。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からゼオンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にイェフィムさんが現れました。
■イェフィム > トットットット、
テンポの良い足音に追われる野党が数人。
少女の刃がしゅるん、と伸びると、
野党たちが隠れようとした廃屋をバラバラと細切れにする。
「……チッ、無駄に人数が多いな…。」
仲間のいる場所まで導くつもりだったのだろう。
腕っぷしとして考えると五分五分といったところか。
かといって少女、退くつもりはなく、
まずは背後に隠れている野党たちを切り裂く。
ぎゃぁぁぁ、と悲鳴が上がるのを聞きながら、
続いては目の前にいる野党たちを切り捨てんと再び剣を持ち直し。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にグライドさんが現れました。
■グライド > (――数日前に受けた魔獣狩りの件
元は個人からの依頼だったが、調査と報告の結果
依頼主を冒険者ギルドに移して、継続する事となった
今宵も、その調査のため、凡そ宛てなく歩き回って居たのだが
静寂の中、聞こえたのは、悲鳴と怒声。)
「―――――……穏やかじゃあねぇなぁ…。」
(――触らぬ神に何とやら、と言うのが世の鉄則だが
もし、此れが放って置いて寝ざめの悪い事態だったら、其れは其れで嫌な気分だ
少し考えた後、様子を伺う為に其の方向へと駆ければ
騒ぎの中心となる光景を、建物の陰から先ずは確かめよう
何方に義が在るかも分からぬ以上、そう易々と割り込む事なぞせぬ
――冷たいが、傭兵とはそう云う物だ。)
「(―――……まぁ、多勢に無勢な時点で、気分の良いもんじゃねぇが。)」
■イェフィム > 「チッ……せぇぃ!!!」
数で勝っていると襲い来る野党たちを切り捨て切り捨て…。
返り血を浴びながら、切り捨て続ける少女。
その声につられるようにして、野党の数は増え続ける。
「おいこら、関係ねぇ奴まで入ってきてんだろ!!!」
どうやら個人的に少女に恨みを持つものまで紛れ込んでいる様子。
それに気づいているからこそ、手を緩めるわけにはいかない。
ぐ、と右手に嵌めた指輪に魔力を込め、
ばぁんっ、と盛大な音を立てて破裂させる。
それによって吹っ飛ぶ野党と、
煙にまぎれて逃げる野党。
逃げるならもう追いかける気は起きず、
ぜぇはぁ…、と少女は大きく息をつきながら、
後からやる気なさげについてきた自警団に倒れた野党たちを引き渡す。
「……チッ。」
ついてきてるなら手伝え、と言いたい気持ちを堪えて、
フラフラと疲れた足取りで少女は歩き出す。
助けてくれなんて意地でも言わない。
そんな少女を見て、自警団の一人は「この後付き合えよ。」、
何て空気の読めないことを言い出しているが…。
当然そんな言葉に少女が頷くわけもなく。
「ざけんな、女買いたいなよそ行け!!!」
と、荒だった声が上がった。