2024/02/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にラッツィオさんが現れました。
ラッツィオ > 仕事のためマグメールへやってきた男は、夜を過ごすための場所を探していた。
一泊の宿を適当に探せば済む話ではあるが、それでは王都までやってきたというのに面白くない。
酒か、女か、賭博か。
ただ寝るだけではない娯楽を探して、ほっつき歩いていた。
富裕地区の高級サロンにでも行けば全て揃っているのだろうが、生憎と今はそこまで懐が温かいわけでもなく、さらにこの普段着では門前払いされるのがオチだろう。

「――せめてイイ女が戸口に立ってりゃ、ちょいとぐらいふんだくられても文句はねェんだがな」

貧民地区の酒場に酒の質はあまり期待できない。
となれば安さに任せた量か、あるいはいい女が隣にいるか。
特に考えもなしに歩いていると十字路に差し掛かり、どちらへ曲がろうかと足を止めて思案する。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からラッツィオさんが去りました。