2024/02/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/非合法な酒場」にフォグさんが現れました。
フォグ > 「や~~~、困ったねぇ。言われればもちろんやるけど、ボクもそこまでヒマって訳でもなくてさぁ」

カウンター席で肘をつきながら、グラスに入った酒をこくこくと飲んで明るく話す男性。
隣で飲んでいるのはフードで顔を隠した素性の見えない妖しい人物。

「っとと、そんな顔しないでよ。そんなご身分でこんな危ないところまでやって来たんだしさ。
 何とかしてあげたい気持ちがあるのは嘘じゃないよ??ボクもお世話になってる事だし。
 ……え??信用ならない?かぁ~~……傷ついちゃうなぁ?キミの今のお気に入りさん、結構苦労したんだよ?」

赤髪の男性は、わざとらしいウソ泣きを始める。
よよよ……とテーブルについた片腕へ顔を突っ伏して、しくしく と口に出してオーバーな演技を続ける。

「まー……うん、やってはみるよ。良さそうなの見つかったら声掛けるから」


がばっと顔をあげ、どうしようかなー なんて朗らかな表情で首をかしげながら、ごくごくと酒をあおる。
隣にいるフードの人物は、男に何か告げれば席を立ち始める。

「そっか、そろそろ時間か。シーユー、グッナイ。またねっ」

小さく片手をあげ、会話を続けていた相手を愛想よく見送る。
一人になり、話し相手のいなくなった男は、そのまま酒を二口、三口と続けては


「お偉いさんってボクに負けず劣らず理解されない趣味してるよね。まぁ、そこが面白いんだけど」

そう言って酒と共に出されたミックスナッツを頬張りながら、店内を見渡して何か面白いものはないかと見渡してみる。
ちょっと無防備すぎる、金のない冒険者とかなら仕事を案内するついでに遊ぼうと。

顔見知りが居れば、話し相手になってもらおうかと。

フォグ > 「あ、そうだ。マスター、この間までここに遊びに来てた子ってさ。アレからどうしてるかな??」

朗らかに店主へ問いかける男性。
親の病気を治療する為、懸命に金を稼いでいるが全く手が届かないと嘆く若者がやってきた時の事を思い浮かべ。

「えっっっ!アレから見てない?こんな物騒なご時世だから無事でいてくれればうれしいナー」

アレから見ていない そう告げる店主の言葉には残念そうな表情をしているが、声に暗さは全く感じられない。
というものの、件の若者に仕事を斡旋したのは他ならぬこの男である。

それも、風俗業の。

仕組みを知らないまま、やれ高収入だの、取り分が全て自分に返ってくるだの美味い話をちらつかせれば食い気味に聞き入っていた素直で素朴なあの子だ。

美味い話には総じてしわ寄せがある、世の中は汚い部分や危険もいっぱいあると適度に真実を織り交ぜながら、言葉巧みに相談に乗って送り出したあの子。

―危険な仕事だけど、乗り越えることで他の冒険者とは大きく差をつける経験が出来る―

親身に相談に乗ってあげた風を装って、一緒に話しているあの子の瞳は宝石のようにキラキラしていたなあ。
なんて思いうかべながら、今頃は男どもに繰り返し抱かれているのかボロボロになって奴隷市場に流れているのか。

もう再利用する事はない若者の事を回想している間に、ミックスナッツの入った小皿が空になってしまった。

フォグ > 「おっと。もうこんな時間かあ。マスター、お会計よろしく。遊ぶ予定の女の子がいるんだった」

慌ててグラスに残る酒を飲み干し、ヒック としゃっくりをすれば紙幣を渡す。
自身のオーダー分よりも高く、おつりがくる筈だが男はなぜか釣り銭を要求しない。

またよろしく。あと、最近ようやく王都の目がこの辺りにまで来てるからボクはしばらく来ないよ。
 それとも、もし不安があるなら兵士ぐらいなら何とか出来ちゃう人を送るから。頑張ってねっ」

店主に意味深な言葉を投げかけながら、男はカウンターを立って店を後にしていく。

「あの子、ボクの言いつけ通りちゃんとお尻の方は訓練してくれてると良いけど」

次に向かう先の女性との約束は……アナルプレイだ。
男が、膣とのプレイに飽き始めて来たので面白半分で勧めたのだが。果たしてどうなることか。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/非合法な酒場」からフォグさんが去りました。