2024/01/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にミィルさんが現れました。
ミィル > 王都でお世話になっている教会関係者からのお遣い。
手紙を届けるだけの仕事ならば、王都の道を覚えるのにもちょうどいい。
そんな軽い気持ちで引き受けたのが、いけなかったのだろうか。
気が付けば、辺りはどこか薄暗く、じっとりと淀んだ空気が漂っていた。

「ど、どうしよう……」

来た方向を振り返って見ても、行く先を覗いてみても、朽ちかけたような小屋が並ぶばかり。
人の姿は見えないのに、どこかから見られている視線だけは感じる。
居心地悪そうに小さく身震いして、頼りない土地勘だけを頼りに前へと足を踏み出す。
この方向が正しいとは思わないけれど、ここでじっとしているよりは遥かにマシだろうことは、
世間ずれしていない少女でも十二分に理解でき。

ミィル > そうしてどうにか路地を抜けていき――
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からミィルさんが去りました。