2023/10/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にサウロさんが現れました。
サウロ > (冷たい風が路地の隘路を吹き抜けていく。
 暗がりと闇、外灯の灯りも届きにくい貧民地区には、月と星の灯りだけが道を照らしている。
 フードを頭からすっぽりと覆い被った青年が一人、そんな路地を歩いていた。
 ほんの数ヶ月前までは自由騎士として、実直に任務に励んでいたが。
 今や性を二つ持ち、方や悪意に満ちた呪詛に塗れている。
 深く身に根付いたそれらは生半可な聖術では解呪できないときたもので。
 どうにかできないかという手段を探りながらも、"こちら側"でしか聞けない情報を求めている。)

「……、はぁ……」

(わざわざ顔を隠すのは、自身の職柄こういう場では顔を見せない方がいいということもあるが。
 悪意ある者達によって、"少女のサウロ"の名が悪質に広められている形跡がある。
 同一人物だと繋がる者は実際にはほとんどいないので杞憂ではあるだろうが、
 少し調べればその少女が自由騎士団のサウロであるという事は簡単に調べがつくこと。
 それはさておいても、なんにせよこういう場では顔を隠すのは定石なのでそうしている。

 闇医者、呪術師、魔族、妖異や怪異。
 容易く接するべきではない者達だが、それらの噂を探りに、
 そういう噂が集まりそうなブラックマーケットを目指している。)