2023/08/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区のどこか」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 少女は気紛れ、どこにでも、ふらりと現れる。
そんな少女が今居るのは、貧民地区、入り組んだ裏路地の奥の奥。
足を踏み入れ、迷った者の、向かう先。
まぁ、言ってみれば、ちょっとした袋小路。
で、そんな少女が、どうしてここに居るのか?
目的自体は、いつもと同じ、面白いものを求めて、である。
ただ、今回は探しに行くではなく、誘い込む方向で進めていた。
近道をするのか、この裏路地に何か用事があるのか。
己と同じ、何も目的もなく訪れたのか。
そんな者達を誘う、ちょっとした仕掛けを施している。
それに掛かったならば、何の疑問も抱く事もなく、なぜかこの場所に来てしまった、となるのだ。
………まぁ、とは言っても、実際に掛かるかどうかは、五分五分としてある。
絶対に引っ掛かる、なんて仕掛けは面白くない、との少女の無駄な拘りだった。
もっとも、妙な力を感じ取り、気になって来る、なんて相手も居るかもしれないのだから、微妙だが。
ともあれ、誰も来なくても大丈夫なように、適当な軽食を持参。
少女は、その場所でのんびりと寛いでいるのだった。
■タマモ > 軽く夜空を眺め、再び周囲を見渡し、軽く考え込む。
「ふむ…まぁ、来ん時は来んじゃろうて。
それもまた、仕方無いものじゃろうなぁ」
あむ、と軽食の一つ、サンドイッチを頬張って。
さてどうしよう、と立ち上がり、ぐーっと伸び。
もう少し待つも良し、考えを切り替え、別の事を始めるも良し、である。
■タマモ > 「………よし、今度はあちらじゃな」
もう少し、やってても良いのだが。
同じ場所に居続けるのも、あれか。
そう思えば、次のサンドイッチをもぐもぐしつつ、とん、と地面を軽く蹴る。
少女の姿は、一瞬でその場から、周囲の建物、その屋根の上に舞い上がり、すとん、と着地。
そのまま、屋根を伝い、次の場所を探し歩いて行くのだった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区のどこか」からタマモさんが去りました。