2023/07/29 のログ
■サウロ > 『サウロー』
(通信用の小型魔導機から声がする。耳を当てれば屋根の上にいる相棒からで、
動きの怪しい一団がいるから見てくるとのこと。
一緒に行くかと尋ねれば、まだわからないから様子を見てくるだけと。
そう言ってる時点ですでに行動しているのだろう。)
「気を付けるように」
(そう伝えてから、自分は持ち場をそう離れないようにする。
実力を良く知っているのであまり心配はしていない。
だが、貧民地区に広がる吸い込まれそうな闇を見ていると、夜間はやはり静けさがかえって不気味に感じてしまう。
何が起こるわけでもない。
しかし警戒は怠らず、神経を研ぎ澄ませて静かに佇む。)
■サウロ > (その後撤収命令が通達されれば、息を吐き、帰路へとつく。
その道中にも色々とあったが、相棒と合流した後は無事に本部の駐屯所へ戻ることが出来ただろうか──。)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からサウロさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にエンさんが現れました。
■エン > 夕刻。夕焼けが赤く、未舗装の道に老朽化が進む家屋にと襤褸といった風情の区画を染めている。
飲んだくれに物取りにやられたらしき者に喧嘩に負けたらしき者にと道端に転がる者も多い通り、
其処を西日の赤を照り返すような赤色レンズのサングラスを掛けてとことこのんびりと歩く男。
「今日は何があるかな……」
向かうは、焼鳥屋。平民地区にも美味い所は幾つかあるが此処にある店が特に美味いのだ。
場所柄は悪く、品目は少なく、酒も一つ二つしかないが、味付けと炭火の焼き加減が絶品。
何でこんなとこに店開いてんの?
と、いつぞや聞いたら、
平民地区はショバ代高ぇ……。
とのこと。
他にも接客だの品数だの色々気ぃ使うこと多くて云々言ってて、まあ確かに、頷けるところはある。
「おかげで億劫だけど……」
物取りに狙われる事もあれば喧嘩ふっ掛けられることもある。が。いく。うまいから。
そろそろ近い。たまに、視線ではなく耳を周囲に向けては音を頼りにとことこと。
■エン > 道行は幸いにも誰にも何にも絡まれることなく……帰り道は定かでないが兎角今は無事に到着。
古びた暖簾を潜ると、おいっすー、何て気楽な掛け声に手を上げ、店へと入っていった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からエンさんが去りました。