2025/05/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にロイナさんが現れました。
■ロイナ > 過ごしやすい季節感になってきた。
貧民地区の幅員が広い通り。どこぞの中流貴族が浮気の為にわざわざ建てたという館の塀に凭れ掛かって、
ロイナはひとりぼんやりと空を見上げていた。
ころころと舌の上で小粒の飴を転がし、たまに吐息を零せば甘い香りがふぅ…と立ち上る。
「退屈ぅ~……」
王都での活動もいい加減見限って、魔族の国に帰ってしまおうか。
そんなことがひっそりと頭を過る程には。
ぐるりと周囲を見渡す。
自分以外、今のところ誰の姿も無く、閑散としている。
少し離れた、酒場の立ち並ぶエリアに集っているのだろう、時間帯からして。
ま、大体が鉄板だよなと頷く。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からロイナさんが去りました。