2025/04/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にクロスさんが現れました。
■クロス > (夜も深くなり暗くなってきた貧民地区。
街を照らす明かりは暖を取るために火をつけた焚火やドラム缶、消えかけている街頭だけが夜を少しだけ明るくさせる。
この地区に並んでいる店もほとんどがほの暗く明かりをつけているか、もしくは早めに閉店をしているのである。
そんな中、一段と明るく光っている一つの店があった。
この地区で唯一の一番いい酒場である。)
「・・・。」
(中もかなり綺麗であり、広すぎず狭すぎずと言った広さとなっており数人程度ならば入っても特にストレスとはならないだろう。
そんな店のカウンターに一人の男が座っている。
全身を黒い服装で統一し、長い髪も背中まで伸ばすその姿はまるで影の様であった。
そんな後ろ姿には異様なものが二つあった。
一つは頭から飛び出ている二つの影、それは犬の耳であった。
二つは腰から伸びる塊、それは尻尾である。
その姿を見れば、座っている男がミレーであるのが一目瞭然であった。
煙草を蒸かしながら煙を天井に吐きだし、傍に置いてあるウィスキーを飲みながら一人を過ごす。)
「…もう一杯くれ」
(低い声でカウンターに立つ店員に頼む。
鋭く、無表情でありながらどこか睨みを聞かせている様な目つきの悪い目線を送り、新しい物を用意してもらう。
このまま、ゆっくりと晩酌が終わるまで何事も無ければ良いと思い、一人の時間を過ごし続ける。)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からクロスさんが去りました。