2025/04/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にエフィネさんが現れました。
■エフィネ > (これも依頼とはいえ…やっぱり慣れないなあ)
貧民地区、娼館が立ち並ぶ通り。夜
娼婦には見えない鎧姿で、その通りを見張る女の姿がある
たまにあるのだが、腕の立つ冒険者に娼館の用心棒を一時依頼されることがある
それは、外部的な問題が起こった娼館であることが多い
乱暴な客が常連となってしまったり、何某かの理由で恨みを買っていたりなど
同じ女性であるエフィネなら、娼婦も安心するという理由で今回は雇われていた
実力も申し分ない評判なら猶更だ
こういった雰囲気は苦手だが自分は娼婦を否定するわけではない
そうしてしか生きられない人たちが居るのはわかっているし、自分にはできないことができるというのはそれだけで尊敬に値する部分もある
たまに、勇者ともいうべき性欲塗れの視線を向けてくる男が"冒険者を犯す"趣向の娼婦かと話しかけてくることがあるが、適当にあしらう
「はぁ。"中にはもっと愛想のいい女の子が居ますよ"…」
そういった場合には、依頼人から告げられた宣伝文句も付け加えておく
一応、エフィネも容姿が良い部類ではあるから、依頼を出した娼館は客寄せの意味も込めているのだろう
言われた男は、なんだ客引きか、と思いつつも娼館に興味をもったようだ。成功だろう
もう何度目かのやりとりに、若干うんざりしつつ性に賑わう通りを眺める
…慣れていないとはいえ、性的な雰囲気が満ちるそこに何も感じないわけではないが、今は仕事だ
万が一にも失敗しないために視線を巡らせよう…
■エフィネ > そうしていると…
『てめこら、ここの娼館は#$%&$#"#$"%$!!!!』
何かわからないが、因縁を付けてくる男もいる
恐らくはトラブルがあったのだろうが、今自分は用心棒だ
娼婦に暴力を振るわれそうなことは見過ごせない
「…ええと、何があったかはわかりませんが、暴力はいけませんよ
私から娼館の方に伝えておきますから…」
できるだけ優しい口調で諭す
いきなりこちらから暴力を振るうことはせず、苦手な作り笑いを浮かべて何とか対応
『へへ、ならてめぇが俺の相手を%$%&#』
酔っているのか、聞き取りにくい
察するに、ここの娼館で女の子に袖にされたか何かで一方的に恨み、またこちらの容姿を見て下賤な想像をしているのだろう
フラフラの手つきで、肩を掴んでくるオトコ
面倒くさいが、対処しなければならないだろう。一応先に手を出されたのだし、"抵抗"してもいいだろう
「はぁ――……、えいっ」
掴んできた手を掴み返し、投げ飛ばす
げふぅ、と息を吐いた男は、酔いもあってきゅう、と目を回し
「後は衛兵に、と……。何かあったのかなあ、この娼館…。詮索はしないけどさ」
そのままずるずる引きずって、通りの入口へ
仕事しているのかしないのかわからないそこにいる衛兵へ引き渡して、定位置に戻っていこう
少し目立ってしまったが、これは仕方ないことだろう
■エフィネ > 少し時間が経過
「まったく…。素直にお店に入ればいいのに」
酔った男をノした後も、口説かれたりいきなり胸を触られたりと面倒なことがあった
もちろん張り倒したが、性欲を向けられ続けるというのも中々地獄だ
「こっちはそんな気ないっての…」
何度かそういった経験はあるものの、未だ忌避の方が強めである
自分は一番娼婦に向いてないだろうなあ…なんて想像も巡らせてしまうのはこの場の雰囲気か
なんなら、通りを一つ入った裏通りでは、金だけ貰って口淫をしていたりそのまま交わったりしている姿も見る
いくら忌避があるとはいえ、思考が桃色に近くなってしまうのは仕方のないことだろう
「はぁ…早く終わらないかなぁ」
ぼやきつつ、無意識に腕を組み、胸を強調してしまいつつ娼館の壁に背を預けている
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にピーターさんが現れました。
■ピーター > 夜の色街の通りを場に似つかわしくない少年姿が歩いてくる。
行きかう人々は怪訝そうに一瞥をくれるも、どこかの店の小間使いなのだろうとさほど気にも留めないし、少年自身も気にしている様子はない。
「いやぁ、勝った勝った。毎回こうなら良いんだけどなぁ」
何故少年がそんなところを歩いているのかというと、貧民地区にある行きつけの賭場で大勝した帰り道。
塒にしている安宿への近道としてこの道を通るのが一番早いから、という単純明快な理由からだった。
ちなみに賭場では大人姿だった。長居し過ぎたせいで大人姿を維持できなくなり、どうせ帰るだけだからと子供姿で居るのだが、当然の様に浮くし目立つ。
「……あれ、あの人どっかで見たような。」
と、視界の先に商館の壁に背を預ける姿を見つけた。
見覚えがある。娼婦じゃない事は確かだ。賭場で見かけたわけでも無い。学院……も、違う。
となると冒険者ギルドで見かけたのだろうか、そんな事を考えながら貴女の居る店の前までやって来た。
■エフィネ > 色々あったし、そろそろ一度休憩を挟ませてもらおうかな、なんて思っていたところ
自分に…というより店に近寄ってくる小さな姿を認める
「ん?こーら、子供が来るところじゃないよー」
見た目からして、明らかに子供
もしかすると見たことがあるかもしれないが、日々多くの冒険者と関わっているためエフィネも全員を覚えられているわけではない
(貴族ってわけじゃなさそうだし…迷い込んだ子かな…?)
なんだかおどおどはしておらず、彼女から見る二慣れている様子ではある
ただ、基本的に大人が遊ぶ場所であるから軽く注意しよう
「迷ったなら案内するよ。お家はどこ?」
その場に少し屈んで視線を合わせつつ、できるだけ優しい笑顔で聞いてみよう
■ピーター > 「あっ、えへへ。ごめんなさーい。
ちょっと遊んでたら遅くなっちゃって」
気付かれたことを察すれば、にへ、と無邪気に笑みを浮かべる。
結局誰だったかは思い出せないままだが、思い出せないからといって困る様な事もない。
変に相手の気分を害する様な事をしなければ、後の機会に顔を合わせることがあっても話のネタにも困らないだろうと目論んで。
「ええっと……この通りを行った先、だと思う。
暗くなっちゃって、ちょっとよく分かんなくなちゃった」
少しバツが悪そうな、照れたような笑みを顔に張り付け、視線を合わせてくれた青い瞳と目を合わせる。
周囲の店の娼婦にも引けを取らない容貌に下心が俄かに疼き始めた。
つい先刻まで男だらけのむさ苦しい賭場に居たのだから、目の保養も良いかもしれないと無邪気な笑みの下で下衆な考えを巡らせている。
■エフィネ > 「あそ…?…まあいっか」
子供や、自衛手段のない女性には危ない時間なのだが、親は何をやっているのだろうか
けれど、少し見回してみてもこの子の親らしき姿は見当たらない
これは、送っていった後に小言くらい言わなければならない気もする
それはそれとして、わからないというなら時間がかかりそうだ
「んー…わかった。ちょっと待っててね」
丁度、休憩に入ろうとしたのは、店に入る人が落ち着いてきたからだ
少年に断ってから娼館に入り、受付に持ち場を離れることを告げる
元々休憩の予定時間であったから快く受け入れられ、少しの間自由の身になれば
店の前に戻り、また少年に視線を合わせて
「この通りの先…でいいんだよね。じゃ、行くよ。はぐれちゃだめだよー」
確かこっちは貧民地区の奥のはずだ
そこに子供一人で帰らせるのは心配であるから、提案通り送っていく考え
手を繋いだりはしないが、見下ろしながら優しく笑いかけ、歩き出そうと
■ピーター > 嘘は吐いていない。真実、(賭場で)遊んでいたら遅くなってしまったのだ。
けれど全てを詳らかに説明することもしない。その必要が無いからだ。
真相を隠しつつも真実は伝えて、あくまで幼気な子供を演じる常套手段。
「はーい、待ってまーす」
待っているように言われれば、素直に頷いてその場に待機。
店の中に入っていくのを見届ければ、さてどうしようかと思案を巡らせる。
見目好く体型も申し分ないと寸評すれば、にひひ、と独り好色な笑みを浮かべ。
しかし、店の中から戻ってくる姿に気付けば、再び無邪気な笑みを張り付けて、出迎える。
「うんっ、よろしくお願いします、おねーさん♪」
申し出に快く頷いて、歩き出した後を追って歩を進める。
向かう先は色町を抜けて雑多な安宿が居並ぶ路地。
明かりの灯る街灯も減り、薄暗さからか人の姿も疎らになっていく。
本当にこんなところに住んでいるのか、と疑問を持たれても仕方のない雰囲気にせめてもうちょっとマシな地区を示せば良かったか、と密かに反省。
■エフィネ > 貧民地区は入れ替わりが激しい
宿だったところが家になったり、その逆だったり
人が攫われたりすることもしょっちゅうであるから、危険であることは変わりない
逆に言えば、一見家が無さそうな場所でも…この子が家と読んでいる場所があるかもしれないということ
「こっちでいいの?…いつもこんなところ通ってるなんて…」
見たところ、自衛の心得があるとは思えない少年
素直に懐いてくれているのは、案内する上で楽でもあるが…
進めば進むほど、薄暗くなっていく
自然と周りの音も無くなり、二人が歩く音だけが響き始め
「そういえば君、お名前は?私はエフィネ。よろしくね」
会話をしていないと少年が不安がると考えて
歩きながら、まずは自分から名前を告げる
話しながらも、少年にはあまり注意を払っていないものの…周囲にはより注意して目配せを行い
少年に危害が加わらないように気を付けている
■ピーター > せめて貧民地区と平民地区の境の方にある塒にすれば良かっただろうか。
そんな反省をしつつ、周囲を警戒するように注意を払う姿に目を向ける。
治安のよろしくない地区の夜道を歩く上で彼女の警戒は当然の事だろう。ただ、子供とは言えこの国に住む異性なのだからもっと警戒すべきではないか、とピーターは内心で苦笑した。
まあ、警戒されない様に立ち回っておいて何を、という話だが。
(まあ、その方が都合が良いしな……)
辺りを見回す少女の肢体を間近で品定めするように見つつ思う。
スタイルは良いが、如何せん冒険者としての装備が野暮ったく思える。
いっそ見透かしてしまおうか、と思った矢先に声を掛けられて。
「あっ、そうだった。名前、言ってなかったね。
僕、ピーターっていいます。よろしくね、エフィネおねーさん。」
奇しくも好機が巡って来た、と内心でほくそ笑む。
薄暗がりの中でピーターの碧眼がぼんやりと翡翠色に淡く輝く。
エフィネが名乗られた名を口にすれば、すぐさま透視の瞳術を発動させ、ピーターの視界内で衣服を透けさせてしまうこととなるのだが、はたして。
■エフィネ > 少年を警戒していないのは…一度視線を合わせたからか、少年の能力が効いているのもあるだろう
それに加えて、子供を異性としてみない彼女自身の性格もある
子供は子供、という考えだ
不意打ちをされても問題ないしっかりとした装備が少し金属音を立てている中で自己紹介をし合えば笑みを深め
「ピーターくんね。よろしく。…………あー、んー……」
名前を忘れないように繰り返して呼んだものの、さてそこからどう話を続けようかと迷っている
親に小言を言ってやる、と思っていたもののもしかしたら孤児などかもしれない
どこが地雷かわからないから、もしかしたら明るく見えるのも演技かもしれない、などと勘ぐってしまい言葉が止まる
もちろん、名前を呼んだため…少年の目には装備と衣服が透けて見えるだろう
軽鎧とインナーの奥、やぼったい下着も透けていき
少年から見れば横乳と、尻、しっかり締まったお腹など小さな傷跡はあるものの、女性としては成熟した体である
衣服が消えたわけではないため、しっかり固定された胸や尻は揺れたりすることは無いが、無警戒の状態でじっくり観察することはできる
「…そろそろ結構歩いたけど、この辺見覚えある?」
子供が来れる範囲と考えて、そろそろ家ではないかと思い…一度立ち止まってまた少年と視線を合わせる
自然、少年がまだ透視を使っていれば丸出しの胸が近づいてくる映像を見ることができるか
■ピーター > 警戒されないのであれば、最大限その状況を利用するだけである。
そういう意味でも、ピーターは自身の子供の姿を気に入っているし、メインの姿はこちらにしていた。
役得役得、と内心では無邪気とは無縁な下卑た視線を遠慮なくエフィネへと向ける。
「うんっ!……?」
想定通り名前を呼ばれ、段階を経つつエフィネの身に着けているものが透けていく。
装備越しでも判別がつくほどには熟れた肉体が露わとなっていく事に内心興奮しつつも、彼女がどこか言いよどむ様に会話が途絶えたことに首を傾げる。
まあ、どう話しかければ良いか悩むよな、と理解を示すピーターだが助け舟を出すかどうかは少し考えて思い止まった。
会話が出ない気まずさを理由に、周囲に警戒する事へと意識を向けてくれた方がじっくりと鑑賞もとい観察出来るからである。
ピーターから見れば一糸まとわぬ女が貧民地区を行くという正気の沙汰とは思えない光景だが、誰にも知られなければどうという事は無い。
「……え? ええっと……どうかな、暗くて自信無いけど、多分、あの道入って何軒かいったところ
そこの宿で部屋、借りてるんだ。一応冒険者だから、一人で暮らさないと、って。」
眼福眼福、と横から後ろからと目の保養に勤しんでいたが、エフィネが足を止めれば慌てて足を止めて。
悟られたか、と内心焦ったもののその様子は無く、むしろ無防備に屈んで目線を合わせてくれればついつい胸元へと視線を向けそうになるのを留まり、辺りを見回して。
そして細い路地を指すと、笑顔を向けた。ついでに身の上話も付け添える。
■エフィネ > まさか自分の裸がじっくり鑑賞されているとは思っていない表情で少年に話しかけ続ける
魔法についてはある程度知見はあるが、少年への警戒が薄れていることもあり…気づいている様子はない
「あ…」
そのまま、少年の話を聞けば少し顔をしかめて
姿勢を戻して、少年の正面で顎に手を当てて考える仕草
「そっか。じゃあ、冒険者なのは私と一緒だ
何かあったら、私を頼っていいからね、ピーターくん
私、結構やるんだから」
懐かしい気持ちと、自分のかつての苦しさが蘇ってくるような気がした
誰も信じられず、自分で冒険者を続けるしかなかった過去
それを思うと、少年のことは放っておけなかった
自活するのも大事だが、この年齢だとできることにも限界があるだろうと考える
実年齢がもっと上だとも、当然気づいてはいない
「こっちだね。いこっか」
頼りになることを言っているのだが、少年から見れば素っ裸のまま
先ほどよりも更に優しい笑みを浮かべて、少年が指さすまま、細い路地へ入っていこう
この地区には、まさか、といった場所にも宿があるため道が細くなっても気にしていない様子だ
■ピーター > ピーターの扱う魔術は妖精族が扱うものを由来としている。
故に、実態を掴むには相当な魔術への理解、そして妖精という種族への理解を要する事だろう。
ピーターは半端な妖精故に、悟られることも無い訳ではない、が。
「……?」
身の上を聞き言葉に詰まるエフィネを見て首を傾げる。
姿勢を戻されたことで遠ざかりはしたものの、真正面から曝け出された肢体を見ることが叶った。
下着や装備によって形よく収まっている胸に、視線は向く。
「やっぱりエフィネおねーさんも冒険者だったんだ。
えへへ、じゃあ、何か……あったら、お願いするね?
エフィネおねーさん、頼りになりそうだし。」
どうやら身の上を聞いて思う所あったらしい彼女へと屈託ない笑みを返す。
冒険者をしていることも、一人で生活していることも、何一つ嘘は吐いていない。
けれど、肝心なことは伏したままで結果として騙す形にはなっているのだが。
人の厚意の上に胡坐をかく、それがピーターが育った妖精族という種族だ。当然、ピーターもそれに倣う。
「うんっ……
あのね、おねーさん。もし、おねーさんが良ければだけど……お部屋、着いてからも少しだけ、一緒に居て貰ってもいい?」
優しい笑みを浮かべ、示した方へ先を行くエフィネのハイドから声を掛ける。
狭い路地はところどころ薄汚れて、ゴミも散乱していた。
それでも進んでいけば、安宿の勝手口の扉が見えてくる。何故表口では無いのか、ピーターの身の上を聞いた上で如何様にも想像出来ることだろう。
真実は、ただ単に人目に付かず人を連れ込むのに都合が良いからだったり、借金取りに追われた際に塒を特定されるのを避けられるから、だったりするのだが。
■エフィネ > 初級の魔術自体は使えるが、精髄しているわけではない
そのため、少年の術は見破られることはなく
「そうそう。いつでも頼りにしてね」
こく、と頷く
頼りにしてくれるなら、できるだけ応えようと思い
散乱するゴミを先に進んで散らしながら進んでいけば…少年の提案を聞いて微笑む
「いいよ。あんまり長くは居られないけど、少しくらいなら
ほら、さっきの用心棒のお仕事があるからさ」
少年のことも大事だが、宿に入ればある程度は安全だろう
今までの口ぶりからして、もしかすると荒事にも多少覚えがあるのかもしれない
だから、長い間ではないが、用心棒の休憩時間いっぱいまでは少年に時間を使うつもりだ
「…ここ…だよね。確かに常宿にするには安そうだけど…今度、割の良い依頼も紹介してあげるね。…入ろっか」
自分もこんなところが多かったなあ、なんて思いながら
勝手口の扉を開けて、少年に言われるがまま宿に入っていこう
■ピーター > 「えへへ、ありがとう。
エフィネおねーさんみたいな人と知り合えて、嬉しいんだ。
お仕事の途中なのに、ごめんね?でも、良かった……」
にぱ、と満面に笑みを湛えて。
ゴミを避け、扉の前まで来れば間違いなくここ、と力強く頷く。
扉を開けて中へと入れば、薄暗く黴臭く、お世辞にも綺麗とは言い難い廊下が伸びており、すぐ左手に階段があった。
僕のお部屋は上だよ、と告げて、ここからは自分が先に逝った方が良いだろう、と慣れた足取りで階段を上がり始める。
一歩進むごとに軋む階段を時折エフィネを振り返りながら上がり切れば、下の階と同じような廊下が伸びており、ピーターは突き当りの部屋へと向かう。
「このお部屋。
ここまで連れて来てくれてありがとう、エフィネおねーさん。
良かったら、少しゆっくりして言ってね、お茶は……出せないけど、お水ならあるから。」
そう言いながら扉を開けて部屋へと誘う。
部屋の内装は廊下ほど小汚くはない物の、人が生活できる最低限といった様子だった。それでも、寝具だけは綺麗に整えられている。
■エフィネ > 輝くような笑顔に、更に警戒心を緩くしながら案内される
軋む廊下と、懐かしいような臭い
まだ性徴が始まっていない時は男でごまかしてこういうところにも入れたが…胸が膨らんできて、襲われてからはこういう宿は避けるようにしていた
嫌な思い出を振り払いつつ、少年のお部屋へ
「いいよ、お構いなく。どうせもうすぐ帰らないとだし…
寂しくない程度にお話しよっか」
部屋も想像通りの様相だ
ベッドだけは少年が掃除しているのかな、などと思いつつ笑いかける
「ここで何か…危ない事とかない?何かあったら、それも私に言うんだよ?
じゃあ、えっと…失礼しまーす」
こうなれば、心配性が先に立ってくる
きっちり断ってから、唯一座れそうなベッドに腰掛ける
おしとやかとは言い難い、少し足を開いた座り方のため、少年からは女の…薄い陰毛に覆われた股間も見ることが出来るだろう
■ピーター > 「ううん、大丈夫だよ。
時々大きな声とか聞こえるけど、部屋の中に居れば何も無いから。
……でも、夜寝る時とか、ちょっと寂しい」
エフィネを部屋へと案内し、確りと扉を閉める。内から施錠すれば、ほぅ、と気を緩める仕草。
その後少しガタついた椅子を持って来ると、ベッドに腰掛ける彼女と向かい合う様に、ピーターも椅子に腰を落ち着けた。
何事も無い様に装ってはいるが、依然ピーターの視界では女は全裸に映っている。一糸纏わぬまま寝台に腰を下ろしている姿は、まるで誘われているようで否応にも股間が反応してしまい。
それを隠す様に、背もたれを抱える様に座っていた。
「もうずっと一人で寝てるけど、全然寂しさに慣れそうになくって。
男なんだから、そんなんじゃダメだって分かってるけど……」
しいて言えば、それくらい。と、はにかみながら答える。
そしてそのまま女の青い瞳に翡翠の瞳を合わせ、魅了が強められるか試みてみたり。
■エフィネ > 「そ。それならよかった
…うん、わかる。寂しいよね」
一先ず差し迫った危機が無いなら良かった
けれど、寂しいという気持ちもよくわかる
自分も、慣れるまで…というか、親切な冒険者と仲良くなったりするまでは寂しさで夜泣いていたりもしたからだ
ベッドに座ったまま少年を見つめつつ、話を続けよう
曲がりなりにも、仕事中ではあるから一緒に寝よう、とは言えない
既にそこそこ夜も更けているため、万が一寝てしまったら大変なことになるからだ
「あはは、でも、友達ができたりしたら大丈夫だよ
何なら、私が遊んでもいいしね」
じ、と見つめてくる瞳を見つめ返す
多少好意は増したものの…少年の目の能力では発情までは至らない
また表情は柔らかに、それこそ姉のような視線になっている
足を緩く上下させて、ゆったりと返事をしている
■ピーター > 「エフィネおねーさんも、そうだったの?
だったら、僕も寂しく思わなくなるように頑張らなくっちゃ」
仕事の休憩中に来ているという事実が、どうしても超えられそうにない。
変に押せば怪しまれるだろうし、生殺しだなあ、なんて内心では歯噛みしているピーターである。
魅了に費やす魔力を増やせば、とも考えたが、賭場で大人姿を維持していた時間が長いためそんな余剰魔力も残っているはずもなく。
こんなことなら馬鹿勝ちするまで居るんじゃなかった、と後悔しても後の祭り。
「お友達……出来るかなあ。
! じゃあさ、じゃあさ……エフィネおねーさん、また遊びに来て?その時は、お部屋もっと綺麗にしておくから。」
発情こそ至れないものの、今はこれで十分かと潔く妥協した。
今はその熟した果実の様な身体を目に焼き付けよう、と真剣な面持ちでエフィネを見つめる。
もし再び彼女がこの部屋を訪れる事があれば、その時こそと密かに決意を漲らせつつ。
「あと、最後に一つだけお願い……ハグ、して?
そしたら今日は、寂しくなくなりそうだから」
その決意を萎えさせない為にも、と小首を傾げてお願いしてみる。
あくまでも幼い少年を装って、庇護欲に訴えかけていくのだった。
■エフィネ > ある程度は助けるが、深入りもしすぎないスタンスだ
それが、冒険者もあり…何とか自活もできていそうなら猶更である
もっと切迫した事情があるなら、また状況も変わったかもしれないが
「うん。いいよ
あ、でも…お部屋のことは気にしなくていいからね。私も前は貧民地区に居たし、慣れてるから」
無理しなくていいよ、と伝えつつ。次のお願いを聞いて少しだけ考える
時間はかかったものの、少しならいいかと立ち上がって
「わかった。
でも、甘えすぎても…後が辛くなっちゃうから、ちょっとだけ…ね?
とと、少し待って」
快くハグは受け入れよう
ただ、すぐハグをするのではなく…自分の軽鎧に手を伸ばし始める
寂しいと言われてハグをするのに、硬い鎧の感触ではあんまりだろうと…ちょっとした心遣いだ
あるいは、魅了によって多少は気が緩んでいるということもあるか
「お待たせ。はい、ぎゅー…」
上半身の軽鎧を外し、比較的柔らかなインナー姿になれば手を広げて
少年を、ぎゅ、と抱きしめよう
少年から見れば、姿自体は変わらないだろうが、感じられる感触は非常に柔らかいものになるだろう
ついでとばかりに、その金髪を優しく撫でてあやすようなハグをしよう
■ピーター > あくまでも先達としての立ち位置を重視するタイプか、と納得しつつも口惜しさも覚えて。
けれど、頼って良いと言われたのだから、過剰にならない程度に甘えさせて貰おう、と目論む。
まだまだこれが初対面なのだから、そう急くこともない、と自分に言い聞かせるピーター。
「わぁい、ありがとうエフィネおねーさんっ。
そぉ?でも、女の人が来るなら出来る限り綺麗にしときなさい、って……ギルドで聞いたよ」
あくまでも伝聞という態である。
男女の性差に限らず、来客の予定がある時は部屋を綺麗にするものだとは思うが、そもそも同性を招くことなどほぼ無い。
「う、うん。ありがと。
ちょっとだけで良いよっ、おねーさんもお仕事あるんだし。
でも、ちょっとだけ……ちょっとだけ甘えさせてね?」
エフィネが軽鎧を外すのを察して、椅子から立ち上がる。
膨らんでいた股間をどうにか調整し、悟られない様に抑えると彼女の用意が整うのを大人しく、どこか不安げに待った。
お願いが不自然じゃなかったろうか、後で怪しまれたりしないだろうか、と思いを巡らせていたが、彼女の準備が整えばそんな事はどうでも良くなって。
「えへへ、ぎゅーっ……ふわぁ、あったかい……」
ピーターから見れば、変わらず素肌を晒した女が腕を広げて待ち受けている。
思わず押し倒したくなる衝動を堪え、その柔らかな胸の中へとすっぽりと納まっていく。
視界は肌色だけれど、確かに布越しという不思議な感触に包まれながら柔らかな金髪を撫でられて。
「えへへ~……ありがとぉ、エフィネおねーさん……」
■エフィネ > 今のところ、女には怪しんだ様子もない
庇護欲と応援したい欲、もちろん魅了の効果等々、色々と好意的な要素が今のところは積み重なっているし
少年の姿であるから、ハグ程度は違和感なく受け入れている
「ありがと
…ピーター君、大変だろうけど挫けちゃだめだよ
絶対いいことあるんだから、ね」
ぎゅーっと。しっかり抱きしめてなでなでもしながら、部屋を綺麗にしてくれるという男の子に、優しく声をかける
ただの成功談と言われればそれまでだが、自分がなんとかうまくいったから諦めないでと真面目に告げる
きっと苦労しているのだろうな、なんて思っているため優しい行動だ
この相手が、賭け事で大儲けしてきたなど知る由もない
「…もう少し大丈夫だから、寂しさがマシになるまでしといてあげる」
刻限はあるものの、それは元々自分の可処分時間だ
好きなように使うことができる
多少身じろぎされたとしても気にせず、優しいハグを続ける
時々、苦しくないかな?と気にして体を離して、大丈夫そうならまたハグ…と繰り返していき
そのままであれば…満足するか、しばらくすると離れて
じゃあ一旦お別れだね、と告げるだろう
■ピーター > 振り返ってみれば、知り合ってから初めての接触だなあ、なんて感慨深げに思ってみたり。
手を繋ぐことすらなく、ハグが出来たのは偏に少年姿様様だと思わざるを得ないピーターだった。
一度築いた印象を崩してしまわないよう注意しなければ、と衝動的な行動を控える事を肝に銘じて。
「うん、僕も頑張るよっ
エフィネおねーさんも、頑張ってね。
そしていつか、一緒にお仕事、出来たら良いなぁ」
確りと抱き締めて貰い、頭まで撫でて貰いながら甘えるように擦り寄って。
苦労はまあ、人並みにはしているものの、彼女が思う様な苦労とはまた別物である。
が、その勘違いもこれ幸いと利用していく。
「ホントに?えへへ……じゃあ、遠慮なくっ」
想定していたよりも長い時間ハグをして貰い、十二分に目と感触で優しい女冒険者を堪能する。
素肌の感触も味わえれば、なんて思いながら繰り返し、仕切り直す様にハグをして、すっかり満悦となったピーターだった。
もし彼女が今後顔を隠して現れても、胸だけで当てる自信がある、と要らない自信まで抱える。
そうしてどちらからともなく離れて、一度大きく深呼吸し。
お別れを告げられれば、少し名残を惜しみつつも、うん、と頷くピーターだった。
宿の外まで見送る事を提案しようとも考えたが、断られるのは目に見えていたので、部屋から彼女が階段を下りていくまでを見届ける事だろう。
■エフィネ > 「…意外とあまえんぼさん?
討伐依頼とかで怖いお兄さんと一緒になっても、怖がっちゃだめだよ
意外といい人たちが多いからさ」
勿論ごろつきも多いから、気を付ける必要はあるが人間不信になりすぎても生きてはいけない
そういって諭しながら、じっくりハグをした後離れる
ぱちん、ぱちん、と軽鎧を付けてすっかり元の状態に戻る
ぐ、と伸びをして…少年に肢体を見せつけてから
「よし。じゃあまたね
あ、あの娼館通りは酔っぱらいも多いから気を付けるんだよ。それと、お店はもうちょっと大人になってからね!」
お姉さんポジションに収まったからか、小言も言いつつ
じゃあね、と言って宿を後にしよう――
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からエフィネさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からピーターさんが去りました。