2025/04/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にメアリさんが現れました。
■メアリ > 貧民地区のとある酒場から外套を身に纏った女が一人で出てくる。
その足取りはどこか覚束ない様子にも見て取れるだろう。
「あぁ、なんですあの妙なお酒は……
珍しいモノと聞きましたが、少量で大分酔ってしまいました……」
そう独り言を零しながら、メアリは雨宿りも兼ねて入った酒場を後にして貧民地区の薄暗い通りを行く。
湿っぽい空気を肌で感じながら、濡れた地面を踏んで行く先はまだ決まっておらず、ひとまず酔い覚ましでもしよう、と
酩酊感を強く感じながらふらふらと散歩。
「あぁ、これはだめです……やっぱ少し座って休みましょう……」
だがあまりの酩酊感の強さに早々に散歩を中断すれば、路地から外れた適当な場所に崩れるように座り込む。
廃屋の壁に凭れ掛かり後頭部を預ければ、足を崩し、無防備にも目を閉じて休み始めて、
酒のせいで判断力が鈍っているせいか、通りから外れたこんな場所に人が来るわけがないと勝手に思い込んで警戒もしていない。
人が来たとて薄暗いこの場所では浮浪者にでも思われるだろうと考えているものの、メアリが思う以上に今夜は月が明るく
よくよく見れば女が一人で倒れ込んでいるのは容易に見て取れる。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からメアリさんが去りました。