2025/03/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にキールさんが現れました。
■キール > 雪のちらつく貧民地区をぶらりと歩く巨躯の男。
空から落ちてくる湿り気を多く含んだぼたん雪は水たまりの上に落ちれば通りに面した窓から漏れる光に照らされながら溶けて消えていく。
吐き出す空気は白い靄を作るも通りにながれる風に攫われ消えるが、重い雪は僅かに軌道を変え男の体にぶつかりその熱によってすぐに溶け、服へと染み込んでくる。
「ふむ。 流石に冷えるな…」
等と呟く言葉、体温も靴の裏から濡れた上に冷やされた石畳に吸い取られるような錯覚を感じてしまう。