2025/02/24 のログ
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ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にノア = セシルさんが現れました。
ノア = セシル > 貧民地区の、細く薄暗い路地裏 ── 行き止まった外壁に背を預けた女が、三人の見知らぬ男達に追い込まれている。

「 だから違うって言ってんでしょ !! 」

女がここまで追い掛けられていたのは、ミレー族と間違われた為だった。先日とある妖仙にかけられた術が不運にも酒場を来店中、不意のくしゃみによって発動。頭には髪と同色の耳、短いワンピースの裾からは細く長い尾が生えてしまい… “人に化けたミレー族が紛れ込んでいるぞ” と騒ぎになれば、周囲の態度は一変。未だ少なくない差別意識により その種族を下に見る者達が、女を捕らえようと追い掛けて来たのだった。

「 離して、っ……… 」

ミレー族ではないと何度主張しようとも、そもそも聞く耳を持たぬ相手には意味をなさず。そのまま男の一人に抑え付けられてしまえば、ヒールでその足の甲を思い切り踏み付け抵抗した。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にキールさんが現れました。
キール > 男の庭でもある貧民地区をいつものように暇つぶしの面倒ごと探しにぶらついていた男。
退屈晴らしにいつでも殴り合いができるようにとグローブまで付けて歩いていた折り、そう遠くない場所から聞こえるもめごとの音。

口角を僅かに上げ瞳はギラリと輝きを帯びてそちらへと足を向ければなにやら囲んでいる男3人の姿でよくは見えないが女一人。

丁度女が抵抗の為に甲を鋭いヒールで踏み抜き悶絶の声を上げた男に残りの男達の意識が向けられた瞬間に男は足を滑らせ距離を詰め男たちの後頭部を掴み頭骨が軋む程に締め上げながら二人の頭を無造作にぶつけ合う。

路地裏に響く鈍い音、頭部への衝撃で意識を失い巨躯の男が気絶した二人の頭を離せばぐしゃりと崩れ落ちて。

「よう、随分と楽しそうな事してるな。 俺も混ぜてくれよ。 ついでにそいつは俺の女でな、加減を間違えるかもしれんが…いいよな。」

等と呟きながら何やら耳やら尻尾が生えているが見知った相手、男はそう言葉を投げ込めば抑え込む男の力も怯み自由になるか。

ノア = セシル > それは、本当に一瞬の出来事。
何やら鈍い男が聞こえた直後、後ろを取り囲んでいた二人が どさり と地面に崩れ落ちた。女に抵抗された痛みと怒りで顔を歪ませた男が 何事かと振り向けば、塞がれていた女の視界もようやく開けて ── そこに見えたのは、聞こえてきたのは、

「 ………………… キール、っ… 」

怯んで弱まった男の手を振り払い、押し退け、貴方の元へ駆け寄る。途中、横たわる二人の男を踏み付けたのは… わざとか、たまたまか。それはさておき、逃げる女へ手を伸ばす男から距離を取り、貴方の後ろへと隠れ

『 誰だテメェ、 』

なんて、この状況でも威勢の良い睨みを効かせてしまった男の結末を… 尻尾の毛を逆立てながら、じとりと細めた目で見詰める。

キール > 地面に崩れ落ちた男を挟み、向き合う形となれば、怯んだその隙をついて拘束していた腕を振り払いこちらへと駆け寄る見知った相手。
壁の様な体の影に隠れる様に後ろへと回ろうとする相手に小さく頷いて。

「俺の名前ならそいつが今言っただろう?」

等とまともに答えずに、地面に倒れている男の体の下に脚の甲を滑らせるとひょいと軽い動きで寝ころんでいた男を蹴り上げる。

そんな軽い動作とは裏腹に大の男は鈍い音ともに吹き飛び、にらみを利かせた男に勢いよくツッコミ巻き込んで吹き飛んでいく。

「次から俺とこいつの顔を見たら尻尾を巻いて逃げるんだな。」

吹き飛び路地の壁に叩きつけられてうめく男を前に、男は一度背後に隠れたノアの腰を抱きしめまじまじと顔を見詰めてから、片手で女の頬から顎を撫でてからその顎に指を添え上を向かせると、顔を寄せ唇を奪い。
朦朧とする男に見せつけて。

「ん。ちゅ…」

ほんの少しの間口付けを楽しむと一度顔を離してから男はしゃがみ、手近に転がっていた男の懐を探って探り当てた皮袋を後ろで尻尾の毛を逆立てていたノアへと放り。
愉し気に笑みを浮かべる。

「そら、しっかり迷惑料と勉強代を貰っておかなければな。」

と声を掛けながら襟元に隠した金貨なんかもちゃっかり回収し始めて。

ノア = セシル > 警戒と威嚇の意思を、猫のような耳と尾がわかりやすく示す中… 貴方が人一人を軽々と蹴り上げ、残りの一人にクリーンヒットさせるのを見れば

「 …………………………… ッ、 ! 」

後ろへ派手に吹き飛ぶ様と、その痛々しい音に びくっと耳を震わせ。貴方が腰に手を回すまで、琥珀色は三人を睨み付けていたけれど… 顎に添えられた指に視線上げれば、こんな姿になっても いつもと変わらぬ視線を向ける貴方に、安心したのか ふ… と肩の力を抜いてから礼を述べ

「 ありがと。 ──── ん、… 」

近付く貴方の唇に自ら唇を寄せ、口付けに応えた。そうして、貴方が男達から徴収した “迷惑料” も しっかりキャッチすると、愉しげな笑みにつられて 女の顔にも笑みが戻るも… 片手には革袋、もう片方の手では 尻尾が動く度捲り上がるスカートの裾を抑え、もぞもぞと落ち着かなそうに貴方を待った。貴方が回収を済ませれば、そのジャケットを指差し申し訳なさそうに首を傾げて

「 ねぇ……… ジャケット、貸して… 」

キール > 毛を逆立て警戒と威嚇の石を分かりやすく示すノアを横目に男は手早く残りの男も処理をして。

何やら驚いている様子の相手を楽し気に見詰めながら、腰を回し、頭上でヒコヒコと揺れる猫耳を眺めながら見つめていれば肩の力の抜けた相手からの礼を受け取ってから重ねる唇。

そんな口付けを味わってから、ほいっと迷惑料を徴収し、残りの男達からも皮袋を回収しながら戻ったところで何やらもじもじとするノアを楽し気に見詰め。

強請る言葉にフムと頷きながら改めて相手の下肢へと向ければ抑えられながらも捲れあがったスカートからちらりと見える太ももを見詰めて。

「まぁ、いいだろう。」

呟いてから男は来ていたジャケットを脱ぎ女の元へと歩み寄ると、脱いだジャケットをノアの腰元に巻き付けながら猫耳に口付けを落とし。

「だが、あとでたっぷり見せてもらおうか。」

等とふわふわの飾り毛が唇を擽るのを感じながらそんな言葉を囁きつつ、男のジャケットの上からノアの尻に手のひらを回し、むにゅりと揉みながら引き寄せつつ、指で尻尾の根元を擽る様に撫でようとした。

ノア = セシル > 寒い中脱がせてしまうことに申し訳なさを感じながらも、ありがたくジャケットを借りて。意図を汲み取った貴方がジャケットを腰に巻き下半身を隠してくれたなら、

「 …………ありがと、っ… 」

ぽふっ とその胸板に身体を預けて抱きつき。いつもと変わらぬ態度で接してくれている貴方に、二度目の礼を口にした。唇が触れると、擽ったそうに ぴくっと耳を震わせて

「 ………っ、家までこれで帰るの ? 」

この姿のまま外を歩きたくはなくて、困ったように眉を下げる。態度の変わらぬ貴方にならば見られても構わないけれど、いつになるかもわからない術が切れる時まで 男三人が転がる こんな路地裏にいるのも嫌だった。

キール > ジャケットを脱げば下のシャツは男の身体を窮屈に押し込めていて、ふとした拍子に盛り上がる筋肉によって生地に山が生まれる。

「気にするな。」

腰に巻き終え、男の胸板に体を預けるように抱き付いてくる相手を男は受け止めて。
柔らかな毛に包まれた猫耳の感触を味わってから…離れる唇。

「なんだ? じゃぁ、俺の酒場兼塒にでもいくか?」

等と笑いながらジャケット越しに尻を揉みながら片手を背に回し、ひょいっと抱き上げれば今回は向き合う形に。
自然と男の大きな体によってスカートとジャケットの中では足が大きく広げられて、膝から先は露出してしまう。
その代わりにノアの股座お腹や柔らかな胸、顔は男の鍛えられた体が包み込み熱を伝える。

ノア = セシル > 「 酒場 ? 兼、ねぐ ら……… ? 」

そう言えば、貴方の私生活を何一つ知らない。ぱち と瞬き一つ 貴方を見上げていれば、不意に抱え上げられ浮かぶ身体。落ちぬよう反射的に抱きつくと、まるで歩き疲れた幼子のような状況に ぷは、と小さく吹き出して

「 ちょ、っ……… これはこれで恥ずかしいってば /// 」

貴方に抱えられ愉しげな声を漏らす。窮地の後の安堵感もあってか、恥ずかしさで顔を隠す為か、その逞しい胸板に顔を埋めて。女を抱きかかえた貴方が向かうまま、路地裏を後にした ──

キール > 「あぁ、俺が面倒を見ている店だ」

等と小さく笑いながらふわりと浮かぶ女の身体反射的に抱き付く相手に男は小さく笑いながらゆっくりと歩き始める。
勿論腕の中の相手、ただおしゃべりしながら運ぶような男ではなく時に頬や項、耳や額に口付けを落としたり、大きく広げざるを得ない股座に男の腹筋を押し付け擦り上げたり、服の上から大胆に尻を揉む様に指を動かしていたとか。

「恥ずかしがるノアを堪能できてこれからはこちらも良いかもな。」

と、軽く笑っていたとか。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からキールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からノア = セシルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にミレーナさんが現れました。
ミレーナ > 貧民地区のとある酒場。
あまりガラの良いと言える客が少ない店内でカウンター席に陣取っての飲酒。
海が恋しくなり、早く船に戻ろうと考えはしたがつい寒さに負けて適当な酒場に。
そこで酒と温かい料理を堪能してはすっかりと気を抜き、酒のお代わりを頼んで。

「ん~、おいしい。ここはいい店ね、マスター」

そう不愛想なマスターに声をかけてはチップをカウンターに置いて笑い。
美味しい料理を追加でと適当に注文をすれば、何かの煮込み料理が出されてくる。
それをフォークで突いては口に運んで笑みを浮かべ。

「これで可愛い子でも居れば最高よね」

そう口にしてはケラケラと笑って酒を飲み、楽し気に食事を続けて。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からミレーナさんが去りました。