2025/01/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からリコッタさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 露店街」にニュアさんが現れました。
■ニュア > 油の匂い、肉の焦げる匂いに焚きしめられた香の匂いと
娼婦の化粧の匂い。そして溝で腐った水の匂い。
その通りは姦しく、様々な匂いと澱んだ活気でごった返していた。
この露店街に、とある旅商人が稀少素材の露店を出している――。
そんな話を小耳に挟んだのはギルドでのこと。
はるばる砂漠より、稀に来るというその旅商人は、
王都では売らない品を多々持ち込むことで一部の商人の間で名が通っている。
少年風貌のその薬師も、以前別の街でその商人に遭遇した。
その時買った、生薬を混ぜる際の触媒とする砂岩が、なかなかに良質であったから、
また買えるなら、とわざわざ出向いてはみたものの――――。
「人多ッ。 臭。 ……ウザッ。」
既に猥雑な喧噪の熱気に辟易としている。
客引きに腕を引かれ、邪険に振り払ったら酔っ払いと肩がぶつかる有様。
次の角まで歩いて目当ての露店が見当たらなかったら帰ろうかと思い始めていた。
ご案内:「王都マグメール 露店街」にグライドさんが現れました。