2025/01/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 炊き出し会場」にルーベルさんが現れました。
■ルーベル > 貧民地区と平民地区を隔てる場所を示す様な広場。
その日その場所で行われているのは、気紛れな貴族が高貴な血の義務と声高に主張しては行われる『救済の炊き出し』。
参加する者の思惑は様々。それこそ気高い志の者もいるし、ただの偽善と割り切りながら金を出した手前と顔だけ見せる者もいる。
実際に一食にも困る者には受けもよいのだろうけれど、貧民自体への恒久的な救いには成り得ず。
むしろ餌に釣られて少々小奇麗にして寄ってきた顔立ち整った者などはこの場で囲われたり、後々所在が分からなくなったりと良い結果ばかりではないのが実態ではあろう。
それでも貴族同士や大店商人、貧民出身の成功した者などがそれぞれの思惑から開催している。
手伝いにと雇われた教会などの関係者、冒険者、平民なども入り混じる、一種独特の空間。
「力自慢も、成金も、貴き血も、その場しのぎが精一杯か。世知辛いものよのぅ」
そんな場所でも護衛に囲まれ施しの様子を眺めるだけの貴族たち。そのうちの一人であるルーベルが益体も無い事を漏らしては、近くにいた別の貴族に苦笑される。
手ずから貧民と対峙して給仕めいたことをする奇特な貴族も居なくはないがやはり少数派。
一応は…と参加し一部の貴族は催しの一つと割り切って離れた位置から眺めるばかり。
そんな中見るだけでは飽きたのか、何か興でも引いたのか、その席から離れて周辺へと足を向ける男。
衛兵らしき者が一応は止めるも手で構うなとばかりの仕草を見せては、人の間を歩いて周る。
なにか面白い手合いでもいないか、いっそ不埒者でもいれば面白いのにとばかりに。
■ルーベル > 結局その日は格別に騒ぎも起こらず。特筆して目を惹くような誰かも見つからず。
主催者の意図通りの振る舞いだけを形だけはして、退屈そうに過ごして…。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 炊き出し会場」からルーベルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にイグナスさんが現れました。