2025/01/13 のログ
ご案内：「王都マグメール 貧民地区 冒険者ギルド」にゼオンさんが現れました。
■ゼオン > 貧民地区にも冒険者ギルドは存在する。
平民地区では登録できないミレー族もいれば、脛に傷を持つ者、他のギルドから追放されて流れ着く程度には
素行の悪い者が集うような吹き溜まり。
それでもそこには仕事は流れ込んでくる。
下水道のどぶ攫い、墓地の毒草採取、戦場跡の荼毘回収等、
利益は出るがおよそ平民地区では忌避される内容が多い。
その中で安酒を煽れる併設の酒場にたむろする者も柄が悪い者が多く、
更に言えば、明らかに冒険者とも言えないならず者達が陣取っていた。
「マジであの貴族笑えるわー。もっぺん襲わねあれ？
一回俺等舐めたらどうなるか分かっちゃったんだからさー、カモらねえとなぁー？」
「そうかぁ？ なんかあいつ反応がつまんねえんだよな……。金になるならいいけどさ。」
「……ぁー、ゼオン君が言うなら、やめとくか？」
ビンごと酒を煽って、集団の中で白けた物言いで吐き捨てる男の言葉に、
他のごろつきは不快感を見せるどころか顔をひきつらせて同意に流れていく。
ならず者達の中心人物。その男の実力にこびへつらう手合いに、辟易した表情で。
（あいつ等が紹介してえって言うから付き合ったけど、何だこいつ等）
腕に覚えがある、面白い発想でつるんでくる者達からのつてで顔を合わせた物の、
出てくるのは安い武勇伝と向こう見ずで無計画な、つまらない毎日の繰り返し。
（おもしれえことねえかなぁ……。イイ女でもいれば別なんだけどなぁ……。）
ご案内：「王都マグメール 貧民地区 冒険者ギルド」からゼオンさんが去りました。