2024/12/15 のログ
:: [一覧へ] :: :: ::

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタマモさんが現れました。
タマモ > 王都マグメール、貧民地区。
とある場所にある、ちょっとした広場、そこにある一本の樹木の上に少女の姿はあった。
いや、なんでそんなところに?と言われそうだが、それには理由がちゃんとある。

散歩して、ちょっと休憩がてらに、乗っても枝が折れなさそうな木があったので、そこに寝転んだ。
今日は、それなりに日が照っていたので、それなりに温かく、つい寝入ってしまった、と。

「………はっ!?」

がばっ、と体を起こし、きょろきょろと見渡し、状況確認。
木の枝の上なのに、落ちたりしないのは、こうした事にも慣れているからで。
ともあれ、状況を認識すれば、ぐーっと伸びをして、軽く体を解してゆく。

「あー…これはこれは、結構長い事、寝てしまったようじゃのぅ…」

空を見上げれば、夜空を照らす月の角度で、大体の頃合いは見計れる。
さすがに、こんな時間に歩き回るような者達は…居ない事もないだろうが、期待は薄い。
よいせ、と枝の上で座り直し、改めて足元の広場から、その周囲へと、視線を巡らせてみるのだ。
期待は薄いが、絶対に無いとは限らないのだから。

タマモ > しばらくの間、のんびりと寛いだり、周囲を見渡したり、それを繰り返すも。
大通りも、細道も、路地裏も、さすがに何の気配もない。

「………ふむ、となれば、今日は撤収じゃろうか?」

眠気は…ほとんどないが、余り起きていても、日が昇った後に影響する。
また変な時間に起きても、と考えれば、戻って寝直すのが一番だろう。
となれば、行動は一つ。
ぽん、と軽く枝から身を浮かせ、とん、と枝に着地をすれば。
視線を、富裕地区のある一点へと向け…たんっ、と枝を蹴る。
そちらへと向かい、跳んだのではあろうが、その姿を目にする者は、誰も居ない。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタマモさんが去りました。