2024/11/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にモルガナさんが現れました。
■モルガナ > 混沌とした秩序が漂う王都の中でも、他国同様に貧民地区は殊更に無秩序を極める。
しかし、それも貧民地区なりの秩序があり、同じ王都であって独立した統率が成されてると言っても良い。
事実、モルガナも貧民地区を治めるよからぬ勢力のいくつかとやりとりはあるし、
彼等が彼等の筋を通して統制するというのならそれに越したことはない。
所詮は掃き溜め。玉座に王なきとはいえ、このような場所を治めるのは相応の者で充分、ではあるのだが。
「……。」
行方不明事件。
ただの誘拐ではない。それであれば、それこそ情報は適正に届く。
どこの勢力がどこの貴族の何女を身代金目当てにかどわかした、など、取るに足らぬ話。
だが、情報が掴めない。
平民、貧民、貴族。
問わず女性が行方を眩ます。
今回はお手上げと言わんばかりに接触してきたならず者のまとめ役へ貸しを作る為に、
一人で警邏を行う為に足を運んで。
女性ばかり狙うというのであれば、己も対象となろうか、と考えて。
■モルガナ > 「……易い手ですわねぇ」
何も気配が存在しない場所を、嘆息一つ両断する。
何のことはない。淀んだ貧民地区の空気の中で、その場だけが澄み切ったように”何もなかった”その場所に
技術だけ見れば高難度の隠匿術で潜んでいた術師が縦に裂かれて倒れ込む。
拍子抜け、と言うべきか。
二つに割れた首級を切断し、革袋に詰めて姫騎士はその場を後に立ち去っていく。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からモルガナさんが去りました。