2024/11/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏路地」にピーターさんが現れました。
ピーター > 貧民地区の路地裏、無造作に積まれた木箱の上に、ピーターは腰掛けていた。
時に青年姿、時に少年姿と状況や気分に応じて姿を使い分け、学院やギルドでの仕事を熟したりして日銭を稼ぎ、
賭場で勝負に出ては勝ったり負けたりと気儘に自堕落に過ごして来たのだが。

「う~ん……そろそろ魔力吸いてえなあ」

と、自身の能力その他を維持するための魔力が不足してきたのを感じ。
学院で女生徒を毒牙に掛けるのも面白そうには思えたが、今日は何となく屋外の気分だった。
そんなわけで、あまり人が訪れなさそうな路地にて獲物が迷い込むのを待ち構えているのである。

「出来ればムチムチでぽよんぽよんな子が良いなあ」

ピーター自身も家出少年の風体を装いつつ。
ぶらぶらと足を揺らしながら、人が来ないものかと周囲に気を配り。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏路地」にルイーゼさんが現れました。
ルイーゼ > 「あー、もう……困ったな」

それなりに賢そうな野良犬を一時テイムして複数の探し物の依頼に挑み。
途中までは順調であったが、その都有に急に野良犬が走り出しその後ろを追いかける。
その時点で別の犬に変えればよかったのだが、それまでに既に探し物のいくつかを見つけていたので、次を見つめたのだと思い。

そして犬を追いかける間に平民地区から貧民地区にまで移動してしまい。
その上に追いかける間に通りから路地裏に入ってしまう有様。
更にはその犬との繋がりが急に切れたのを感じ、逃げられた時がついた時には既に、ここはどこ?状態。

「多分、戻れば大丈夫だよね」

知らない場所ではあるが戻れば平民地区に戻れるはず。
そう考えては来た道を戻り始め、途中に分布があったとは気が付かずに歩き、
そして進む先、木箱に腰を掛ける小柄な人影に気が付くと、道を聞いてみようと近づいていく。

ピーター > 「おや……?」

木箱に腰掛けて数刻、ちょっとお尻が痛くなって来たかなと思い始めた頃。
路地の奥から人影が来るのが見えて、わずかばかりの期待が過ぎる。
やって来るのが男であればちょっと落胆するところだが、果たして現れたのは見知った少女であった。

「あれ、ルイーゼお姉さんじゃん
 やっほー、ひさしぶり。僕に会いに来てくれたの?」

なんてね、と笑いながら木箱の上から手を振り笑顔を向ける。
期待した通りの獲物が掛かった、と内心では邪心たっぷりに笑っているのだが、そんなことは微塵も感じさせない見た目相応の無邪気な笑顔だ。

ルイーゼ > 多少距離はあるが、座っている人影の大きさから大人ではない。
なら危険はないだろうと近づいていき、そうするとやがて座っている人影もはっきりと見えるようになり。
そして見えてしまえば、足が止まり顔が赤くなって。

「ピ、ピーター君?
久しぶりだね、元気そうでよかった。え、ち、違うよ」

笑顔の少年とは裏腹に多少挙動不審のようになってしまいながらも挨拶を返し。
それでも変な人でなくて良かったという思いも強く、無邪気な笑顔を見せる少年に近づき。

「知ってる人で良かったよ。ね、暇なら僕を平民地区まで案内してくれない?」

これが知らない人なら頼みにくいが、少年なら大丈夫だろうと考えてお願いをしていく。

ピーター > 「えぇー、違うのぉ?
 僕はルイーゼお姉さんにまた会いたいなあって思ってたのにー」

こちらに気付くと顔を赤くして足を止め、困惑の様相を見せる少女に対し愉快そうに笑いながら揶揄いを続けて。
ちょうどルイーゼと同じ高さに積まれた木箱に腰掛けているため、見下ろす様な体勢だ。
ニコニコと幼げな笑みを浮かべたまま、視線は豊満な肢体を舐める様に見回すのを隠そうともせず。

「お姉さんを案内?
 なぁんだ、ルイーゼお姉さん迷子になっちゃったの?
 うーん……別に案内してあげるのは良いけど……」

にっこり。少女の勘が鋭ければ碌でもない事を考えているだろうことを見抜くのは容易い笑み。

「案内してあげる代わりに、またお姉さんとこないだみたいな事、させてくれたら、いーよ?」

えい、と木箱を蹴って宙に身を躍らせる。そのまま飛び込むように少女へと抱き着きに掛かり。
受け止めようとすれば、想像以上の軽さで難無く受け止める事が出来る事だろう。

ルイーゼ > 「違うよ、依頼で迷っただけだし。
それに僕がこんな場所に来たら危ないよ。
後ね、こんな場所にいるって知らないからね」

愉快そうにして揶揄うように話す少年に、少し顔が赤いままに返し。
自分と同じぐらいに積まれた木箱によく座れると見上げるようにして。
そして見上げていれば、視線が体に向いているのに気が付き、かばう様に腕を動かして。

「迷子っていうか……案内してた子が逃げちゃってね。
だから帰り道が分からなくなっちゃったんだよ。
暇そうだしいいよね?」

迷子と言われると違うと言いそうになるが、案内役の犬が逃げたことを説明し。
そして少年の浮かべる笑み、それが禄でもないことの前触れに見えて。

「こ、この前って……こ、ここ外だよ!?」

感じたとおりの禄でもない提案、それに驚きの声を開け。
そして木箱をけって飛ぶ少年が落ちてくる。
それを反射的に抱き留めるようにして受け止め、その軽さに驚いてしまって。

ピーター > 「ふーん、依頼でかぁ……
 残念、僕に会いに来てくれたんなら、いっぱい可愛がってあげようと思ったのに。
 あ、間違えた。いっぱい可愛がられてあげようと思ったのに」

減らず口を叩きながらも、自分の視線から身をかばう様に腕を動かす少女の仕草に笑いそうになるのを踏み止まる。
よっぽど恥ずかしいんだなあ、と楽しそうに先の邂逅の時を思い返しては、ごくりと喉が鳴って。

「暇そうだから……ってのは聞き捨てならないかも。
 これでも魔力が減ってて調子出ないんだからー」

む、と口を尖らせるもこの後の事を考えれば、まあ良いか、と。
その代わりたっぷり吸い上げてあげよう、と決心しつつ木箱から離れたのだった。

「ふふふー、この前だって本屋さんだったよ?
 だいじょーぶ、人が来ない様にしてあげるから……ね?」

木箱から離れて少女の腕の中に納まる。
甘く柔らか感触に頬を緩ませ、豊かな胸元を覆う服に指をかけて―――

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏路地」からピーターさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏路地」からルイーゼさんが去りました。