2024/11/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にキールさんが現れました。
キール > 昼下がりの貧民地区。
最近勢いをつけ始めたならず者集団が占拠する酒場へと向かって歩いていく。

冒険者ギルドの仕事のついでに自分の商売の邪魔になる連中である。
しかも依頼の達成内容はならず者集団の排除のみ。
改修した財貨を依頼人に戻す必要も無い上に、最近目障りだった連中が排除できるという濡れ手に粟、一石三鳥とばかりの男にとって美味しすぎる依頼。

ちなみにならず者たちは恐喝、脅迫、誘拐、人身売買。
誘拐された都娘でも居たら面白い事にもなるが…。

そんな事をぼんやり考えている内にたどり着いた店の前。
扉の前でだべる男達に男は何事もなあ烏賊の様にひらりと手を振って挨拶をするが、男の風貌を見たとたんにいきり立ちはじめて。

何やらがなり始めるが、聞く気も無い大男は左手で繰り出す平手で一撃。
鼓膜が破れ三半規管と脳がその一撃で揺らされ膝から崩れ落ちる男の横を通り過ぎ、門の前に。
大木のような足を振り上げ、ノックする代わりに扉に蹴りを叩き込めばその一撃で蝶番は外れ、寄る辺を失った扉は蹴りの衝撃によって吹き飛び、訪問者の来訪を伝えながら扉に集まったならず者たちを再び店の中に押し戻していく。

そこから始まるのは一方的な蹂躙。
けたたましい音が店内から貧民地区の通りへと響き始める。

キール > もし二階や別の部屋に囚われた物がいれば、状況が変わったことが伝わるだろう。
一方でその音の主は、時に殴りかかってきた腕を絡め取り、盾にしたり、鈍器代わりに使って別のならず者を殴り飛ばしたり、店の中はしっちゃかめっちゃかに。
ひっくり返るテーブルに砕けた椅子に転がるスツール苦悶の声を上げて突っ伏したりひ、カウンターにひか掛かる様に寝そべる男達。

男はその中で、気の弱そうな男だけを残してそれ以外全員から抵抗する力を奪い、掃除とばかりに部屋の片隅へと投げ込んでいく。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からキールさんが去りました。