2024/11/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にキールさんが現れました。
キール > 平民地区に食い込む様に存在し、平民たちも時に近道の為に通る事もある路地を闊歩する巨躯の男。
路地の空にある差し込む月明かりに照らし出されるその体は筋肉で盛り上がり其れをつつむかのような着崩したスーツがどことなく男の剣呑な雰囲気を強調するかのようで。

男が向かう先は自身が根城にしている店。
その途中に気に入った女でも居れば攫うか口説いて連れ込むか。

そんな事を考えながら男はゆっくりと狭い路地を進んでいく。

キール > うっかりした都娘になぞそうそう出会えるわけでもなく、
かといって病気無しの商売女であればいざ知らず、貧民地区に堕ちた様な病気もちの女等わざわざ買ったり襲ったりする気にもなれない。

路地にながれる埃っぽい空気匂いを嗅いでも混ざるのは饐えた匂い程度。
女の匂いでもすればその匂いを追ってみるのも一興だがそれも無ければ小さく舌打ち一つ。
鋭い猛禽染みた視線で行く道を見詰め、鼻と耳で何か面白そうなトラブルが起きていやしないかと気を傾けた。

キール > 男はそのまま闇の中へと足を進め、自身の店へと向かうのであった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からキールさんが去りました。