2024/10/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタチさんが現れました。
■タチ > 非合法な香りが漂う、昼時なのに薄暗く感じる貧民地区のとある通りにて。
「……この持ち合わせでは、ままならぬか……」
遠方で人斬りの仕事を終えた女剣士は、報酬を手に王都で遊ぼうと考えていたがもろもろの出費が重なり、
贅沢には手が届かなくなってしまった。
命の駆け引きをする戦場では、五体満足で無事に帰れるだけ幸運な話だが傷の手当や武具の修理の額は馬鹿にならない。
王都の騎士に所属していれば装備や各種手当が充実しているものの、流れの身となればせいぜい死亡手当や廃業もやむを得ない重症程度。
「聞けば、この辺りにもそういう店はあるとの事だが……はたして」
戦利品なる女にも恵まれず溜まり続ける一方であった。
最悪、安い店で軽く抜くだけでも と、生身の女には存在しないモノを疼かせながらめぼしい女はいないものかと。
富裕地区に比べれば流石に質で劣るが、酒場や戦場の噂では様々な事情で貧民地区でも凄まじい大物や美女が抱けるという。
女剣士はそんな噂の真偽を突き止めるべく、危うさを伴う街並みを見渡しながら娼館らしき店がないか見渡していく。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタチさんが去りました。