2024/07/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 夕暮れ時の貧民地区、路地裏。――どことなく気持ちの悪い空気は、こういう場所だからだろうか。
じとりと肌に張り付いて、蒸し暑い。なのにふると体を震わせた。
「んー……悪い空気。だな、おい。」
視線を周囲へ。どこからか見られてるような気配すらある。
実に心地悪い。気のせいだともわかっていたし、そもそも何が出てきたって問題なんてないんだけども。
やれやれと肩を竦める。
――思考を切り替えよう。路地裏の真ん中で腕を組んで仁王立ち。
「飯、どうすッかなあ。」
なんだかんだ、考えるのはそういうこと。
■イグナス > さて、あまり考え続けていても、仕方ない。先に何が待っているかもわからないけど、ゆっくりと歩き始めて…。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にグスタフさんが現れました。
■グスタフ > 場末の酒場で酒を買って、路上のベンチでちびちびやりながら過ごしている。
見る人が見れば、その男が薬物の密売人としてここにいることを知っているが。
そのほか大勢から見れば、ただの飲んだくれである。
客がいなければ、本当にただの飲んだくれであり。
今の彼はただの飲んだくれであった。
それもこれも粗雑な薬物が最近出回り過ぎている為なのだが。
上客に流すものがないので、こんなところで薬物の流通の一翼を担っていた。
とはいえ、その仕事もやる気なく、街行く人を物色して股座を掻こうかという有様。
「こんなとこにいい女なんているわけないかぁ」
■グスタフ > 道端でちょっとした騒ぎがあった。
曰く、騙されたとかで男と女が騒いでいる。
「あ~ぁ……みっともないねぇ」
一通り騒ぎが収まってから、残された通りを見て呟く。
「値を釣り上げすぎなんだよ……適正なものを適正で売らんとね」
小さな袋の白い粉を振って見ながら。
「粗雑な品には、粗雑な値を……無駄に吊り上げるもんじゃない」
ため息を吐きながら。
「ま、買い手が欲しがっていれば別だな」
■グスタフ > 「例えば、これを死人が生き返る薬として売ったら……詐欺になるな」
袋から取り出して、ひと舐めする。
ただの麻薬だ、ひとを生き返らせる力はない。
「だが、ひとが死んだ悲しみを忘れさせるくらいはできるかもしれない」
……ぺっと吐き捨てる。
「こんな粗悪品じゃ無理かな」
背を反らして立ち上がる。
「あー、女探しに行こうかっな」