2024/05/22 のログ
■クロス > (何杯目かのウィスキーロックを流し込む
その表情に酔いの表れは全くなかった)
「…そろそろ行くか…。」
(少し落ち着いたか、酒にも飽きて席を立つ。
勘定を済ませれば外の風を浴び、向かう先は同じく娼館通りへ
今夜は発散できる…淡い思いを持ちながらも夜に姿を消していく)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 酒場」からクロスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアストラさんが現れました。
■アストラ > 薄暗い路地裏は夜も更ければほとんど闇。
娼婦のように肌を晒し、豊満な乳房の半分や深いスリットで白い太腿まで露出させた女が一人で歩くには危険な道。
長くうねる蒼銀の髪をさらりと払い、睫毛の下の金色の双眸は路地の奥へと向けられている。
細い腰のくびれ、しなやかな下腹のライン、尻肉の谷間すら見えそうな下着もつけていない女は、その手に乏しいランタン一つだけ持って細く狭い路地をゆっくりと歩いている。
「ここも、数か月程度ではそう雰囲気は変わらないわよねぇ……」
誘っているのだけど、乗ってくる気配はあまりない。
これも冒険者ギルドから任された依頼の一つ。
貧民地区の掃き溜めに女たちが攫われているから、その具体的な調査。
恐らく犯人は複数いて、ターゲットは若い娘や見目のいい美人などが狙われやすいのだとか。
だから囮として最適なアストラ自身が、こうして練り歩いているのだけど。
流石に冒険者っぽいから警戒されてるのかしら?なんて頬に手を当ててこてんと首を傾げた。
アストラはいわゆるソッチ方面では顔も名もそこそこに知られているので、リークされているのかもしれない。
「お尻でも振ったら来てくれるかしら」
揶揄するように笑って、小さくつぶやく。
ご招待してくれるのが一番手っ取り早くて助かるのだけど。