2024/04/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアキアスさんが現れました。
■アキアス > 貧民地区の路地裏。
その日の午前中受けることのできた割のいい依頼を片づけて、
貰った報酬で昼下がりから安酒を飲んで仲間と騒ぎ。
そうして店を幾つかはしごしては、夜はこれからという時間までに潰れてしまい、
路地裏でぐぅすかといびきをかいて小一時間。
不埒者に身ぐるみ剝がされても、難癖付けられても不思議でないものの、
明らかにガタイがよく手を出しては面倒と思われたり、憑りついている淫魔がしょうがないなぁとばかりに催眠で追い返したり。
幸運にも味方されての、硬い硬いベッドでの、目覚め。
「……んぁ。……ぁ? ……ンだ、カラかよ」
通りから、夜の喧騒の声も聞こえる。酒場かなにかが近いのかもしれず。
遠巻きに様子を見ている浮浪者の視線も感じるが、気にせず手に持っていた酒瓶を口につけ、中身が無くては文句を言って。
塒のある地区とも違う風景に、まだ酒精の残る頭を揺らしながら、周囲を見回して。
冒険者としてはそこそこ長い身であれば、こんなところを知人に見られればどうなるだろうか。
心配されるか、笑われるか。あるいはまだ宵の口だと、連れ回されるか。
想像しては、いつもの扱いとそう変わらないな、と、背伸びをして。