2024/03/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアーディスさんが現れました。
アーディス > 「あぁ、全く。 いちいち喧嘩売ってくんじゃねぇや。
 鬱陶しい事この上ねぇだろうが。 あぁ?」


(貧民地区。
 以前知り合いの術師から聞いた話を確かめるのに、情報を集めていた。

 ……いたのだ。
 いたのだが、身なりがそれなりに良かったからだろうか。

 ゴロツキ共に絡まれて、裏路地に連れ込まれたので遠慮無くぶん殴った。
 殺さなかっただけ情けはあると思う。

 お決まりの台詞を吐いて逃亡する連中に、一撃で殴ったら気絶したゴロツキを押し付けて。
 木箱があるから引っ張ってきて、座り込み。)

「……さぁて、どうしたもんかね。
 評判は聞いたし、行くのも悪かぁねぇんだが――

 ――俺、方向音痴なんだよなぁ……」

(正確には知らない所に行くと興味がある方に向かってしまう。
 そして自分の位置が判らなくなるのだ。

 結果的に元の場所何処だっけ、と何度か首を傾げる事多々。
 つまり方向音痴、その自覚がある青年は腕組をしながら木箱に座って考え込んでいた。

 傍から見たら路地裏にチンピラが木箱に座って考えている様にしか見えないが)

アーディス > (こういった日は女でも抱けば、と思うのだが。
 そんな宛がある訳でもない。

 元より流浪の身だ、知り合いもなかなか増えない。
 身体が鈍るのが嫌で冒険者ギルドの仕事を請けたりはしているが。)


「……ん? ああ、悪い。 ちっと考え事してたもんでな。」


(隣の家屋が店で、店主がおずおずと声をかけてきた。
 邪魔になるから、というように。

 割と考え込むと眉間に皺を寄ってしまう方なのだが、それに物おじせず言う度胸は気に入った。
 なので木箱を戻して、路地裏から出る。

 娼婦でも引っ掛けられりゃあなぁ、と思案しながら貧民地区の路地に、適当な壁に背を預けて眺める事にする。

 なお、木箱に座っていたチンピラが壁に背中を預けたチンピラになっただけだ。
 あまり変わっていない、寧ろ即応できる分だけ悪化したのではないかという疑惑すらある。)

アーディス > (ま、そんな日もあるか。
 そんな溜息を吐きながら、貧民地区を後にして)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアーディスさんが去りました。